8月2日
今日はプラハからチューリッヒまで移動します。
移動ルート:

  (1)   プラハからドレスデンへ  

     EC176    8:25-10:52

               チェコ国鉄•ドイツ国鉄

  (2)   ドレスデンからライプツィヒ 

               IC2440   11:23-12:30

              ドイツ国鉄

   (3)    ライプツィヒからチューリッヒ 

              ICE 77   12:48-20:00

              ドイツ国鉄

乗継待ち時間:

     (1)-(2)   31分

     (2)-(3)   18分

 日本の常識では、待ち時間が長いと感じますが、ヨーロッパではさにあらずです。


   7月にフランクフルト乗継ハンブルグ乗継コペンハーゲンへ列車で移動した際には、どこかで事故があったとのことで、ドイツ国内の列車運行がボロボロになり、フランクフルトで予定していた列車に乗り継ぎができず、ハンブルグでも同様で、その度に再調整して予定より8時間遅れて、翌日朝にコペンハーゲンに到着した。

 前回は突発的な事故が原因ではあるが、事故がなくてもよく遅れるドイツ国鉄だけに今回予定通り乗り継ぎができるか心配だ。


 プラハ中央駅にちょっと早めに到着した。発車15分前になっても番線情報が表示されない。遅延確実だ。発車10分前に番線情報が表示され、急いでホームへ向かうが、遅延30分のアナウンス、ホームで待っているとどういうわけか列車が入ってきた。指定車両の表示がない。別の列車が定刻に入ってきたからだ。

 遅延約40分後に入線、すぐに乗車するが、出発予定時間から90分遅れて発車するとのアナウンスがあった。この時点で乗り継ぎ計画は破綻してしまった。遅延の原因は架線のトラブルとしていたが、曖昧模糊であった。動き出して見ると、途中線路敷設工事と架線敷設工事をすぐ脇の線路で行なっていたので、その工事の影響で発車しなかったのかもしれないと思えた。

 とにかく列車が動かないことには始まらない。90分の遅延が120分の遅延になった頃1人の東洋人が我慢の限界に達したのか急にスーツケースを持って大きな声で喚いて降りて行った。一方、ヨーロッパの人たちは慣れっこなのか、食堂車へコーヒー、ビールを飲みに行ったりと悠然としている。疫病神が降りていなくなったのか?降りて行ったらすぐに列車は動き始めた。


 車窓から見えたチェコの畑

 軽快に動いてしばらくして停まりまた動き出す。結局チェコからドイツに入る時には3時間遅れとなっていた。

 さらにドイツ側の最初の駅では「エンジンの専門家が到着するまで30分停車する」とアナウンスがあり、さらに30分遅延。

 チェコからドレスデンに抜けるには、山岳地帯を越えていく必要がある。チェコ側は登り一方で、スイッチバックをして登って行った。一方、ドイツ側は下りだけで、右手にラベ川(エルベ川)の渓谷を見ながら軽快に降りていく。定刻を4時間以上遅れてドレスデンに到着。(14:23)

DBのチケットカウンター(ドレスデン)

 今回プラハからチューリッヒまで通しのチケットを購入していたので、下車後すぐにDBのチケットカウンターへ行き、チケットを見せ、下記内容を伝え、列車の再予約をしてもらい、元のチケットにスタンプを押してもらった。

  (1)列車が大幅に遅れたこと

  (2)予定していた列車に間に合わず乗り継ぎができなかったこと

  (3) 乗れなかった部分の列車予約がしたい。

 元のチケットは、日時、列車指定のディスカウントチケットのため、チケットにスタンプをもらうことで、列車指定のチケットが新たに予約した列車でも使えるようになる。DBのチケットカウンターは結構混雑していてもこの手続きはやったほうがいいと思う。


ドレスデン近郊の畑

 DBのチケットカウンターは非常に混んでいた。15時15分頃列車の再予約完了した。再予約した列車:

 上記(2)の再予約(ドレスデン-ライプツィヒ)

   IC2444   15:23-16:30

   上記(3)の再予約

         (ライプツィヒ-バーゼルSBB)

   ICE1171  16:48-23:04

          (バーゼルSBB-チューリッヒ)

         IR1993.    23:11-00:24


ドレスデン-ライプツィヒ間

 15時23分発の列車でドレスデンからライプツィヒへ向かう。所要時間は1時間10分


ライプツィヒ駅舎

ライプツィヒ着後乗継時間18分(実際は10分遅延)のバーゼルSBB行きの列車に乗った。

ライプツィヒからフランクフルト郊外まで景色は大して変化なし。広大な畑が広がる。



 フランクフルトまでで大半の乗客は降りてしまった。ハイデルブルグを過ぎたあたりで車両には数人の乗客がいるだけとなってしまった。

 列車は定刻より数分遅れて23時08分にバーゼルSBBに到着した。

 隣ホームから23時12分に発車するチューリッヒ行き列車に乗るため、誰もが列車を降りるとプラットフォームをダッシュし、エレベーターを駆け上り、駆け降りて隣ホームに待機しているチューリッヒ行き列車に飛び乗った。列車は定刻に発車した。 深夜だし乗客も少なかったけど、いつもの検札があったのにはびっくりした。0時24分遅延なくチューリッヒへ到着した。

 チェコ側の遅延とドイツ側の遅延で当初の予定から約4時間半遅れでチューリッヒに到着した。