物語図化法コンサルの古謝です。

10日(火)に株式会社ロゴさんの「TOC-PM評価1日コース」というセミナーを受講しました。
$観察力/想像力を鍛える図化のブログ-TOC-PMセミナー
講師の津曲さん

もの凄く気付きが多いセミナーでした。

まず、㈱ロゴのミッションをここに転記しておきます。
「日本のモノづくりを支えるエンジニア(技術者やスタッフ)が活き活きと輝きながら活動できる環境づくりに貢献する」
凄くいいですね!
このセミナーもこのミッションに則ってやっています。

曰く
「アメリカ式(契約文化前提)のプロジェクトマネジメント(PM)は日本人には向かない」
→日本人の心情や文化に合ったPMのやりかたが必要(それがTOC-PM)。

→特にありがちなのが「悪いかけもち」

「(たとえ技術的難問がなくても)所要時間の見積もりは必ずばらつく」
→だったら、ばらつきを見越した2点見積もりでやろう。
→進捗管理はバッファの余裕度で3段階評価しよう。(バッファマネジメント)
→本当に危なくなる前に「もしもの準備(リソース確保)」をしよう。
→いよいよとなったら、プロジェクト全体で力を合わせよう。

「プロジェクトの背景や目標を関係者で共有化することが必要」
→成果物同士の関係を構造ネットワークに整理して、プロジェクト後までのビジョンを描こう。(全体観の共有化)

そして何より重要と感じたのは「プロジェクトの大前提=技術的な難問は一切含まないこと」です。

人によっては「難しい課題こそプロジェクトで取り組むべき」と考えている方もいるかも知れません。
でも、技術的難問に取り組むという仕事はどうやらプロジェクトという形態には馴染まないようです。

別なマネジメント方法があるんでしょうね。それはまた別の機会に。