2023年7月6日
フランスニースから列車でミラノにやって来ました。2度目のミラノです。今回は半日ほど滞在し、最終列車でチューリッヒへ移動します。
列車が到着したミラノ中央駅地下にあるKipoint に荷物を預け、身軽になったところで活動開始です。
今回のミラノ滞在はサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会にあるダ•ヴィンチの「最後の晩餐」を見るのが目的です。
建前上当日窓口で入場券を購入できるような体裁になっているので当日券を求め、直接窓口を訪れる観光客もいるようですが、予約状況からしてキャンセルが出ない限り当日券の入手はほぼほぼ不可能みたいでした。どうしてもということであれば、現地の業者を通じてチケットを購入することになります。
入場時間は17時で、さほど時間もなかったので「最後の晩餐」があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会から比較的近い運河周辺をぶらぶらして時間を潰しました。前回食べて美味しかったアランチーノ(シチリアの揚げおにぎり)を再度同じ店で買い、食べながら運河からサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会まで市街地を歩きました。
入場時間30分前にサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会前広場に到着しました。広場には時間待ちしている観光客がパラパラといる程度でした。入場時間15分前に脇にある受付でパスポートとプリントした代金支払票を見せてチケットをもらい、手荷物をロッカーに預けて入り口で待機しました。入場時間になるとガイドが来て、一緒に入りました。最初の部屋で再度安全検査がありました。内部はいくつかの部屋に仕切られ、各々滞留時間が決まっていて時間になると次の部屋に進み、出口まで進むという仕組みでした。後戻りはできないようになっていました。
本丸に入る前の部屋では「最後の晩餐」を空襲からいかにして守ったのかわかる写真展示室があり、そこを抜けるといよいよ本丸「最後の晩餐」がある部屋に入ります。
思ったほど広くない部屋でした。この部屋の滞留時間は15分でした。室内は薄暗く、ライトで壁画がくっきり照らし出ようになっていました。カメラ撮影はOKだが、ビデオ撮影はNGということで、数名の係員が目を光らせていました。誰も彼も「最後の晩餐」を眺め、色々な角度から写真を撮ることに夢中で、あっという間に時間が過ぎていきました。時間になると係員に促されて退室させられます。実物を間近に見れて大満足でした。
「最後の晩餐」の壁画に向かい合う形で宗教画がありましたが、その写真を取る人はほぼ皆無でした。
すでに大満足ですが、ガイドに従って外に出るとすぐ横のサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会聖堂に入り、内部を見学して、中庭に出てドームを眺めてガイドツアーは終了しました。入場してから解散まで1時間くらいでした。