みなさま、ごきげんよう

このブログにお立ち寄り下さり、ありがとうございます


今回も引き続き
ミュージカル好きのための お薦め
ミュージカル・コレクション
を紹介したいと思います。


日本ではあまり入手することの出来ない専門的な情報も多数紹介しているので、ぜひお読み戴けると嬉しいです。

なお、紹介する作品は「舞台オリジナルのミュージカル」に限っており、「ミュージカル映画」や「ミュージカル映画の舞台化」は対象外です。


5位 カンパニー



1970年初演

作曲・作詞 スティーブン・ソンドハイム

演出 ハロルド・プリンス

主演
ラリー・カートエレイン・ストリッチ


Awards

▪️トニー賞
14ノミネート6部門受賞
(作品賞作曲賞/作詞賞(スティーブン・ソンドハイム)演出賞(ハロルド・プリンス)、脚本賞、装置デザイン賞)

▪️グラミー賞受賞

▪️ドラマ・デスク・アワード
5ノミネート、5部門受賞


絶対に聴いて欲しい名曲


・「Company」(歌唱:全員)

・「The Ladies Who Lunch」(歌唱:エレイン・ストリッチ)

・「Side by Side by Side」(歌唱:全員)


作品解説


作曲・作詞は、ブロードウェイ史上最高の天才と言われる伝説の作曲家、故・スティーブン・ソンドハイムさんです。


カンパニー」は
ニューヨークを舞台に、独身男性その友人たちの日常を断片的に描いた作品ですが、

ストーリー性が全く無く、
かなり前衛的な演出が特徴です。


スティーブン・ソンドハイムさんの作る曲は
世界で最も歌うのが難しい言われています。

本作の楽曲も非常に難解ですが、
それと同時に凄く耳に心地よく聴きやすいのが特徴です。

オープニングで全員が歌うテーマ曲「Company」はテンポが良く流れるように進むので凄く耳に馴染みます。

また、伝説の名女優、故・エレイン・ストリッチさんが歌うThe Ladies Who Lunch」は圧巻です。


ちなみに、2006年の再演では
出演者が楽器を持って劇中の全ての音楽を自分たちで演奏するという演出が大きな話題となりました。


スティーブン・ソンドハイム


スティーブン・ソンドハイムさんは

1930~2021年、享年91歳

ブロードウェイ史上最高の天才と言われる伝説の作曲家です。


ソンドハイムさんの作る曲は
世界で最も歌うのが難しいと言われており、
歌いこなせたら歌手として一流の証拠です。

メロディーは難解ですが、同時に非常に美しく、名曲ばかりです。

特に、故・アンジェラ・ランズベリーさん、故・エレイン・ストリッチさん、故・グリニス・ジョンズさん、バーナデット・ピータースさんなどのオリジナル版の名女優たちの歌唱は、圧巻の素晴らしさです。


代表作(舞台)
1957年 ウエスト・サイド・ストーリー 作詞のみ
1959年 ジプシー 作詞のみ
1962年 ローマで起った奇妙な出来事 作詞・作曲
1964年 エニワン・キャン・ホイッスル 作詞・作曲
1965年 ワルツが聞こえる? 作詞のみ
1970年 カンパニー 作詞・作曲
1971年 フォリーズ 作詞・作曲
1973年 リトル・ナイト・ミュージック 作詞・作曲
1976年 太平洋序曲 作詞・作曲
1979年 スウィーニー・トッド 作詞・作曲
1981年 メリリー・ウィー・ロール・アロング 作詞・作曲
1984年 日曜日に公園でジョージと 作詞・作曲
1987年 イントゥ・ザ・ウッズ 作詞・作曲
1990年 アサシンズ 作詞・作曲
1994年 パッション 作詞・作曲

代表作(映画主題歌)
1990年 ディック・トレイシー 作詞・作曲


Awards

トニー賞
・1971年度 音楽賞『カンパニー』
・1972年度 音楽賞『フォリーズ』
・1973年度 音楽賞『リトル・ナイト・ミュージック』
・1979年度 音楽賞『スウィーニー・トッド』
・1988年度 音楽賞『イントゥ・ザ・ウッズ』
・1994年度 音楽賞『パッション』
・2008年度 特別賞

アカデミー賞
・1990年度「Sooner or Later」(『ディック・トレイシー』)

グラミー賞
・1970年度『カンパニー』
・1973年度『リトル・ナイト・ミュージック』
・1976年度「Send in the Clowns」(『リトル・ナイト・ミュージック』)
・1979年度『スウィーニー・トッド』
・1984年度『日曜日に公園でジョージと』
・1988年度『イントゥ・ザ・ウッズ』
・1994年度『パッション』

ピューリッツァー賞
・1985年度『日曜日に公園でジョージと』




最後まで読んで戴き、ありがとうございました。

楽しんで戴けていたら嬉しいです。 


In case I don't see ya, good afternoon, good evening, and good night!


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