ビオラ
ボウイングに気をつけて、いつものメニューを練習しました。
先日動画を撮ってみたところ、右肘が下がってきていたので、しっかり上げることを意識しました。
肘が下がっていても、弓元に来た時に手首をしっかり曲げればある程度弓がまっすぐに弾けるのですが、手首を曲げることで弓がブレる気がする。
肘を上げて弾くと、弓がブレるほど手首を曲げなくて済むので、肘を上げた方がいいように思う。
肘は上げて弾くことを採用することにします。
肘を上げて弾くと、自然と二の腕の筋肉をしっかり使う必要があるように思いました。
二の腕で支えて、肘から手先までと弓を「吊っている」感覚。
こうすると、弓が素直に走ってくれる気がします。
でも結構筋肉がいる。
弾いていると疲れてくるのです。
ビオラを弾くようになって、最近、二の腕と肩の筋肉が盛り上がってきた気がする、、、。
バイオリンもビオラも筋トレになってるのですね、、、。
今日は二の腕の筋肉で支えることを特に意識して弾いていたら、二の腕の内側の筋肉の動きがきになりました。
💪←この絵で盛り上がってる筋肉のこと。
普段、ボウイングでこの筋肉を意識したことはなかったように思う。
この内側の筋肉もしっかり働いていることで、ボウイングも安定するのでは、と感じました。
そして、シベリウスのロンド。
全体的に慣れてきましたが、どうも冒頭の大事なテーマの音程が安定しない。
1指と4指をいったりきたりのフレーズで、4の指の音程がいつもまちまちなってしまう。
強く意識して、この音程を当てるように何度も弾いていたら、小指に痛みが、、、。
一旦楽器を下ろしました。
体に痛みを感じたら即やめて、休憩することにしています。
痛いまま続けると、慢性化しそうなので。
思えば、ビオラの方がバイオリンと比べて、弦が太いので、小指だけでぎゅっと押さえると、小指に負荷がかかりすぎる。
それに、私の小指は長くて細く、指先はしゅっと細くなっているので、特に押さえにくいし、負荷が大きくなってしまう。
このまま頑張ると小指を慢性的に痛めてしまうかもしれない。
ビオリストの方は、4指は、バイオリンと比べてあまり使わないようにしてたりするんだろうか?
もしくはしっかり鍛えてバイオリンと同じように使えるようにしているんだろうか?
とりあえず、今の段階で私は4指を無理に鍛えるのはやめようと思いました。
音程については、、、他の道はないか探っていこうと思います。
バイオリン
ローデを頑張っている。
コンチェルト8番1楽章。
改めてYouTubeで音源を探して聴きました。
今までも2、3個動画を見たことがありましたが、どれもピアノ伴奏で、子供の発表会の演奏とか、バイオリン講師の方の演奏でした。
それも悪くはなかったのですが、今回はオケの伴奏で、3楽章まであるものを聴きました。
そう、3楽章まであるのですこの曲。
コンチェルトなので当たり前だけど、教本に2、3楽章が載っていないので、そういえば気にしてなかったですが、聴いとくべき。
Friedemann Eichhornという方の演奏。
動画はなく音声のみですが、めちゃくちゃいい。
かっこいい。
何これ。
告白します。
今まで、この曲に対して私は、あろうことかエチュードをコンチェルトに見立てたようなものだと思っているフシがありました。
ハイポジションの練習。
大きく飛躍するポジション移動の練習。
トリルの練習。
細かく速い動きの練習。
長いフレーズのスラーの練習。
ヴィブラートで歌う練習。
G線で歌う練習。
オクターブ重音に備えた練習。
アルペジオの音程の練習。
これらの練習がひとまとまりにできて、基礎を磨くのにちょうどよく、練習のしがいがある。
なんなら、次の難曲へ向かうための踏み台にしようとまで思っていました。(←酷すぎる)
ですが、今回の演奏を聴いて、私は完全に間違っていたことに気付きました。
モーツァルトのような流れるメロディ。
メンデルスゾーンのような、憂いのメロディと駆け回るメロディの対比。
ローデにこんな風に感じたことは一度もなかった。
(私、打算的すぎて恥ずかしい。。。)
エチュードと思っているうちはエチュードにしかならない。
手段が目的になってしまっているとは正にこのこと。
この曲への向き合い方が変わりました。
もっとこの心の震えを表現したい。
それから、オケの伴奏もいいですね。
めちゃくちゃかっこいい。
こっちも弾きたい。
オケからエネルギーをもらえる感じがします。