時は令和 文化の日
第五回 新丹波猿楽座
スペクタクル新作能
「貂ノ皮(てんのかわ)」×甲冑隊 in丹波
へ行ってまいりました!
貂ノ皮とは・・・丹波の戦国武将「赤井(荻野)直正」が家宝としていた太刀の袋(指物)。100年生きた貂の毛皮とされる。持ち主の武運を護る霊力を宿す秘宝と言われ、さる子細により、たつの野の脇坂家へと受け継がれた。司馬遼太郎の氏の小説の題材にもなった史実、明智光秀の丹波攻めに敢然と立ち向かった丹波の英傑「赤井直正」ゆかりの兵主神社で丹波の歴史と文化を体感できるスペクタクル新作能イベントです。パンフレットより引用
秋晴れの心地よい日
画像中央の山が「黒井城跡」です、
今の時期は
雲海が表れる日もあるで!
よろしければ、
「YouTube」ご覧ください
地元民の思いとしては・・
⇒NHK 大河ドラマ「麒麟がくる」 でも?
もう少し描いて欲しかったわ(笑)
兵主神社の鳥居と色つく木々と青空から
「良い気」が流れてとるな
「春日 戦国太鼓」
っはっ!!!と
気合のこもった合いの手!
心臓にドンドン響く太鼓の音!
すごかったで!
能舞台には
古い松が描かれた「鏡板」があり
山吹・緑・青・紺・白色
そして、夕方の光もあいまって美しく
時折そそぐ風すらも美しいです。
深くかぶった編み笠
腰には印籠
腰を落とし前かがみでおどる踊り手
足つきや手つきが
渋くてかっこよすぎ!!!!
さて、歴史を歩く中
いよいよ能の始まりはじまり
囃子方が静々と登場
ぽん・・ぽん・・ぽん・・と
小太鼓の音とともに演者も登場です、
織田信長の命で丹波を攻める明智光秀は天下に名高き武士といわれた赤井直正が守る黒井城攻めに難航していた。その直正も今や不治の病に侵され余命いくばくも無いといううわさである。その情報をえた豊臣秀吉は後顧の憂いを断ち、無用な被害を出さぬために家臣の脇坂甚内に「この秀吉が赤井家一族助命嘆願を引き受けるので、急ぎ降状開城を勧めよ」と命じ、黒井城へと単身派遣する。パンフレットより引用
残念ながら大人の事情で(笑)
上演の様子を載せることができへんけど
周りの景色と溶け込んで
時は天正六年 1578年戦国の世でも「能」は、
豪華で美しいものだったのではないでしょうか?
- 丹波の赤鬼 赤井直正公は赤いお方 (笑)
- その右手 「貂ノ皮の指物」を持つ 脇坂甚内
- その隣が少年時代の直正公 才丸
- その隣が「貂ノ皮」になる百年経ぬる老貂
そして、マイクを持って話されている方が
この「貂ノ皮」の創作者 上田敦史さんです、
こちらにも出演されており
丹波猿楽発祥の地に根付き
丹波の歴史・文化・人物を題材に
世界無形文化遺産
「能楽」に新たな演目を創出し、
発信していくべく邁進されているようです
全員集合~写真
最後に、兵主神社の御神木やと私は思ってる
「オガタマノキ」です、
実は巫女さんが持っている神楽鈴ににてる、
どんな丹波を見渡してきたんやろうな~
多分・・・赤井直正が生きる頃は
双葉くらいやった?
オガタマノキは
神霊を招くために使われたことから「招霊(オキタマ)」
これが転じてオガタマノキと名付けられたんやって
(諸説あり)
「能」「狂言」「黒井おどり」
「戦国太鼓」「オガタマキノキ」
自分が住む地域の歴史を知って想像するのって
なんかいいよなあ~、良い気分転換になりました