過去の日記を元に書いています。
2022.12.27
4か月と9日目
寒くなったせいか、仕事がとても忙しいせいか、夜はバタンキューとすぐに眠ってしまう。
ずっと眠れなかった。
鈴木さんの膵臓がんが発覚して以来眠れなくなった。
旅立ってからは、本当に眠れなかった。眠ってもすぐに目が覚め絶望していた。
その反動なのだろうか?
さすがに身体が疲れてしまったのか?
夜中に目が覚めてもトイレに行ってまたすぐに眠ってしまう。
夜中に眠れなくて一度スマホを手にとってしまうと余計に目が冴えてしまうので触らないようにしている。
眠れるということは本当にありがたい。
一日も早く過ぎていく。
自分の中に何百人もの人間がいて、好き勝手にそれぞれの意見を言っている。
「もう忘れてしまえ」
とか
「そんなに悲しんでるなんておかしいんじゃないか」
とか言う奴もいる。
「どうせそんなに好かれてなかった」
とか。
4か月経ってなんとなく思う。
心の中に特別な悲しみゾーンみたいな場所を作り、自分だけの中で彼への思慕を後生大事にしていくのだろうと。
心のど真ん中に
いつも彼がいる。
特別な場所。
例えるなら…
昔『ザ・ベストテン』で寺尾聰さんのルビーの指輪の連続1位で設けられた特別席のように。
永久不滅の特別な場所を私の中に用意した。
私がもっと若かったらどんな形であれ、いつかは新しい幸せを、と望んだかもしれない。
新しいパートナーに限らず、いろいろな形の幸せを探したかもしれない。
だけどなんとなくそれは違う、しっくりこない。
もうそんな力の源は残っていない。
彼を懐かしんで彼と共に生きていくこともそれはそれでいいんじゃないと思える。
歳をとるとはこういうことなのだろう。
だけど、かわいそうとは思われたくない。
(客観的にはかわいそうに違いないのだが。)
なんでだろう?
プライドとか天邪鬼とか…。
よくわからんけど。