平均株価は183円安と大幅反落、債先買い・株先売りの動きに下げ幅を拡大=東京株式市場・28日後場
平均株価は183円安と大幅反落、債先買い・株先売りの動きに下げ幅を拡大=東京株式市場・28日後場
28日後場の東京株式市場は、下げ幅を拡大。CTA(商品投資顧問業者)による債券先物買い・株価指数先物売りの動きが強まり、平均株価は前日比183円87銭安の1万3709円44銭と大幅反落した。
後場寄りは、やや下げ渋る場面もあったが、現物の商いが盛り上がりに欠ける中、先物市場への大口売りをきっかけに、下値模索の展開。「CTAによる債先・株先のアービトラージ(裁定取引)に相場が振らされている」(外資系証券)といい、平均株価は一時227円安まで下押しした。GLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が軟調に推移した上、為替が朝方に比べドル安・円高に進み、1ドル=104円台を割り込んだことも手控え要因となった。
市場からは、「CTAに資金が集まっており、株式・債券・商品などの先物市場での運用が増えている。一方、現物市場の商いが盛り上がらないため、先物に振らされている。まだ下げトレンドが出たわけではないとみているが、ブレやすい相場が続くと現物市場では利益を上げ難いだろう」(三菱UFJ証券・投資情報部・シニア投資ストラテジスト・吉越昭二氏)との声が聞かれた。
東証1部の騰落銘柄数は値上がり226、値下がり1419と全体の82%強が下落し、全面安商状。出来高は20億3859万株、売買代金は2兆2923億円だった。東京外国為替市場では、1ドル=103円台後半(27日終値は1ドル=103円85銭)で取引されている。
東証業種別では全33業種中32業種が下落。NY原油先物価格の大幅安を受けて、国際帝石 <1605
> 、石油資源 <1662
> など資源開発株や、新日鉱HD <5016
> 、新日石 <5001
> など石油株が下げ基調。ゴールドマン証がコンビクション・リスト(買い)から削除した三菱商 <8058
> や、三井物 <8031
> 、伊藤忠 <8001
> など商社株も大幅安。DOWA <5714
> 、住友鉱 <5713
> など非鉄金属株も軟調に推移した。
ドル安・円高傾向を背景に、ファナック <6954
> 、三洋電 <6764
> 、京セラ <6971
> など値がさハイテク株が指数を押し下げ。ホンダ <7267
> 、トヨタ <7203
> など自動車株も下落した。損保ジャパン <8755
> 、あいおい <8761
> など保険株も下値模索となり、三菱UFJ <8306
> 、住友信託 <8403
> など銀行株や、岡三 <8609
> 、野村 <8604
> など証券株も売られた。個別では、値下がり率トップのニチアス <5393
> や、タクトホーム <8915
> などが急落した。
半面、個別で、フルキャスト <4848
> がストップ高比例配分となり、1対2の株式分割を発表したカカクコム <2371
> も大幅高。値上がり率トップのチタン工 <4098
> や、木村化 <6378
> 、FUJIMI <5384
> なども上昇した。
[ 株式新聞速報ニュース/KABDAS-EXPRESS ]
提供:モーニングスター社