BIG FISH 至高の舞台でした✨
震えるほど素晴らしかった。まだ上半期ですが2024年の私の好きな公演は何かと聞かれたらBIG FISHと答えるでしょう。
配信がない、円盤が無いことでざわついた本作品、観劇したら全て納得しました。
今の星組で、礼真琴さん、こっちゃんが主演するべき作品そのものでした。奇跡のようなキャスティング。
現実と想像の混ざり合った世界観で時に楽しく、時にハートフルで感動するストーリー、まさにブロードウェイです✨
これは好みの問題ですが、私明るいブロードウェイ作品が大好きでして、歌って踊ってガラッと展開が進む舞台、楽曲がとにかくいい！！！！！
文化や伝統は大事にしたいですが今回ばかりはスタオベしたかった！カーテンコールでブラボーと叫びたかった！！！テンポの良い曲では体を揺らし一緒に楽しみたかった。本当に最高の観劇でした！！！
キャスト別で何人か感想を。
・礼真琴さん、こっちゃん
改めて、こっちゃんは歌踊り演技全てが揃ったトップスターさん。
今作では青年期から人生の終わりまでの一生を演じました。
彼女の実力を余す事なく楽しめる素晴らしいお役。特にお歌が…最後の川のほとりの歌い上げは聞いている私の体も震えるような錯覚に落ち入るほど。絶対に忘れたくない至上の一曲でした。
エドワードは普通の男性、だからこそジェンヌさんにとっては難しいお役だと思います。
ローブを脱いだシャツとスラックスのシンプルなお衣装で周りを愛おしそうに見つめながら歌うエドワード。礼真琴さんの真骨頂だと思います。
・小桜ほのかさん
エドワードの奥さん役。うたちが若い頃、ほのかちゃんが歳を重ねてからのサンドラを演じています。
美しい歌、あたたかく包み込むような素晴らしい歌唱力をもつ彼女。
エドワードと共に年月を重ねたからこそ出る信頼と深い愛情を感じました。
エドワードを抱きしめて歌い上げる一曲は、涙せずにいられない愛に満ちた一曲でした。
1人足りない、の後に登場するサンドラの表情がエドワードの素晴らしい人柄と幸せな一生そのものを表していました。
・詩ちづる
歌が上手いですよね、特に高音の伸びが美しく、こっちゃんとのハーモニーも素晴らしい。
若い頃のサンドラが、またフレッシュな彼女の魅力にぴったり！
最初あらすじもよく知らず、ほのかちゃんとうたちシングルで何でやらないんだろう？と思っていましたがこれは2人で分けるのが正解と分かるほどそれぞれのお役がぴったりでした！
・極美慎くん
大人になってからのエドワードの息子、ウィル役。
歌唱力のあるキャストが多いのでチャレンジだと最初は思いましたが、力強い歌唱力を身につけ、父親との確執に悩む青年が父親に成長していく役柄と相まってハマり役でした。
息子と釣りに行くシーン、エドワードからの愛と大切な思い出を引き継いでくれたあの短いシーン、幸せなエンディングでした。
・茉莉那 ふみちゃん
主要キャストに入れて？と思ったナンバーワン。
ウィルの子供時代を演じました。
まるで本物の男の子のようで驚きました！
108期主席で文化祭での活躍は知っていましたがお歌が上手いですね✨演技も上手い！アラバマの子羊でしたっけ？踊りも上手い！
無邪気で生意気な小さい子供時代のウィルがいたからこそ大人になったウィルが生きていたように思います。
彼女のこれからの活躍が楽しみです！（ウィル役もサーカスオーディション場面も目立つお役ですよね、これはそろそろか？）
・大希 颯くん
これは抜擢ですよね？あまり星組さんは詳しくなく今回初めて知りました。
エドワードの友達カール役。
高身長の役なので1メートルくらい身長を高くするため足元は何かしらの装置を付けての舞台。ワイヤーも付けていましたが役を演じるだけでなくバランスを取る必要があり大変だったのではないかと思います。
そのような状態の中、低音で伸びのある歌声が美しく驚きました！星組さんはどれだけ歌うまさんがたくさんいるんでしよう！！
本当に素晴らしかった。
素晴らし過ぎて、やっぱり舞台と版権は別で考えてどうぞよろしくと思った次第です。
悔しくて泣くけどね、この舞台がもう観られない悲しさは大きい。けど、それを上回るほどの素晴らしい舞台だったんです！！！
ブラボーと叫びたくなるような、立ち上がって拍手を送りたくなるような舞台にまた巡り会えることを祈って、これからもファンを続けたいと思います😌
How marvelous!!!!!