みなさま、ごきげんよう
このブログにお立ち寄り下さり、ありがとうございます
今回も引き続き、現在公開中の映画
「ゴールデンカムイ」
を紹介したいと思います。
※全2回の2回目です
§7 ダブル主演① 山﨑賢人
主人公・杉元佐一を演じるのは
大人気俳優の山﨑賢人さんです。
杉元は
優しさと強さを併せ持った人物で、それと同時に悲しい過去も抱えている、まさに少年漫画の王道主人公と言える好感度100%のキャラクターです。
また、常にアシリパやアイヌ文化へのリスペクトを忘れない誠実な人柄で、かなり年下のアシリパを常に「アシリパさん」と“さん”付けで呼んでいます。
山﨑さんはそんな杉元のキャラクターを完璧に演じています。
また、今回の実写化で大きな注目を集めているのが山﨑賢人さんのアクションです。
「キングダム」の時より更に激しいアクションにノースタントで挑んでおり、作品に対する山﨑さんの本気度が伝わって来ます。
§8 ダブル主演② 山田杏奈
もう一人の主人公・アシリパを演じるのは
若手ナンバーワンの演技派女優と言われる
山田杏奈さんです。
今回の実写映画化で最も注目を集めていた配役は、ヒロインのアイヌ少女・アシリパ役でした。
アシリパが役に合っているかどうがが映画そのものの成功を左右するという意見もあり、話題性重視のキャスティングを不安視する声も多く上がっていました。
ですが、山田杏奈さんの配役が発表され、キャラクタービジュアルが公開されると、原作ファンからは「山田杏奈なら大丈夫」といった好意的な意見が続出しました。
実際、山田杏奈さんはキャスト発表時のコメントで「年齢や身長など原作と異なる部分に不安も感じましたが、自分に任せていただいたことに責任を持って演じようと覚悟しました」と語っており、役に対する強い想いと責任感を感じます。
ちなみに、山田杏奈さんはアシリパ役をオーディションで勝ち取ったそうです。
山田杏奈
山田杏奈さんは
埼玉県出身、2001年1月8日生の23歳
現在の映画界で最も注目されている若手女優の一人です。
「未来への10カウント」「新・信長公記」「荒ぶる季節の乙女どもよ。」「新米姉妹のふたりごはん」「17歳の帝国」「HOMESTAY」「ひらいて」「山女」「ミスミソウ」など、数多くの作品に主演している若手トップクラスの演技派女優です。
非常に頭が良いことでも知られ、
1日12時間の勉強で超進学校の高校に合格したそうですが、芸能活動優先のため大学には進学しなかったそうです。
子役出身で、中学生時代はCM出演が話題になっていましたが、
女優としては映画「ミスミソウ」で主演に抜擢されたことがブレイクのきっかけだったと思います。
この映画で山田杏奈さんは
高い演技力を要求される難役に挑戦し、見事に演じ切りました。
この作品での鬼気迫る迫真の演技が高く評価され、
山田杏奈さんは若手女優の中でトップクラスの演技派として評価されるようになります。
それ以降も「ひらいて」「彼女の好きなものは」「ジオラマボーイ・パノラマガール」など数々の作品で難しい役のオファーが殺到。
影のあるシリアスな役柄
といえば山田杏奈というイメージが定着しました。
その結果、現在では他の若手女優とは一線を画すような
「難しい役柄に定評のある演技派」
として絶対的な地位を築いています。
また、ドラマでは
浜辺美波さん主演の「咲-saki-」にメインキャストの一人として出演。
「咲-saki-」で演じたのは、主人公・咲のチームメイト役で、全編広島弁という個性的なキャラクターでしたが、他の出演者を邪魔することのない、絶妙な演技が印象的でした。
テレビドラマ初主演となった
「新米姉妹のふたりごはん」では、
今までのイメージを一新する
明るくて愛嬌があるキャラクター
に挑戦しました。
「新米姉妹のふたりごはん」は
「姉妹と料理」がテーマのハートフル・ドラマで、
陰のある役が多かった山田杏奈さんにとって新境地となる作品でした。
これまで陰のある役やクールな役を得意としていた山田杏奈さんが普通の女の子の役を演じるのは相当珍しく、多くの視聴者が驚いたと思います。
その後、映画では「ジオラマボーイ・パノラマガール」「名も無き世界のエンドロール」「樹海村」「ひらいて」「彼女の好きなものは」「HOMESTAY」といった話題作に相次いで主演。
さらに、2020年に主演したテレビドラマ
「荒ぶる季節の乙女どもよ。」では、
コメディに初挑戦しました。
この作品は、
コメディのイメージが全くない山田杏奈さんがコメディに挑戦する
ということで大きな話題となりましたが、まさに新境地開拓と言える作品になったと思います。
そして、
木村拓哉さんとの共演作
「未来への10カウント」では、
普通の若手女優なら敬遠するような
女子ボクサー役に挑戦し、
大きな話題となりました。
山田杏奈さんが演じたのは
「強くなりたい一心で入部し男子に負けない熱量でボクシングに向き合う、唯一の女子部員」
という役柄で、
ハードな練習シーンや
本格的な試合シーンに挑み、
迫真の演技が大絶賛されました。
山田杏奈さんは他の男子生徒キャストと共に
撮影の半年前からボクシングのトレーニングを受けて役に臨んだそうです。
また、撮影の合間にも過酷な練習を積んでいたそうで、
その結果、あの木村拓哉さんも絶賛する
本格的でハードなトレーニングシーンや
リアルな試合シーンが実現しました。
特に、試合シーンではプロのライセンスを持つ女優さんと激しい殴り合いを演じ、
鬼気迫る演技が大絶賛されました。
2022年は山田杏奈さんにとって飛躍の年で、
「未来への10カウント」のほか、「新・信長公記」「17歳の帝国」「山女」といった話題作や、舞台「夏の砂の上」などに出演しています。
特に、「未来への10カウント」「新・信長公記」「17歳の帝国」「山女」は全く異なる役にも関わらず撮影期間が被っていたと思われます。
「未来への10カウント」は王道の学園ドラマで、
男子に混ざってボクシングに打ち込む体育会系少女の役、
「新・信長公記」は荒唐無稽な設定のコメディで、
個性的な武将たちに振り回される超真面目な学級委員長の役、
「17歳の帝国」は社会派の本格SFドラマで、
地方政治の運営を任せられた平凡な女子高生の役、
「山女」は東北が舞台のシリアスな時代ドラマで、
過酷な環境の中で生き抜く少女の役を演じました。
ここまでジャンルも作風も異なる作品で、全く共通点の無い役柄をほぼ同時期に演じたというのは本当に凄いことだと思います。
「夏の砂の上」では、
舞台初挑戦とは思えない演技力で大絶賛を受けました。
この作品は、松田正隆・作、栗山民也・演出、共演は田中圭さんと西田尚美さんという、
舞台初挑戦としてはかなり難易度が高い超本格派の作品でした。
そして、
今回「ゴールデンカムイ」のダブル主演に大抜擢された山田杏奈さんですが、
アシリパ役の演技も大絶賛されています。
「山田杏奈にしか出来ない役」とまで言われており、間違いなく山田さんの代表作になると思います。
§9 原作完全再現の超豪華キャスト
主演の山﨑賢人さんと山田杏奈さん以外にも、
玉木宏さん、舘ひろしさん、井浦新さん、眞栄田郷敦さん、矢本悠馬さん、大谷亮平さん、高畑充希さんといった超豪華キャストが注目されています。
中でも、玉木宏さんと矢本悠馬さんは原作完全コピーと話題になっています。
特に玉木宏さんは狂気的なキャラクターを怪演しており、一度見たら忘れられない強烈なインパクトです。
§10 続編
今回の実写化プロジェクトは“原作に忠実な完全実写化”が目標なので、
全31巻の原作を完璧に映像化するとなると、映画を数本作っただけでは到底足りません。
現在公開中の第1作で原作の3巻序盤までしか進んでいないことを考えると、31巻を映画化するのに12~13作も必要で、完結までに15年近くかかってしまいます。
そこで製作チームが考え出した奇策が、“映画とテレビシリーズを組み合わせる”という手法です。
映画とテレビシリーズを交互に製作すれば、
映画3~4本+テレビシリーズ3シーズンで、約4年程度で完全映像化が可能です。
そして今回、テレビシリーズの第1弾が正式発表されました。
タイトルは「ゴールデンカムイ-北海道刺青囚人争奪編-」で、
今年の秋にWOWOWで放送予定です。
キャストは映画版から全員続投で、
映画版と同じクオリティとスケールのドラマになるそうです。
ドラマ版からの新キャストは
映画版のラストに登場した高橋メアリージュンさん・池内博之さん・桜井ユキさんに塩野瑛久さんを加えた4名で、
同じく映画版ラストに登場した萩原聖人さんと小澤征悦さんの出演は不明です。
§付録 作品データ
【キャスト】
山﨑賢人 …杉元佐一
山田杏奈 …アシリパ
眞栄田郷敦 …尾形百之助
工藤阿須加 …月島基
柳俊太郎 …二階堂浩平/洋平
泉澤祐希 …寅次
・
矢本悠馬 …白石由竹
山内圭哉 …玉井芳蔵
堀部圭亮 …和田光示
永尾柚乃 …オソマ
浅田芭路 …アシリパ(幼少)
大谷亮平 …谷垣源次郎
勝矢 …牛山辰馬
・
高畑充希 …梅子
・
津田健次郎 …ナレーション
木場勝己 …永倉新八
大方斐紗子 …フチ
秋辺デポ …大叔父
マキタスポーツ …後藤竹千代
井浦新 …ウイルク
・
玉木宏 …鶴見篤四郎
舘ひろし …土方歳三
ノンクレジット出演
萩原聖人 …辺見和雄
小澤征悦 …二瓶鉄造
高橋メアリージュン …インカラマッ
池内博之 …キロランケ
桜井ユキ …家永カノ
【スタッフ】
原作:野田サトル
監督:久保茂昭
脚本:黒岩勉
音楽:やまだ豊
主題歌:ACIDMAN
【原作】
第1話~第20話(第1巻~第3巻序盤)