陰気です   | ギッコンガッタン 

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日々、気の趣くままに綴る雑記帳

 コロナ禍は、一部の利得者が利権を手放したくなかったり、保身の為に日本史上で先の大戦の敗戦に匹敵しかねない黒歴史になりそうです。と言うか、人類の黒歴史と言えましょう。

 この二年の間、私も含めて心の底から笑える気分にほとんどなれない人は、かなりいるでしょう。そんな、みんなから元気を無くさせたコロナ禍への思いを時系列で語る替え歌行ってみます。

 

 モチーフは、吉田拓郎の「元気です」の替え歌で「陰気です」です。何かのドラマの主題歌だった記憶があります。子どもの頃、たまに流れると心癒される感じがして凄く好きな曲でしたね。

 

 

 

誰も学校に 行ってはいけません

一年目の春 立ち尽くす私

道行く人々は マスクをつけて

今日一日でも かからないでと願う

わずかにしかない 感染者のニュース見て

しかめっ面で 三密回避 と騒いでる

色んなことできず 楽しみ見失う

それでも 誰かに愚痴も言えず

そうだ 陰気ですよと 答えよう

 

風よ運べよ アスリートたちの思い

一年目の夏 涙の大会なし

不幸の色は 上着の緑色

唇に浮かんだ 言葉は苦い味

中止や延期に 慣れてはきたけど

若さの重さが 誰にも伝わらず

リモート講義は 寝てて聞こえない

それでもコロナ禍に 心静まらず

そうだ 陰気ですよと 答えよう

 

夕暮れ時には 痛みが駆け巡り

二年目の秋 高熱に揺れている

感染止まれど 怖がる者達は

体育館やクリニック たむろし腕をだす

かすかに聞こえる 後遺症の叫びは

医者や大臣の 戯言ほど響かなく

批判にうずもれて 注射に身を任す

それでは 私は私でなくなりそう

そうだ 陰気ですよと 答えよう

 

自由になりたい 心のままがいい

三年目の冬 批判は拒むまい

どれだけ流行ったか 考えるよりも

消えるべき騒ぎに 向かって進みたい

コロナの騒ぎが いくつもの波を経て

消える日くれば 笑って迎えたい

私も今まだ 忍びの時です

言葉を選んで 渡すより

そうだ 陰気ですよと 答えよう