日曜日にギター教室の発表会がありました。
やった曲は斉藤和義の「歩いて帰ろう」。
初めての3ピース(ギター、ベース、ドラム)でのステージです。
この曲、斉藤和義の曲だって知ったのは今年に入ってからですが、歌詞の内容が私の心情に合ってて、気に入ってます。(昔ポンキッキーズで使われていましたね)

$観察力/想像力を鍛える図化のブログ-529歩いて帰ろう


これは、凄い勉強になりました。
何がって、今回「お客さんを楽しませる」ことを強く意識したことが凄くうまく行ったと思えるからです。
日頃クライアントさんのところで開発の話をするとき「お客さんはだれですか?」「お客さんが困っていることは何と考えられますか?」って、機会ある毎に質問しています。

これをライブ(発表会)として見たとき、ギター弾きとしては「8.5小節のソロ部分できっちりこなして目立ちたい」と思います。直前まで何度も練習しました。曲全体としては72小節くらいありますから、実はごく一部です。

演奏を商品と考えると、お客さんは全体の品質が高いことを楽しむはずです。ということは約8割を占める「ボーカル部分」の質が実は曲全体の満足度を決めていることになります。ということを考えつつ本番を迎えました。

結果、途中ちょっとしたアンプ設定のハプニングがあり、ソロの前半が弾けない状態だったのです。でも、本番前に上のようなことを考えていたので、「ま、後半だけできればいいや」と思ったらすんなり後半4小節の頭に戻れました。そして、ソロの後のボーカルの質をもっと上げておこうと思うと、ハプニングの影響がほとんどないように最後までの演奏をこなせました。
お客さんの反応も凄く良かったです。(自分で言うのも何ですが(*゚ー゚)ゞ)

ソロが半分しか出来なかったことはギター弾きとしてはかなり残念なことなのですが、たかが4/72しかないことなんです。「お客さんの満足」を目標としたお陰で、動揺しなくてすみました。

「お客さんのことを考える大切さ」を改めて感じた体験でした。