みなさま、ごきげんよう。

このブログにお立ち寄り下さり、ありがとうございます。


今回も前回に引き続き、
世界一詳しい「銃夢」ガイド (改訂版)
を掲載したいと思います。


銃夢」シリーズには、
作品に関する詳しい解説やデータベースのようなものが国内にはほとんど存在しません

そのため、これ以上詳しい解説は他に存在しないので、自動的に世界一詳しい紹介文となっております。


第5回目は、シリーズ第3作「銃夢 火星戦記」について紹介します。




銃夢 火星戦記は、

2014年から連載中で、

現在、第44話の後半まで連載。(連載回数は88回)


ここからは、ストーリーの詳細と、膨大な登場人物について紹介します。

重大なネタバレを含むので、予めご了承下さい。


ストーリー


第1部 マミアナ編 (1~6話)

前作「Last Order」から約200年前の火星で、孤児の陽子(ガリィ)とエーリカが、マミアナの孤児院に保護された所から物語が始まる。
二人は孤児院で元王女のニノンらと出会うが、孤児院は軍による襲撃で壊滅、二人は天蓋協会に保護される。


第2部 屍人兵士編 (7~11話)

前作「Last Order」から3年後の火星。
ガリィは約200年ぶりにエーリカと再会するが、立場は敵対関係になっていた。
更に、ガリィは火星の王女リメイラの暗殺未遂容疑で拘束され、屍人兵士をめぐる陰謀の存在を聞かされる。


第3部 ムスター編 (12~31話)

再び200年前の火星。
陽子は母親を名乗る女性に引き渡される。
一方、エーリカは凶悪犯罪者のムスターに拾われ、悪の本性に目覚める。
そして、陽子とエーリカは、ムスターの壮大な復讐劇に巻き込まれ、遂に陽子(ガリィ)の出生の秘密が明らかになる。


第4部 カオフマン編 (32話~)

ムスターの死から数ヵ月後、「カオフマン」をめぐる、陽子とエーリカの新たな冒険を描く。
デジャー・ソリスを舞台に、陽子、エーリカ、クアン、ユニエらと、サイボーグ軍人ヤコレワの戦いが展開する。



登場人物

主要キャラクター

エーリカ・ヴァルト
今作の主人公。孤児の少女。
前作「Last Order」では名前だけが登場していたが、今作で本格的に登場。
子供とは思えない、高い知能を持つ。
人を平気で殺すような悪の心の持ち主だが、陽子の事だけは妹のように思っており、溺愛している。
実の両親を殺害した過去があり、ムスターとの出会いで悪の本性に目覚め、悪の道に進んでいく。
200年ぶりに陽子(ガリィ)と再会した際は敵対関係にあり、さらに、英霊団の屍人兵士となっていた。

陽子(ガリィ)
今作のもう一人の主人公で、孤児の幼女。
「銃夢」「Last Order」の主人公。
出生の秘密のため追われていた所、エーリカと出会った。
その正体は人間ではなく、ムスターの妹のノリンから摘出された人面腫が自我を持った存在だったことが判明。
その後「銃夢」「Last Order」の物語を経て、エーリカと200年ぶりに再会。
火星の王女リメイラの暗殺未遂容疑で拘束され、取り調べの中で屍人兵士をめぐる陰謀を知る。

クアン
モズビー商会のカオフマン。機甲術者でゲルダの同僚。ダスとも過去に親交があった。

ユニエ・ホルベルク
ビッグマダムに育てられた16歳の少女。一人称は「ボク」で、変わり者のため友達はいない。純粋で心優しい性格だが、かなりの天然のため時々突拍子のない行動を取ってしまう。
偶然出会った陽子とエーリカを妹のように可愛がっている。また、クアンに一目惚れしている。
「塵旋風憑き」で、暴走状態の時は自我を失い驚異的な戦闘能力を発揮する。

ヤコレワ・ヤンツェン少佐
「メカニズモ」少佐。クアンを憎んでおり、エーリカと手を組んで彼を追い詰める。

ムスター
凶悪犯罪者。エーリカの悪の素質に気付き、弟子にする。
全身に人面腫を発症しており、余命僅か。
元々は家族思いの善人だったが、女王カグラによる拷問と親友ヨハンの裏切りにより精神が崩壊、冷酷で残虐な人格に変貌した。
壮大な復讐計画を実行し、カグラを道連れに死ぬという望みを果たした。
本名はイタル・ソナン。

ゲルダ
機甲術者の女性。エーリカと陽子の命の恩人。


重要な脇役キャラクター

ビッグマダム
デジャー・ソリスの有力者である盲目の女性。

ヌガラ・ノートリアス
クアンの同僚の機甲術者。新人のスカウトを行っている。

ハフェルカンプ
モズビー商会の代表。クアンの雇い主。エーリカと陽子にクアン捜索を依頼した。

ダス
金の為なら何でも引き受けるアウトロー。元々はシドニアに雇われ、陽子を捜索していた。
後にエーリカに雇われ、彼女達を守るために戦う。最後はエーリカ達を逃がすため、盾になって死亡する。

カグラ・ドルンブルグ
シドニアの女王。
冷酷で残忍な性格。元々は美しい外見だったが、全身を人面腫に冒され、醜い姿に変貌した。
最後はムスターに道連れにされ死亡する。

ゾーイ
ムスターの側近。ムスターに心酔しており、エーリカを忌み嫌っている。

ヨハン・ヴァルト
ムスター(イタル)の親友。エーリカの父。
ムスターを裏切った後に結婚し、娘のエーリカが生まれる。
妻と共にエーリカを虐待していたが、逆にエーリカに殺害される。

ニノン・ズィルバー
エーリカと陽子が孤児院で出会った少女で、孤児のリーダー。
元は王女だったが、クーデターにより一家離散し、孤児院に保護された。
高慢で我が儘だが、実は仲間思いの性格。
エーリカと陽子を守るため奮闘するが、自分の国の軍隊の裏切りに遭い、殺害される。

ムイ
天蓋協会のゲルトナーで、避難中のエーリカと陽子を救助した。
200年ぶりにガリィ(陽子)と再会した時は、大巫女になっていた。
拘束されたガリィの釈放を指示し、エーリカを救いたいと言うガリィのため、スーパー・ノヴァに引き合わせる。


カエルラ・サングウィス
前作「Last Order」から引き続き登場。
星の保育園協会(ガントロール)の代表。屍人兵士をめぐる英霊団の陰謀を調査している。
取り調べ中のガリィと面会後、乗っていたシャトルが爆破され、消息不明に。

リメイラ
前作「Last Order」から引き続き登場。
火星王国議会派の女王。
ガリィを名乗る人物に襲撃され、瀕死の重傷を負うが生還した。その際、屍人兵士にされた疑惑がある。

ザジ
前作「Last Order」から引き続き登場。
リメイラの護衛。ZOTTではガリィの仲間として戦ったが、今作ではリメイラ暗殺未遂の容疑者としてガリィを尋問する。

スーパー・ノヴァ
前作「Last Order」から引き続き登場。
危険なマッドサイエンティスト。
エーリカを屍人兵士から人間に戻して欲しいというガリィの依頼を引き受ける。


その他の脇役キャラクター

アンドロ・オースタッド
機甲術ボルクヴァルト派長老

トリケファリ
ゾノヘドロン中枢院・切頂官

アルベ
新人機甲術者。

ジャポロ
ゾノヘドロン所属の凶悪なサイボーグ。クアンを憎んでいる。

ポポ・オレイユ
ゾノヘドロン中枢院・汎科学省長官

ミカ
デジャー・ソリスの孤児のリーダー。脳改造されており、ヤコレワの手下として動いている。

ワミ・ワイズハート
クアンの恋人。大学の研究者だったが、調査中に謎の死を遂げた。

ヘンドリクス大尉
「メカニズモ」大尉。

ヘイリン・ブルダッハ
モズビー商会の社員。エーリカと陽子にカオフマン捜索を依頼。

ムラトー技師
ヤコレワの指示で子供たちの脳改造をしている科学者。

マルキ公爵
シドニアの公爵。カグラの娘だと思われる陽子を見つけ出し、シドニアの実効支配を企んでいた。
実はムスターに利用されており、最後はゾーイに殺害される。

ノリン・ソナン
ムスター(イタル)の妹。
イタルらと同様、人面腫を発症した。その美貌がカグラの反感を買い、激しい拷問により廃人と化した。
その後、ヌゲマの実験台にされ、最終的に見世物小屋に売られていた所をムスターに発見され、安楽死させられた。
ムスターの調査により、陽子の正体はノリンから摘出した人面腫であることが判明する。

クルヒト・ソナン
ムスター(イタル)とノリンの父で、高名な考古学者。
人面腫を発症し、ヌゲマの実験台にされた後に死亡。

ギラティン
ダスの仲間のアウトロー。
後に、エーリカに雇われたダスと敵対し、激闘の末に死亡する。

ロッコ
ダスの仲間のアウトロー。
ダスと共にエーリカに雇われ、ギラティンとの戦いで死亡。

キョーコ・ビマ
陽子の母親を名乗る女性。その正体はマルキ公爵に雇われた偽の母親。
心優しい女性で、陽子とエーリカを実の娘のように思っていた。
最終的にエーリカに殺害される。

ダムヤン
ムスターに恋人を殺された青年。その正体は暗殺者で、ムスターの返り討ちに遭い死亡する。

フィンチ
エーリカと陽子を治療した老医師。
マミアナ襲撃の跡地から二人を保護し、避難。陽子を母親に、エーリカをムスターに引き渡した。

ヌゲマ・ヌーバウアー
カグラに雇われているマッドサイエンティスト。人面腫の研究をしている。
ノリンの復讐のため、ムスターによって殺害された。

ポリセラ・ポルヴィット
カグラの側近。ムスターによって殺害された。

チャンモイ博士
ムスターに雇われている結晶化毒の研究者。エーリカに殺害される。

ヒシャム博士
ムスターに雇われた考古学者。用済みとなったためムスターに殺害された。

ミゲール
ムスターの手下。

マリータ・ヴァルト
エーリカの母。エーリカを虐待していたが、逆にエーリカに殺害された。

モルラ
孤児。ニノンの取り巻き。マミアナ襲撃により死亡。

レナ
孤児。ニノンの取り巻き。マミアナ襲撃により死亡。

ウラノワ
孤児。ニノンの取り巻き。マミアナ襲撃により死亡。

ジェマ
孤児。ニノンの取り巻き。マミアナ襲撃により死亡。

ネフ
天蓋協会の大巫女。


クー・ツァン
前作「Last Order」から引き続き登場。
星の保育園協会(ガントロール)の保育士。

ゼクス
前作「Last Order」から引き続き登場。
現在は、星の保育園協会(ガントロール)に所属。

ツァイクロウ
前作「Last Order」から引き続き登場。
ガリィの元同僚で、ムバティの手下を経て、現在はスーパー・ノヴァの使用人をしている。

ヨー・ハン
前作「Last Order」から引き続き登場。
リメイラの側近。

ダンコ
ガリィの相棒のバーサーカー銃。

ゲルクト
英霊団のリーダーで、ガリィの元師匠。

パラペラム
英霊団のメンバー。

ブレーメン
英霊団のメンバー。




最後まで読んで戴き、ありがとうございました。
楽しんで戴けていたら嬉しいです。 

In case I don't see ya, good afternoon, good evening, and good night!

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