【練習記録 5/25】
※ビオラの練習記録からの続きです。
バイオリン
ローデ コンチェルト8番1楽章のために、改めてポジション移動の練習をすることにしました。
ハイポジションの音程が今以上に安定すれば、かなり曲が仕上がると思ったからです。
第1ポジションから、他のポジションへ移動して、また第1ポジションへ戻る、というような練習です。
各ポジションで、解放弦と共鳴させて音程を取っていきます。
そうすると、だんだん楽器がその共鳴を覚えてくれるのか、その共鳴ポイントに指が「はまる」ような感覚で音程が取れるようになります。
まるでそこに小さなくぼみがあるみたいにです。
この作業について、少し前に第3ポジションでやったところ、曲の中で音程がかなり取りやすくなりました。
他のポジションではやっていなかったので、今回じっくりやろうと思います。
この作業は、上手く言えないのですが、私の中では音程を「掘る」イメージです。
バイオリンを始めた大学生の当初は、上手な人はどうやって音程を取っているの全然かわかりませんでした。
指の位置をただただ感覚的に覚えるしかないのだろうと思っていました。
例えるならば、指板は、何もない平らでつるっとした、だだっ広い部屋の床のようでした。
でも、最近は、何もない床ではない、と感じるようになりました。
まず、解放弦と同じ音は必ず共鳴します。
そして、5度でうなりがないように調弦しているので、5度も綺麗に響きます。
また、5度の裏返しは4度なので、4度も綺麗に響きます。
(ドとソの和音で考えると、ドソの和音の間隔は5度ですが、ソドの和音は間隔が4度になります。)
これらを足掛かりにしていくと、どんどん響きを感じられる音(=指板上の場所)が増えていきます。
このことは、ネットで音程の取り方についてちょこちょこ調べていたときにわかったことです。
つまり、音程は楽器自体がすでに知っていて、隠れているその場所を自分で見つける、という感じかと思います。
何もない床ではなくて、実はくぼみがあって、そこに土が平らにかぶさっているので分かりにくいだけ。
その土を「掘って」くぼみを見つけると、どんどん音程が取りやすくなる。
上手く言えませんが、、、。
そんな感覚になってからは、音程を取ることについて気が楽になりました。