~詐欺師に騙され一度死んだ男~の平穏な日々を求めるまでのブログ -2ページ目

詐欺師に騙され一度死んだ男79

喫茶店で落ち合う事となり

製造の子と知り合いの社長と三人で話しをする事となり
今までの出来事を話し合っていたのだが

男の行動が滅茶苦茶な事は間違いないので

二人は俺にもう男と連絡を取らない方が良いと
言って来た。

そんな時男から俺に電話がかかって来たのだが

無視していると
次は製造の子に男から電話が鳴った。

製造の子は
取らないのもおかしいと電話を取ると

俺がどこに行ったか知らないか?

車のナンバーは?
変な事言ってなかったか?と再三の質問攻めにあったみたいだった。

俺が少し電話を取らなかっただけでこの慌てぶりだったので異常なまでに俺の行動を気にしている事を確認し。

製造の子に事務員からも電話がかかって来て
二人で俺を捜しているとの事だったので

事務員の女も言いくるめられている事も確認出来た。

もはや会社を畳む為に事を進めて行かないと行けなくなり

男がどう行動してくるかわからなかったので製造の子にはとりあえず翌日はいつも通りにして欲しいとの事だけ伝えて

社長には俺がこれからどうするかはまた伝えると言い

二人と別れた…

詐欺師に騙され一度死んだ男78

一通り話を終えると
製造の子は
言ってくれてありがとうと言ってくれた。

事実事務員の女は何かしらローンを組まされていたのだったが
事務員は男に惚れ込んでいると思えたので
真実を告げても信じない状態に思え伝えてやれなかったが

俺とすれば男はこの製造子にも何かしら金銭的に詐欺行為を働く様に思えたので少し気持ちが安らげた
俺はその後の行動を決めていなかったため

どうすべきか悩んでいた所

相談に乗ってくれた社長ととりあえず喫茶店で待ち合わせて話をする事にしたので

仕事を終えようと店舗に帰った。

するとそこに男がいたのでこれから用事があると言ってすぐさま帰宅するように見せた。

そして帰社しようとすると製造の子が
この後少し話したいと言って来たので

社長と待ち合わせて
いたのでその事を言うと
一緒に話をしたいと言って来たため

男に気付かれない様に
後ほど合流する事にした。

詐欺師に騙され一度死んだ男77

考えは固まってはいなかったが翌日には男と決裂するために
この事で相談に乗ってもらった社長に伝えていなかった事一部始終を話しをして
次の日
男が部品の仕入れのためとして頼んでいた運送会社の倉庫に

製造の子と一緒に部品を運ぶため
俺の運転で
倉庫へと向かっていた。
そこで会社に入って来て初めて製造の子と
ゆっくり話をする事が
出来た。

それとなく世間話をして会社として社員でもない人間が会社を仕切っている現状をおかしくないか?と
問いかけてみると

男が俺に対してついている嘘をくるめて
製造の子にも話を作り込んでいたようだったが

入って間もない為
少し疑問に思う事があったみたいだったので

今自分と会社に起きている一部始終を全て話しをする事にした。

すると製造の子もそんな事あるんですか?
とキョトンとした感じであった。

そこで製品を仕入れていた会社から
支払いの事で男に何度も連絡しているのだが
男と連絡がつかないと
電話があり

その直後男から病院に言ってるので電話が取れないと言ってくれと
連絡が来た。

この事も伝えて
互いに推測しても明らかに男の行動のおかしさが伝わった。

この時に男は金を振り込んだ証明を出し
実際は振り込まれていないといった事を

この会社に対して行っていたのだった…

インターネットで調べてもこの様な手口は
取り込み詐欺と呼ばれる手口と酷似していた。

そんな事を話していると製造の子が
「社長もの凄い顔してますよ」
と言って来た。

悩みと疲労で限界だった顔だったのだろう…