田中ゆりの
山野愛子どろんこ美容 GIGILIO柏原店
(ジ・ジリオ/かいばらてん)から
車で１０分
今から２００年前フランスで活躍した
王様や貴族のために作品を描いた
宮廷画家
ルドゥーテとバラの物語 展へ
行ってきました♪
ルドゥーテの代表作
『バラ図譜(Les Roses)』
(1817～24年1刊行)に
収録される版画全点に加えて
２点の肉筆画を紹介されています。
細い茎に大ぶりの花がやや重そうに乗っていますが、首をもたげることなく花の顔は凛と上を向いています。深い緑色の葉がボリュームたっぷりに描かれていて、貴婦人がドレスの裾を引いて立っているような、印象的なシルエットです。辛い運命を受け入れ、なお毅然として誇り高い態度であったと伝わる王妃マリー・アントワネットを思い起こさせます。
ピエール=ジョセフ・ルドゥーテ
(1759～1840年：江戸時代)は
ベルギー生まれの植物画家
18世紀後半にフランスの王妃マリー・アントワネットから「植物蒐集室付画家」に任命され宮廷画家として多くの植物画を描きました。
「ケンティフォリア」とは１００枚の花弁を意味しています。幾重もの薄い花びらが淡いピンクから濃いピンクへ変化しながら花の芯を包み込んで咲く艶やかさが、この時代の人々を魅了し、多くの画家が競って子のばらを描いたといいます。
画家ルブランの描いた青いドレスをまとったマリー・アントワネットの肖像画の中で王妃が手にしているのがこのバラです。
マリーアントワネットが手に持っているバラの花は
１７７５年にヴェルサイユ宮殿の庭園に咲いた
バラだそうです。
*１９９２/１２/２１ パリにて 友人記
ソファーに座ってゆっくり鑑賞
美術館内は落ち着いた照明と
柔らかなバラに囲まれているからやろか？
空気と空間と
この時間が丸く感じられます。
フランス革命後、
ルドゥーテは
ナポレオンの皇妃ジョセフィーヌの知遇も得て、
優美な花々の作品を残しました。
『バラ図譜』は
バラの収集に熱心に取り組んだ
ジョセフィーヌの居館であるマルメゾン宮殿
その庭園に咲く多種多様なバラを描いた原画をもとに
制作されたものだそうです。
柔らかく感じる理由は
銅板に点を刻む『点刻彫版』という手法で
そう感じるのだと思います、
プックリした葉をよく見てみ？
全部、点々で書いてる、すごいよなあ～
点刻彫版(スティップル・エングレーヴィング)という銅版画の技術と丹念な手彩色による繊細な表現が特徴
高度な技術は
ただ、見てるだけでは分らへんよ～
4F展示室では
その技法を観察できるように
虫眼鏡が用意されていました！
植野記念美術館の後
どこで展示されるかは分かりませんが
鑑賞されるときは虫眼鏡を持参されることを
おすすめします
『点刻彫版』は
ルドゥーテ
一人で作成するものではなく
作品ごとに異なる
「彫師」の名前が記載されていますよ。
画像の小さな文字(一番下)
Langlais sculp
ラングロワ 彫版
彫師がいる「浮世絵」とおんなじ感じかな？
P.J.Redoute pinx
ルドゥーテ作
バラの茎の下に
Imprimerie de Remond
レモン印刷所
美術館では
絵を楽しんで鑑賞できるように
鑑賞ガイドブックが用意されていました、
鑑賞に奥行きが出ていいですよね～
後、JR福知山線 柏原駅周辺の
主な「バラ園マップ」
柏原自治会の方々が育てた
バラも展示されていていました。
《関連記事》
ルドゥーテのバラと柏原のバラ
なんか贅沢な気分です
植野記念美術館での展示は明後日６月１８日(日)までです。
