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All About David Lynch 2:

TWIN PEAKS Complete Guide Part 1


“Welcome to TWIN PEAKS”



今回は伝説の名作ドラマ

ツイン・ピークス

を紹介したいと思います。


※これさえ読めば「ツイン・ピークス」の基礎知識を網羅できるようになっているので、初心者向けの入門ガイドとしてご活用下さい。



(ツイン・ピークス公式から引用)


§1 作品紹介


「ツイン・ピークス」は世界で最も有名な海外ドラマの一つで、世界中に多数のファンがいます。

先日亡くなった天才監督、デヴィッド・リンチ監督が監督・脚本・製作を担当しました。

1990年から1991年にかけて2シーズンが放送、1992年に映画化。
その後、シーズン3の製作が中止になったため長い間“未完の名作”の扱いでしたが、2017年にオリジナルのキャストとスタッフが集結して奇跡の復活を果たし、25年越しに完結しました。


作品のメインのジャンルは“考察系ミステリー”“超常現象ミステリー”ですが、

真のテーマは「神と悪魔の戦い」で、“核兵器反対”のメッセージも込められています。


テレビドラマの常識を越えた映画並みのクオリティが特徴で、この作品がアメリカのドラマの歴史を変えたとも言われています。


【作品データ】

監督・脚本・製作 デヴィッド・リンチ&マーク・フロスト

主演 カイル・マクラクラン

ジャンル
ミステリー・サスペンス・スリラー・コメディ・超常現象・ファンタジー・ヒューマン・ラブストーリー・シュルレアリスム

シリーズ一覧 (全50エピソード)
・シーズン1 1990年 全8話
・シーズン2 1990~1991年 全22話
・映画「ローラ・パーマー最期の7日間」 1992年
・ビデオ映画「ミッシング・ピース」 2014年
・シーズン3 2017年 全18話


§2 考察系ミステリーの元祖


いま、日本を含め世界中で「考察系ミステリー」が大ブームですが、

実は「ツイン・ピークス」は、その元祖と言われています。


「謎が謎を呼ぶストーリー」「緻密に張り巡らされた大量の伏線」「秘密を隠した多数の登場人物」「意味深な台詞」「複雑な人間関係」「ミスリードとサプライズ展開」といった、考察系ミステリーのお約束が全て詰まっており、まさに原点と言える作品です。

おそらく「ツイン・ピークス」が無ければ、「考察系ミステリー」というジャンルそのものが存在しなかったと思いますし、いま世間で人気の数多くの名作も生まれなかったと思います。


§3 あらゆるジャンルが詰まったドラマ


「ツイン・ピークス」が人気の理由の一つが、

1つの作品であらゆるジャンルが楽しめる


という点です。


普通のドラマや映画は、1~2個のジャンルしかありませんが、「ツイン・ピークス」は有り得ないほど多くのジャンルがミックスされています。


ミステリーサスペンススリラーコメディ超常現象ファンタジーヒューマンラブストーリーシュルレアリスム

これらのジャンルを1つのドラマで全て網羅しています。


これだけ幅のある複数のジャンルを1つの作品に詰め込めば、普通はストーリーが破綻しますが、「ツイン・ピークス」は全く無理がありません。

しかも、“ミステリーと超常現象”や“スリラーとコメディ”など相性が悪そうなジャンルも渾然一体となっていますが、それが逆にプラスに働いて、絶妙なアクセントになっています。

この混沌と調和の絶妙なバランスが「ツイン・ピークス」最大の魅力だと思います。


§4 日本に関連したワードが多数登場


「ツイン・ピークス」は
日本に関係した要素”が多数登場するのも大きな特徴です。

東京・大阪・長崎などの地名や、日本人名、酒・尺八・盆栽などの日本語に加え、「長崎の原爆被害」に言及するシーンまで存在します。

これは、1990年という時代と、基本的に日本と全く関係の無いストーリーであることを考えると、かなり異例で画期的なことだと思います。


デヴィッド・リンチ監督は親日家で、SNSで俳句を引用したり、西陣織とコラボするなど、日本文化にも造詣が深いことでも有名でした。

なので、「ツイン・ピークス」での日本描写には、おそらく監督の意向がかなり反映されていると思われます。


§5 美しい音楽


「ツイン・ピークス」と言えば、
アンジェロ・バダラメンティさんによる美しい音楽も大きな魅力です。

テーマ曲「Falling」は、ドラマを観たことがない人でも、絶対に一度は聴いたことがあるはずです。

また、エンディング曲「ローラ・パーマーのテーマ」も非常に美しいメロディで、ドラマの甘美な雰囲気を象徴しています。


§6 超豪華キャストと美女


当時のテレビドラマの常識では考えられない超豪華キャストにも注目です。

オリジナルシリーズには
アカデミー賞にもノミネートされた大女優のパイパー・ローリーさん、
「ウエスト・サイド・ストーリー」のリチャード・ベイマーさん、
「ラストエンペラー」のジョアン・チェンさんなどの
映画スターが多数出演しました。

2017年のシーズン3は更に豪華で、
ナオミ・ワッツさん、ローラ・ダーンさん、アマンダ・サイフリッドさん、ジェニファー・ジェイソン・リーさん、モニカ・ベルッチさん、リチャード・チェンバレンさん、ドン・マレーさん、ジョン・サヴェージさん、ティム・ロスさん、アシュレイ・ジャッドさん、ジェームズ・ベルーシさん、トム・サイズモアさん、ロバート・フォスターさんなど、
オールスター映画並みの超豪華キャストが加わりました。


また、出演者に美女が非常に多いのも大きな特徴で、

メッチェン・アミックさん、ララ・フリン・ボイルさん、シェリリン・フェンさん、ペギー・リプトンさん、ロビン・ライヴリーさん、ヘザー・グラハムさん、フィービー・オーガスティンさん、ナオミ・ワッツさん、アマンダ・サイフリッドさん、クリスタ・ベルさんといった美人女優が出演していました。


特に、シーズン2後半のヒロイン・アニーを演じたヘザー・グラハムさんは絶世の美女として大きな話題となりました。


§7 天才ピアノ少女役はアリシア・ウィット


ドナ・ヘイワードの妹で天才ピアノ少女のガーステン・ヘイワードを演じていたのは、
子役時代のアリシア・ウィットさんです。

アリシア・ウィットさんはデヴィッド・リンチ監督に見出だされ、現在も有名女優として活躍しています。

子役時代は実際に天才ピアノ少女として有名で、「ツイン・ピークス」でのピアノ演奏シーンも吹き替え無しで演じています。

第8章のエンドクレジット映像はデヴィッド・リンチ監督の計らいでアリシア・ウィットさんの独演会のような映像になっています。

ちなみに、アリシア・ウィットさん演じるガーステン・ヘイワードは25年ぶりの続編であるシーズン3にも登場します。


§8 ストーリー


シーズン1
アメリカ・ワシントン州の平和な田舎町・ツイン・ピークスで、町一番の美人高校生・ローラ・パーマーの他殺死体が発見される。
事件解決のため派遣されたFBI捜査官・デイル・クーパーは、町の人々の複雑な人間関係と、平和な町に潜む巨大な闇を知ることになる。

シーズン2
ツイン・ピークスの住人たちの様々な思惑や陰謀が交錯する中、クーパーはローラ・パーマー事件を解決するが、その裏には異世界の邪悪な存在があった。
さらに、クーパーの元相棒で現在は凶悪犯罪者となってしまったウィンダム・アールが町に現れる。
クーパーは善の心を持った人々の助けを借りながら、邪悪な魔物に戦いを挑む。

映画

シーズン1の前日譚にあたる“テレサ・バンクス事件”と“ローラの生前最期の7日間”、シーズン2の後日譚にあたる“ブラックロッジでのクーパーのその後”を描く。


シーズン3
25年の歳月が経過し、クーパーはついにブラックロッジから現実世界に戻る。しかし、クーパーは幼児退行して全く役に立たず、その間に闇の世界の住人たちの新たな陰謀が動き始める。25年前の事件を知る人々が再登場するほか、新たな登場人物も加わり、物語は更に混沌とした展開になっていく。


(ツイン・ピークス公式から引用)


§9 キャラクター


メインキャスト


デイル・クーパー (演:カイル・マクラクラン)

FBI特別捜査官。ローラ・パーマー事件の捜査のためツイン・ピークスを訪れる。
真面目で誠実、思慮深く冷静沈着で、強い正義感と倫理観を持ち、他者への敬意を忘れない完璧な人間性を持つ。ツイン・ピークスの住人に対しても決して偉ぶることなく、敬意を持って接する。
その一方で、非科学的な方法で捜査をするなど、かなりの変人でもある。
コーヒーとドーナツとチェリーパイが大好物。
シーズン3にも続投。
(モデルはデヴィッド・リンチ監督本人)


ハリー・S・トルーマン (演:マイケル・オントキーン)

ツイン・ピークス保安官事務所所長。善良な人柄で、住人たちからの人望も厚い。クーパーとは共に捜査を行う中で友情を育んでいく。
パッカード製材所の未亡人・ジョスリンと交際している。自警団ブックハウス・ボーイズの一員。


キャサリン・マーテル (演:パイパー・ローリー)

パッカード製材所の前社長・アンドルーの妹。現在は実質的には彼女が製材所を経営している。兄の未亡人のジョスリンのことを快く思っておらず、不倫相手のベンジャミンと手を組んで陰謀を企んでいる。
激情型の悪女で、夫のピートとの関係も最悪だが、どこかでピートのことを信頼している様子もある。


ジョスリン・パッカード (演:ジョアン・チェン)

パッカード製材所の経営者。香港出身。1年半前に夫のアンドルーが事故死したため、会社を引き継いだ。現在はハリーと交際している。
純粋で善良な人物に見えるが、実は裏の顔がある。


シェリー・ジョンソン (演:メッチェン・アミック)

ダブルRダイナーのウエイトレス。トラック運転手の夫・レオからDVを受けている。事件被害者のローラとは友人だった。実は、ローラの恋人のボビーと不倫している。
シーズン3にも続投。


ボビー・ブリッグス (演:ダナ・アッシュブルック)

事件被害者のローラ・パーマーの恋人で、高校生。不良で問題ばかり起こしており、薬物の密売にも手を染めている。ローラと交際していながら、人妻のシェリーとも不倫している。
シーズン3にも続投。


ベンジャミン・ホーン (演:リチャード・ベイマー)

ツイン・ピークスで一番の名士で、絶大な権力を持つ。表向きはホテルやデパートの経営や土地の売買を行う実業家だが、裏では様々な犯罪に手を染めている悪人。
シーズン3にも続投。


ドナ・ヘイワード (演:ララ・フリン・ボイル)

事件被害者のローラ・パーマーの親友で、高校生。ローラの死の真相を探るため、独自に調査を開始する。ローラの秘密の恋人だったジェームズと恋に落ちる。元々は真面目な優等生だったが、徐々に不良のような振る舞いをするようになる。妹が二人いる。


オードリー・ホーン (演:シェリリン・フェン)

ベンジャミンの娘で、高校生。事件被害者のローラ・パーマーの同級生。父に反発して様々なトラブルを起こすが、実は純粋で、クーパーに恋をしている。
シーズン3にも続投。


Dr.ウィリアム・ヘイワード (演:ウォーレン・フロスト)

ドナの父。カルフーン記念病院の医者。温厚な人物で、妻と三人の娘と共に平穏で幸福な家庭を築いている。監察医としてローラ事件の捜査にも協力している。
シーズン3にも続投。


ノーマ・ジェニングス (演:ペギー・リプトン)

ダブルRダイナーの経営者。過失致死で服役中の夫がいるが、高校時代の恋人のエドと不倫している。
シーズン3にも続投。


ジェームズ・ハーリー (演:ジェームズ・マーシャル)

事件被害者のローラ・パーマーの同級生で、高校生。実はローラと隠れて交際していた。煙草・酒・薬物とは無縁の真面目な性格で、バイクが趣味。ローラの死後、ドナと恋に落ちる。ブックハウス・ボーイズの一員。
シーズン3にも続投。


エド・ハーリー (演:エヴェレット・マッギル)

ジェームズの叔父で、ガソリンスタンド経営者。穏やかで善良な人物。情緒不安定な妻の扱いに悩んでおり、高校時代の恋人のノーマと不倫している。ブックハウス・ボーイズの一員。
シーズン3にも続投。


ピート・マーテル (演:ジャック・ナンス)

キャサリンの夫で、パッカード製材所の幹部社員。キャサリンとの仲は最悪で、ジョスリンに同情しているが、実はキャサリンへの愛情も残っている。釣りが趣味。


ルーシー・モラン (演:キミー・ロバートソン)

保安官事務所の事務員。すぐに話が脱線する癖がある。保安官助手のアンディと交際しているが、デパート店員のディックと浮気している。
シーズン3にも続投。


リーランド・パーマー (演:レイ・ワイズ)

事件被害者のローラ・パーマーの父。ベンジャミン・ホーンの顧問弁護士。有能なエリートだったが、娘の死をきっかけに精神に異常をきたし、奇行が増えていく。
シーズン3にも続投。


Dr.ローレンス・ジャコビー (演:ラス・タンブリン)

精神科医。事件被害者のローラ・パーマーの主治医だった。ローラに対して強い執着心を持っている。
シーズン3にも続投。


ウィンダム・アール (演:ケネス・ウェルシュ)

クーパーの元相棒。元々は優秀な捜査官だったが、妻の死をきっかけに精神に異常をきたし、凶悪殺人鬼になってしまった。精神病院に入院していたが脱走し、ツイン・ピークスに姿を現す。


レオ・ジョンソン (演:エリック・ダ・レー)

シェリーの夫で、トラック運転手。複数の前科があり、妻のシェリーにDVを行っている。ローラ殺害現場に居たことが明らかになり、クーパーたちは彼を最重要容疑者として捜査を進める。


アンディ・ブレナン (演:ハリー・ゴアス)

保安官助手。恐ろしいほど純粋で、すぐに泣いてしまう。間抜けで仕事は全く出来ないが、思いがけない手掛かりを見つけることも多い。事務員のルーシーと交際している。
シーズン3にも続投。


トミー・‘ホーク’・ヒル (演:マイケル・ホース)

保安官助手。ネイティブアメリカン。優秀で仕事も早い。ブックハウス・ボーイズの一員。
シーズン3にも続投。


ローラ・パーマー (演:シェリル・リー)

事件の被害者。高校生。学園祭のクイーンで、町一番の美少女として注目を浴びていた。ボランティアに熱心な優等生だと思われていたが、死後に裏の顔が次々と明らかになる。
シーズン3にも続投。


マデリーン・ファーガソン (演:シェリル・リー)

ローラのいとこ。ローラと全く同じ顔をしているが、性格は真面目で大人しく、控え目な人物。


準レギュラー/ゲスト


FBI

ゴードン・コール (演:デヴィッド・リンチ)

FBI地方局主任。クーパーの上司。有能で部下思いでもあり、部下からの人望も厚い。重度の難聴のため補聴器を着けており、常に大声で話す。
シーズン3にも続投。
(監督のデヴィッド・リンチ本人が俳優として演じている)


アルバート・ローゼンフィールド (演:ミゲル・フェラー)

FBI特別捜査官。クーパーの同僚で、法医学の専門家。優秀だが強烈な皮肉屋のため周囲との衝突が絶えない。
シーズン3にも続投。


デニス・ブライソン (演:デヴィッド・ドゥカヴニー)

FBI特別捜査官。クーパーの同僚で、現在はDEAで麻薬捜査をしている。トランスジェンダーで、女性名の“デニース”を通称としている。
シーズン3にも続投。


フィリップ・ジェフリーズ (演:テヴィッド・ボウイ)

FBI特別捜査官。ゴードンの部下だったが、1987年に任務中に突然失踪した。


メインキャストの親族

セーラ・パーマー (演:グレース・ザブリスキー)

ローラの母で、リーランドの妻。ローラの死をきっかけに情緒不安定となり、謎の幻覚を見るようになる。
シーズン3にも続投。


アイリーン・ヘイワード (演:メアリー・ジョー・デシャネル)

ドナの母。ウィリアムの妻。足が不自由で車椅子で生活している。


ハリエット・ヘイワード (演:ジェシカ・ヴァレンフェルス)

ドナの妹で、三姉妹の次女。詩を作るのが趣味。


ガーステン・ヘイワード (演:アリシア・ウィット)

ドナの妹で、三姉妹の三女。天才ピアノ少女。
シーズン3にも続投。


ネイディーン・ハーリー (演:ウェンディ・ロビー)

エドの妻。左目を失明しており、眼帯を着けている。情緒不安定で、カーテンレールに異常に固執している。怪力。
シーズン3にも続投。


ジェリー・ホーン (演:デヴィッド・パトリック・ケリー)

弁護士。ベンジャミンの弟でビジネス・パートナー。兄弟仲は非常に良く兄想いだが、あまり有能ではなく、かなり軽い性格。
シーズン3にも続投。


ジョニー・ホーン (演:ロバート・バウアー)

ベンジャミンの息子で、オードリーの兄。知的障害があり、ローラが家庭教師をしていた。


シルヴィア・ホーン (演:ジャン・ダーシー)

ベンジャミンの妻で、オードリーの母。
シーズン3にも続投。


ガーランド・ブリッグス (演:ドン・デイヴィス)

ボビーの父。空軍少佐。銀河系外の電波を観測する特殊任務に就いている。真面目で実直な人格者で、クーパーの捜査にも協力する。


ベティ・ブリッグス (演:シャーロット・スチュワート)

ボビーの母。ガーランドの妻。
シーズン3にも続投。


ハンク・ジェニングス (演:クリス・マルケイ)

ノーマの夫で、過失致死で服役していた。出所後はダブルRダイナーで真面目に働いており、完全に更正したように見えていたが、実は裏ではベンジャミンから仕事を請け負い、犯罪を繰り返している。


ヴィヴィアン・スマイス・ナイルズ (演:ジェーン・グリア)

ノーマの母。料理評論家。ノーマとの関係はあまり良くない。再婚相手のアーニーを連れてツイン・ピークスに遊びに来る。


アーニー・ナイルズ (演:ジェームズ・ブース)

ヴィヴィアンの再婚相手。現在は金融アナリストだが、実は元・詐欺師で、ハンクとは刑務所に居た頃の知り合い。ヴィヴィアンとの結婚を機に改心していたが、ハンクと再会してしまう。


アニー・ブラックバーン (演:ヘザー・グラハム)

ノーマの妹。修道院に居たが、ダブルRダイナーで働くことになる。クーパーと恋に落ちる。


アンドルー・パッカード (演:ダン・オハーリー)

キャサリンの兄。ジョスリンの夫。パッカード製材所の前社長。1年半前に事故死したと思われている。


ツイン・ピークス住人

丸太おばさん (演:キャサリン・E・コールソン)

常に丸太を抱えている中年女性。丸太には不思議な力があるらしく、丸太からのメッセージをクーパーに伝える。
シーズン3にも続投。


ハロルド・スミス (演:レニー・フォン・ドーレン)

ローラの友人で、蘭の栽培をしている。心の病気で家から外に出ることが出来ない。生前のローラから秘密の日記を預かっていた。


ディック・トリメイン (演:イアン・ブキャナン)

ルーシーの浮気相手。ベンジャミンが経営するデパート・ホーンズの紳士服売り場に勤務している。アンディとはルーシーを巡るライバルだが、孤児の少年ニッキーに対する疑惑がきっかけで、奇妙な友情で結ばれる。


マイク・ネルソン (演:ゲイリー・ハーシュバーガー)

ローラの同級生で、ボビーの親友の高校生。ボビーと共に薬物の密売に手を染めている。その後、ある衝撃的な人物と恋に落ちることになる。
シーズン3にも続投。


ロネット・ポラスキー (演:フィービー・オーガスティン)

ローラの同級生で、ローラと共に犯人に監禁されていた。その後、自力で脱出し、一人で彷徨っていた所を救助された。ホーンズの香水売り場でアルバイトをしており、一緒にアルバイトしていたローラに誘われて事件に巻き込まれた。
(フィービー・オーガスティンはシーズン3では別の役で出演)


ドウェイン・ミルフォード (演:ジョン・ボイラン)

ツイン・ピークス市長。


ダギー・ミルフォード (演:トニー・ジェイ)

ドウェインの弟。ツイン・ピークス・ポスト社長。ラナとの結婚式の翌日に突然死する。


ラナ・バディング・ミルフォード (演:ロビン・ライヴリー)


ダギーの未亡人。次々と男性を虜にする。


カール・ロッド (演:ハリー・ディーン・スタントン)

トレーラーハウスの管理人。
シーズン3にも続投。


老ウエイター (演:ハンク・ウォーデン)

ベンジャミンが経営するグレート・ノーザン・ホテルのウエイターで、高齢すぎてほぼ会話が成立しない。ある重要な役割を持ってクーパーの前に現れる。


犯罪組織

ジャン・ルノー (演:マイケル・パークス)

薬物の密売人。片目のジャックの支配人・ブラッキーと手を組んでいる。


ジャック・ルノー (演:ウォルター・オルケウィッツ)

ジャンの弟。片目のジャックのカジノディーラー。兄と共に薬物の密売をしている。ローラ殺害現場に居たとされ、重要参考人として浮上する。
(ウォルター・オルケウィッツはシーズン3では別の役で出演)


ブラッキー・オライリー (演:ヴィクトリア・キャトリン)

ベンジャミンが経営する違法カジノ・片目のジャックの支配人。ベンジャミンの愛人でもある。


ナンシー・オライリー (演:ガリン・ゴルグ)

ブラッキーの妹で、片目のジャックの従業員。


エモリー・バティス (演:ドン・アメンドリア)

ホーンズの人事担当。デパート従業員の女性を片目のジャックに斡旋している。


その他

フィリップ・マイケル・ジェラード (演:アル・ストロベル)

靴のセールスマン。異世界の住人・マイクの宿主であり、邪悪な存在を追ってツイン・ピークスに辿り着いた。ローラ殺害事件の解決のためクーパーに協力する。
シーズン3にも続投。


ジョン・‘ジャスティス’・ウィーラー (演:ビリー・ゼイン)

ビジネスでツイン・ピークスを訪れた青年実業家。オードリーと恋に落ちる。


トーマス・エッカート (演:デビッド・ワーナー)

香港マフィア。ジョスリンの愛人で、彼女と共にアンドルーを殺害した。


ジョナサン (演:マック・タカノ)

トーマスの手下。


ジョーンズ (演:ブレンダ・ストロング)

トーマスの秘書。


エヴリン・マーシュ (演:アネット・マッカーシー)

ジェームズが旅先で出会った女性。


マルコム・スローン (演:ニコラス・ラヴ)

エヴリンの兄。


異世界

巨人 (演:カレル・ストルイケン)

善の精霊で、クーパーに事件解決のための様々なヒントを与える。グレート・ノーザン・ホテルの高齢ウエイターを宿主にしている。
シーズン3にも続投。


別の場所から来た男 (演:マイケル・J・アンダーソン)

赤い部屋に居る小さな男。クーパーに謎のメッセージを伝える。


キラー・ボブ (演:フランク・シルヴァ)

邪悪な魔物で、人間に取り憑いて悪行を繰り返している。


トレモンド夫人 (演:フランセス・ベイ)

ハロルドの隣人。高齢の老人で、孫と二人暮らし。ローラはダブルRダイナーのアルバイトで彼女に食事を届けていた。ドナにハロルドを紹介する。


シーズン3の新キャラクター


ミスターC (演:カイル・マクラクラン)

25年前に誕生したクーパーの分身。キラー・ボブと一体化しており、数々の悪事を働いている。


ダギー・ジョーンズ (演:カイル・マクラクラン)

ラスベガスに住む中年男性。ラッキー7保険社員。クーパーと全く同じ顔をしており、ブラックロッジから帰還したクーパーと入れ替わる。妻子がいる。実はミスターCによって作られた存在。


ジェイニー・E・ジョーンズ (演:ナオミ・ワッツ)

ダギーの妻。突然幼児退行した夫に振り回されつつも、持ち前の度胸で難題を切り抜けていく。


ダイアン・エヴァンス (演:ローラ・ダーン)

クーパーの元・秘書で、現在はFBIを退職している。口が悪く、常に悪態をついている。FBIに協力しつつも、何者かと秘密に連絡を取っている。
ジェイニーEの異母姉。


タミー・プレストン (演:クリスタ・ベル)

FBI捜査官。ゴードンとアルバートと共にクーパー捜索にあたる。



フランク・トルーマン (演:ロバート・フォスター)

ツイン・ピークス保安官事務所所長。ハリーの兄で、病気の弟に代わって業務を引き継いだ。


レベッカ・“ベッキー”・バーネット (演:アマンダ・サイフリッド)


ボビーとシェリーの娘。夫の不倫に悩んでおり、情緒不安定気味。



スティーブン・バーネット (演:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)

ベッキーの夫。薬物中毒。ドナの妹・ガーステンと不倫している。



ブッシュネル・マリンズ (演:ドン・マレー)

ラッキー7保険の社長。理想の上司を絵に描いたような人格者。クーパーと入れ替わり幼児退行したダギーに困惑しつつも、上司として冷静に対処する。


アンソニー・シンクレア (演:トム・サイズモア)

ダギーの同僚。会社に不正がバレて窮地に陥る。


ロドニー・ミッチャム (演:ロバート・ネッパー)

ラスベガスのカジノ・オーナー。


ブラッドリー・ミッチャム (演:ジェームズ・ベルーシ)

ラスベガスのカジノ・オーナー。ロドニーの弟。


ウィリアム・ヘイスティングス (演:マシュー・リラード)

サウスダコタ州バックホーンの小学校校長。生前のブリッグス少佐に協力しており、それが原因でミスターCによる陰謀に巻き込まれてしまう。


シャンタル・ハッチェンズ (演:ジェニファー・ジェイソン・リー)

殺し屋。ミスターCの指示で動いている。


ゲイリー・ハッチェンズ (演:ティム・ロス)

殺し屋。シャンタルの夫で、ミスターCの指示で動いている。


ビバリー・ペイジ (演:アシュレイ・ジャッド)

ベンジャミンの秘書。


コンスタンス・タルボット (演:ジェーン・アダムス)

バックホーン警察の検死官。


リチャード・ホーン (演:イーモン・ファレン)

オードリーの息子。数々の犯罪に手を染めている悪人。



サニー・ジム・ジョーンズ (演:ピアース・ガニォン)


ダギーとジェイニーEの息子。素直で心優しく、父親のことが大好き。



ダンカン・トッド (演:パトリック・フィッシュラー)


会社経営者だが、実はミスターCの手下。ミスターCからの指示でダギー(クーパー)暗殺を企てる。



チャド・ブロックスフォード (演:ジョン・パールッチェロ)


保安官。態度も性格も最低で、裏ではリチャードと組んで悪事を働いている



アメリカン・ガール (演:フィービー・オーガスティン)

異空間でクーパーが出会った謎の女性。ロネット・ポラスキーに似ているが別人だと思われる。


ジャン・ミッシェル・ルノー (演:ウォルター・オルケウィッツ)

ロードハウスのバーテンダー。ルノー兄弟の血縁者。


ビル・ケネディ (演:リチャード・チェンバレン)

デニースの秘書。


キャンディ・シェイカー (演:サラ・パクストン)


ダギーの友人。



ウォリー・ブランド (演:マイケル・セラ)


アンディとルーシーの息子。


ドリス・トルーマン (演:キャンディ・クラーク)


フランクの妻。息子の死が原因で情緒不安定。



エラ (演:スカイ・フェレイラ)


ロードハウスの常連。薬物中毒。



エリザベス (演:ジェーン・レヴィ)


ロードハウスの常連。



フレディ・サイクス (演:ジェイク・ワードル)

グレート・ノーザン・ホテルの警備員。ある重要な任務を与えられて故郷のイギリスからツイン・ピークスにやって来た。


モニカ・ベルッチ (演:モニカ・ベルッチ)

本人。


ナイド (演:裕木奈江)

異空間でクーパーを助けた謎の女性。目が無い。その後、ツイン・ピークスに現れる。名前は外道の反対を意味する仏教用語の内道。



キャリー・ペイジ (演:シェリル・リー)


現代のテキサス州オデッサに住む中年女性。ローラ・パーマーと全く同じ顔をしている。



(ツイン・ピークス公式から引用)



§10 キーワード


ツイン・ピークス
 ワシントン州最北部の田舎町。カナダ国境からは僅か8キロの位置にある。

火よ 我とともに歩め (FIRE WALK WITH ME)
 ローラ殺害現場の貨車で発見された謎の言葉。

フクロウは見かけと違う
 巨人がクーパーに伝えた謎の言葉。

薬品なしで男は指さす
 巨人がクーパーに伝えた謎の言葉。事件解決のヒントとなる。

君の好きなガムがまた流行る
 事件解決のヒントとなる謎の言葉。

ブラック・ロッジ (赤い部屋/レッド・ルーム)
 邪悪な霊が住む悪の世界。恐怖によって扉が開く。ホワイト・ロッジに行くためにはブラック・ロッジを通る必要があり、勇気が無い者は魂が破滅する。

ホワイト・ロッジ
 精霊たちが住む善の世界。愛によって扉が開く。

コンビニエンスストア
 1階建てだが、存在しないはずの2階があり、異世界に繋がっている。邪悪な霊の棲みかになっている。

戸口に住む者
 ブラック・ロッジにいるドッペルゲンガー。

ガルモンボジーア
 “痛みと悲しみ”を具現化したクリームコーンに似た物体。

ブルー・ブック計画
 軍の極秘任務で、ホワイト・ロッジの調査をしていた。ブリッグス少佐やウィンダム・アールも関与していた。

片目のジャック
 ベンジャミンが経営する違法カジノ。カナダにあり、様々な犯罪の温床になっている。

ダブルRダイナー
 ノーマが経営するダイナー。町の住人やクーパーが食事に利用している。食事の宅配サービスも行っており、ローラは宅配のボランティアをしていた。看板メニューはチェリーパイ。

グレート・ノーザン・ホテル
 ベンジャミンが経営するツイン・ピークス一番の人気ホテル。クーパーもここに宿泊している。

パッカード製材所
 1年半前に事故死したアンドルー・パッカードの製材所で、現在は未亡人のジョスリンが所有しているが、実質的にはアンドルーの妹のキャサリンが経営している。

バン・バン・バー (ロードハウス)
 ツイン・ピークス住人の夜の溜まり場。

ゴーストウッド国有林
 ツイン・ピークスを囲む広大な森。

フクロウの洞窟
 ゴーストウッド国有林にある洞窟。謎の壁画がある。

パール・レイクス
 ゴーストウッド国有林にある別荘地。

グラストンベリー・グローヴ
 ゴーストウッド国有林にあるエリアで、ブラック・ロッジの入り口がある。

ホーンズ
 ベンジャミンの経営するデパート。ローラとロネットは香水売り場でアルバイトしていた。

ツイン・ピークス高校
 ローラ、ドナ、オードリー、ジェームズ、ボビー、ロネットらが通う高校。

カルフーン記念病院
 ツイン・ピークスで一番大きな総合病院。

ブックハウス・ボーイズ
 ツイン・ピークスの自警団。ハリー、エド、ホーク、ジェームズなどが所属している。

ローラの秘密の日記
 ローラが書いていた2冊目の日記で、生前にハロルドに預けていた。事件の重大な秘密が書かれている。

テレサ・バンクス事件
 1年前に起きた殺人事件で、ローラ殺害と同一犯と見られる。

翡翠の指輪
 持つ者の魂を奪う呪われた指輪。

肉体の世界
 ローラの貸金庫にあった雑誌。男女の仲介をする雑誌で、ロネットも掲載されていた。

ミス・ツイン・ピークス
 年に1回開催される美人コンテスト。

青いバラ
 実現不可能な物の象徴。

ジュディ
 フィリップ・ジェフリーズが極秘で調査していた謎の女性。

“すげえ”うまいコーヒー (A Dumn fine cup of coffee!)
 クーパーが大好物のコーヒーを飲んだ時に言う口癖。

ドーナツ
 クーパーの大好物。

チェリーパイ
 クーパーの大好物。ダブルRダイナーのものは絶品。


(ツイン・ピークス公式から引用)


§ シリーズリスト


【テレビ&映画】
◾シーズン1 1990年 全8話
◾シーズン2 1990~1991年 全22話
◾映画「ローラ・パーマー最期の7日間」 1992年
◾ビデオ映画「ミッシング・ピース」 2014年
◾シーズン3 2017年 全18話

【公式書籍】
◾ツイン・ピークス ローラの日記 1990年 ジェニファー・リンチ著
◾ツイン・ピークス クーパーは語る 1991年 スコット・フロスト著
◾Welcome to TWIN PEAKS ツイン・ピークスの歩き方 1991年 デヴィッド・リンチ&マーク・フロスト&リチャード・ソウル・ワーマン著
◾ツイン・ピークス シークレット・ヒストリー 2016年 マーク・フロスト著
◾ツイン・ピークス ファイナル・ドキュメント 2017年 マーク・フロスト著

【ホームメディア】
◾ツイン・ピークス ファースト・シーズン スペシャル・コレクターズ・エディション DVD BOX (2002)
◾ツイン・ピークス セカンド・シーズン Part1 スペシャル・コレクターズ・エディション DVD BOX (2007)
◾ツイン・ピークス セカンド・シーズン Part2 スペシャル・コレクターズ・エディション DVD BOX (2007)
◾ツイン・ピークス ゴールド・ボックス (2007)
◾ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間 (2007)
◾ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間 デイヴィッド・リンチ リストア版 (2012)
◾ツイン・ピークス 完全なる謎 Blu-ray BOX (2014)
◾ツイン・ピークス コンプリート・オリジナルシリーズ Blu-ray BOX (2017)
◾ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間 4Kリストア版 (2017)
◾ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ Blu-ray BOX (2018)
◾ツイン・ピークス From Z to A Blu-ray BOX (2020)

◾ツイン・ピークス Blu-ray ザ・テレビジョン・コレクション (2020)





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