前回のサトウ切り餅訴訟について、別な視点から解決策を出すというアプローチについては、コメントを頂いたり、新しく読者になられた方がいたりで、数は少ないものの何か強い手応えを感じました。どうもありがとうございます。

前記事の最後に掲げた「切り餅改良コンセプト一覧表」を昨日、ある金属加工メーカーの方に説明しました。その方はそもそもの「切り餅の膨らみ方をコントロールするために、側面にスリットを入れる」という考え方に強い興味を持たれたようでした。

そして、今朝7:00に「こんなアイデアを思いついた!」って電話を頂きました。
そのアイデアとは
「切り餅の上下面にビスケットのような小さい穴をポツポツとあけておく」
というものです。

なるほど、そういう見方もアリですね。
まず、技術的解釈として、側面スリットの役割を「内部の余分な空気を逃がす」と捉えられたようです。そして次に考えられたのは「内部の余分な空気を逃がしさえすればいいのなら、別に逃がす方向は側面でなくてもいいんじゃないか」っていうことです。

図がないとわかりにくいかも知れませんが、私が掲載したコンセプト一覧表と目的とする形が違うことになります。でも、この考え方はサトウの切り餅で上下面に十字を入れていることに近いと思います。

こうやって、人によって違う視点からのアイデアが出て来るところが面白いですね。