令和の改修工事中の
 
柏原の八幡さん
 
 

 
檜皮葺(ひわだぶき)の葺き替え工事は
1970年代以来のこと、
 
 
その様子を特別に見ることができる
見学会に参加しました!
 
 
八幡さんに行くたびに
中の様子が気になっていたので
嬉しい~ハート
 

 

 
八幡さん境内に斜めにそびえたつ
おおよそ 樹齢100年以上の檜 (ひのき)
 

原皮師(もとかわし)の

檜皮(ひわだ)採収を見せてくださいました!
 
 
嬉しい~ピンク音符
 
 
 
足がかりを使って上手に木登り
すごいね~
 
 
 檜皮の
 一区切りの長さは3メーターくらい
 
 
幅は決まっていないそうですが、
だいたい同じ幅に整っていましたよ~
 
(破れないようにシールを剥がす感じで・・)
様子を見ながら剥がしていくのだそうです。
 
 
一人前になるには10年ほど
 
 
作業をする場所は
足がすくみ目もくらむ高所
 
反対側をみれば谷!
 
落ちないだろうけど、落ちたら大変!
見てる方に緊張感が走ります!!!(笑)
 
 
 
 
振り縄で
(縄の両端に長さ40cm、
太さ3cmほどの振り縄を結びつけたもの)
 
「足掛かりを作る方法」
縄をくくる手順を
教えてもらっているところ
 
 
先に使った(下)足掛かりの縄を
ゆらゆらと揺らして外し
 
これから足をかける(上)足掛かりを作り
そこに足をかけ上り作業を進める・・
 
 
たっ、たいへ~ん!
縄を結ぶのはもちろん
縄をゆらして外すには技がいると思うけど?
 
 
職人さんの許可を得て(笑)
腕を触らせてもらいましたが
スマートなのにがっしり太い腕でした!
 
 
 
 
 
長さ75cmに揃えられた檜皮
 
お値段はうん万円
 
そりゃしますよね~
自然相手で手間もかかっての話だし、
採取するには危険がともなっています!
 
 
 
檜皮包丁で、
檜皮の原皮(もとかわ)を
一定の厚みにへぐ
 
表面のヤニ、節を除く
この2つの工程を洗皮(あらいかわ)というのだそう、
 
その後、
一定の長さ、木口幅にするため
檜皮を重ね檜皮包丁でコツコツとたたき
上下の皮を綴り一枚の形に作る綴皮という作業をします。
 
 
職人さんと話していると
へいだ皮はブルベリー農家さんが
畑に使いたいと取に来られますよと
教えてくださいましたピンク音符
 
これぞまさしくSDGs
無駄なものはなにもない!
 
 
 
 
 
屋根の形状によって
それぞれ拵(こし)えられた檜皮
 
下の段の檜皮は
上の画像指をさす方向屋根の先端用で
扇状に形成されていますね。
 
 
下の段の檜皮は軒下用
三味線のバチみたいな形ですね~
 
 
 
 

 
こちらは
唐破風(からはふ)と呼ぶそうですが
どんな風に仕上げていくんでしょね?
 
 
見たかったわ~
 
 
 
檜皮葺は竹釘が使われます
手に取りまじまじと見てしまいましたが、
丁寧に磨かれていて手触りの良い仕上がりです。
 
竹釘すらも美しい乙女のトキメキ
 
 
檜皮は
美しさと耐水性、両方の面から
檜皮の表ではなく裏面で葺くそうです。
 
 
 
 
葺師によって
 
 
美しい竹釘と屋根金槌で
トン!トントントン!!!と
リズムよく打ち込んでいきます。
 
このリズム、どうやら頭のない竹釘に
鉄釘のようなの頭を作るリズムのようです、
職人さんに教えてもらいました。
 
 
リズムにすら意味があるピンク音符
 
 
えっとね~
一坪(3.3m2)当たり平檜(ひらぶき)箇所で
2,400~3,000本必要とのこと?!!!
 
 
 

 
画像は私ではありませんが・・
体験させてもらいました!
 
むっ、むずい(笑)
 
 
 
軒付皮を
ほどよい厚さに積み上げたら
 
 
外側に面して見える分部を
チョンナという道具で
きれいに仕上げるそうですが・・
 
 
 
 
 
切りそろえられた部分がこちら
 
 
無の境地???
 
 
シンプルなものほど奥深く技が必要です!
 
 
 
 
雨水など水切れがいいように
 
屋根の一番上が
外にそそり出るつくりになっていて
 
 
檜皮は
美しさと耐水性
両方の面から檜皮の表ではなく
裏面で葺くんだって、
 
 
折り目正しく

角がピンと立っているのに

柔らかさやぬくもりを感じるのは
自然の素材で作られているからだと思います乙女のトキメキ
 
 
 
はい、色んな話を見聞きしている間に
原皮師(もとかわし)サンは黙々と作業を続行~
 
 
皮をめくった木肌が
こんな風に赤いと質が良いとのこと
 
めくってもよい暑さに育つまでに、
この木で9年ほどだそうです。
 
 
 
 
 
枝を切ったあたりから
黒っぽい木肌と(上)と白っぽい木肌(下)
分かりますかあ~?
 
 
 
白っぽい木肌のところが
9年前にめくったところで
 
黒い部分が元の木
樹齢100年以上の木肌ですって?!
風貌に味があっていいですね~
 
 
 
 
 
檜皮採収することで
木の新陳代謝がよくなるなんてことは
あるんですか?と無知な質問をすると・・
 
 
虫はつきにくくなりますね、と
優しく答えてくださいました。
 
 

 

わがまちに誇りを感じますピンク音符

 

檜皮葺は、全国の国宝や

重要文化財などに用いられる技法で

1300年の長い歴史があり、

 

*ユネスコ無形文化財に登録花火

伝統工芸匠の技「木造建造物を受け継ぐための伝統技術」

檜皮葺(令和2年12月17日登録)

 

 

 

山南地域では

約200年前から現在に至るまで

その技が引き継がれています。

 

八幡さんの改修工事は

 

その、兵庫県丹波市山南町に在する

 

長野県 善光寺、島根県 出雲大社

広島県 厳島神社など

多くの工事にかかわっておられるようです。

 

 

そして、

八幡さんに使われる檜皮は

もちろん!

 

丹波地方の山々で採取された

丈夫でしなやかな性質が特徴の

「黒背皮」

 

丹波産の檜皮は最良とされ

全国各地で重宝されているんだって!

 

 

なんかね~うれしいなあピンク音符

 令和の大改修 柏原八幡宮と木の根橋は同世代????

 

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