日本料理人山本征治さんの技をTRIZの40の発明原理の視点で分析するシリーズ、一回おいて8回目になります。また、「鰻の炭火焼」で、最初の動画は同じです。いよいよ、焼きですね。




$観察力/想像力を鍛える図化のブログ-タレかけ
焼きは、身から。少し焦げ目がついたところで火から外し、5分位で最初のタレかけ。
タレは、普通の鰻やさんみたいなドロドロではなくサラサラです。そのサラサラタレをボトルに入れて、シュッシュッとスプレーします。
多分、最初から刷毛塗りするよりも、均一に塗れているようです。身の中にも少し染み込んでいるかも知れません。この焼いてはシュッシュッを何度も繰り返します。


観察力/想像力を鍛える図化のブログ-タレ刷毛塗り
何度も塗っているうちに、バットにはみ出たタレが乾燥してドロドロになって来ます。そうなって初めて、刷毛の登場です。7分くらいです。

液体をスプレーで小液適にして塗布していますので、ここで使っている発明原理は35パラメータ変更原理でしょうね。

山本さんはTRIZなんて考え方はまずご存知ないと思います。でも、おいしい料理を作ろうと工夫した考え方が、いろんな場面で発明原理と一致しているというのは面白いです。


※40の発明原理は以下を参照下さい。
http://ishiirikie.sakura.ne.jp/sblo_files/ishiirikie/image/C8AFCCC0B8B6CDFDA4CBA4C4A4A4A4C6.pdf