6月5日
 日本の旅行ガイドブックで「エーゲ海1日クルーズ」と紹介されているツアーに参加しました。

 このツアーは朝アテネを出発し、船でサロコニス諸島にある3つの島(イドラ島、ポロス島、エギナ島)を巡り、夕方にアテネに戻って来るというツアーです。

  島散策ツアー、古代遺跡見学ツアーなどのオプショナルツアーが別料金で用意されていて、出航後船内で、参加者募集がありました。このオプションツアーに参加しない場合は下船後出港時間までは自由時間となります。

   チケットは日本出発前に乗船日を指定してネットで購入しておきました。ツアー代金は昼食込み、バス往復送迎代を含めて1人155€でした。以前はツアー代に市内までの往復送迎バス代が含まれていたとのことですが、ツアー代金には含まれず、必要なら別途送迎バス代を支払うことになっていました。

 送迎バスは指定された時間に市内のホテルでツアー客をピックアップして出港するピレウスの波止場まで送迎してくれます。

 当日送迎バスでピレウスの波止場に着くと多くのツアー客が行列して次々と乗船していました。予約票を見せて、乗船パスと食事券をもらって乗船しました。乗船時にギリシャの民族衣装を着た人間と一緒に記念撮影をしました。乗船したツアー客はざっと見たところ300人くらいでした。

 

 出港当初は物珍しさもあって屋外デッキで鈴なりになって景色を眺めていましたが、日差しの強さと単調な景色に飽きたのか、徐々に船内に降りて来る人が増えました。運良く日陰で座席を確保できた人はずっと屋外デッキにいました。屋外デッキをボーイがうろちょろしていて、軽食、ビールの注文が滞りなくできて、クルーズ気分を盛り上げていました。


 凪いでいたせいか船の揺れもほとんど感じませんでした。紺碧の空に青い海とほとんど木のない地肌剥き出しの島とのコントラストが印象的でした。

 最初のイドラ島までは約3時間かかりました。

 イドラ島到着後波止場付近を散策しました。島が小さいためか、自動車を1台も見かけませんでした。




 波止場に馬が数頭いて、観光客のスーツケースを背に乗せて運んでいました。波止場に面した通りは土産物屋、レストランなどがありましたが、一歩路地を中に入って行くと迷路のようになっていて、地元民相手のスーパーなどがありました。

 時間になり、船に戻ると昼食の準備ができていました。ブッフェスタイルの昼食です。乗客を数グループに分け、食事時間をずらして対応していました。

 次のポロス島まではおよそ1時間程度。昼食を食べて一息ついた頃にポロス島に到着しました。

ポロス島はペロポネソス半島対岸のガラタと近く、頻繁に海上バス、フェリーが行き来していた。






 最後のエギナ島まで1時間程度でした。

エギナ島ではバスでギリシャ神殿を見に行くオプショナルツアーがあるためか滞在時間は約2時間でした。気温もぐんぐん上がり、日差しも強く、照り返しもきついので、早々に散策はやめて、日陰で一息つきました。

 波止場沿いに特産のピスタチオとピスタチオペーストを販売している専門店がありました。試食可とのことで賑わっていました。

 とにかく暑い。6月初旬でこんな調子ですから

夏はどうなることやら


冷たいビールとジェラートたまりません。

 ここからアテネまでは1時間程度でした。波止場についたら再び送迎バスで指定したホテルまで送ってもらい。クルーズツアーは終了しました。


 アテネに戻って調べてみたら、今回訪問した3つの島にフェリーで行くことは可能でした。フェリーでの移動、乗船までの待ち時間を考慮するとこのツアー以上に移動時間がかかるようです。

 エーゲ海に浮かぶ島がどんな感じなのか?時間をかけずに島でぶらっとしてみたいということなら、このツアーは一考の余地はあると思いました。