それも下を向いて電卓を一生懸命に叩いてる・・・
まさか、仕事に目覚めた?
イヤイヤ、彼に限ってはあり得ない。
また無駄なカロリー計算かな・・
でも、ここで、こっちから話し掛けて痛い目を見たことが何度あったことか。
でも、気になる・・
コホッコホッ
げっ、顔上げない・・
コホッコホッ!
ヒェ~気付かない~
ダメだ~気になる~
「ねえ、B君、何を真剣にやってるの?」
・・あ~あ、声掛けちゃた・・
「あっ、ココジさん。私もしかしたらノーベル賞かも!」
「凄いの発見しちゃいました~ Bの定理って名付けますよ~」
やっぱり、声掛けなきゃ良かったかな・・
「で、何を発見したの?」
以下B君の定理です。
電卓の数字は、
「1、4、7、8、9、6、3、2」と時計回りに並んでいます。
この順番に並んだ3つの数字を3桁の数として「1」から始めて「1」に戻る足し算をしてみると
「147+789+963+321」こうなります。
そうすると、答えは「2220」になります。
次に「4」から始めて「2」に戻る足し算をしてみましょう。
「478+896+632+214=2220」というように、答えは「2220」となります。
そして、これはどこからスタートしても答えは「2220」になります。
さらに、これは、逆方向に足しても答えは「2220です」
「123+369+987+741=2220」のように。
以上がB君の定理です。
「へぇ~不思議だね。~」
「でしょ、これは、数学会の世紀の発見ですよ。」
「私が有名になったら友達として紹介してあげますから!」
「・・・・」
そして、今日は珍しく二人で仕事も忘れて盛り上がりました・・が・・
たまた通りかかったA女史が一言・・
「それ、かなり有名ですよね~ネットなんかにもたくさんの解説が出てますよね~」
「・・・」
「・・・」
「さ、仕事しよう~」
数分後・・
「ココジさん~」
もう良いから・・・
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