みなさま、ごきげんよう。
このブログにお立ち寄り下さり、ありがとうございます。
今回も前回に引き続き
私立恵比寿中学の最新アルバム
「playlist」
について紹介したいと思います。
前回のブログはこちら
前回まではライブの内容について紹介してきましたが、今回は
私立恵比寿中学とはどんなグループなのかを書きたいと思います。
§10 私立恵比寿中学 part1
私立恵比寿中学 (エビ中)は、
今年で結成10年を迎えた
アイドルグループです。
メンバーは、
真山りかさん、
安本彩花さん、
星名美怜さん、
柏木ひなたさん、
小林歌穂さん、
中山莉子さんの
6人です。
私立恵比寿中学という名前ですが、
中学生どころか高校生すら一人もおらず、
平均年齢は21歳です。
アイドルではありますが、
実態はダンスボーカルグループに近いと思います。
エビ中の最大の魅力は、
歌唱力と表現力の高さ
だと思います。
歌唱力の高さは、
アイドルの域を完全に越えており、
その凄さはライブを観れば一目瞭然です。
ライブでは、
徹底的に生歌にこだわっており、
歌唱力と表現力に圧倒されます。
そもそも、エビ中の楽曲は、
普通のアイドルが歌わないような、
難易度の高い楽曲が多いです。
そして、歌割りではソロパートが多く、
ユニゾンが極端に少ないため、
ごまかしが効きません。
ライブでは、
そのような高い歌唱力が必要な楽曲を、
激しいダンスを踊りながら、
ほとんど休憩なしで2時間以上歌い続けるのですが、
歌声は完璧に安定しています。
その上、
ロングトーンやフェイクといった
難易度の高いテクニックも卓越しており、
アイドルというよりボーカリストという表現が正しいと思えるほど、
そのパフォーマンスは圧倒的です。
私立恵比寿中学は、
他に類を見ない「本物」の実力派だと思います。
ところで、
エビ中は今でこそ、歌とダンスで高い評価を受けていますが、
結成当時は
「キレのないダンスと不安定な歌唱力」
がキャッチフレーズで、
歌もダンスも、数あるアイドルグループの中で最低レベルでした。
ですが、それから10年が経ち、
様々な試練を乗り越えてきた結果、
今では、
アイドル界トップクラスの実力派として、
唯一無二の存在となっています。
§11 私立恵比寿中学 part2
私立恵比寿中学は、
音楽ファンからの支持が非常に高く、
プロのミュージシャンからも高い評価を受けています。
その証拠に、第一線で活躍する実力派のミュージシャンが数多く楽曲提供しています。
その顔ぶれは、
川谷絵音さん(ゲスの極み乙女。)、加藤慎一さん(フジファブリック)、大森元貴さん(Mrs.GREEN APPLE)、尾崎世界観さん(クリープハイプ)、池田貴史さん(レキシ)、岡崎体育さん、後藤まりこさんなど、
誰もが才能を認める一流アーティストばかりです。
他にも、ヒャダインさん、杉山勝彦さん、たむらぱんさん、TAKUYAさん(JUDY AND MARY)、小春さん(チャラン・ポ・ランタン)、菅野よう子さん、石井竜也さん(米米CLUB)、宮藤官九郎さんなど、
凄いアーティストが揃っています。
(杉山勝彦さんは、乃木坂46への楽曲提供でも有名です)
特に、ゲスの極み乙女。や、フジファブリックのようなバンドがアイドルに楽曲提供するというのは、本当に驚きです。
更に、私立恵比寿中学は、
あの椎名林檎さんからも実力を認められています。
椎名林檎さん自らが才能を認めるアーティストにオファーをして製作されたトリビュートアルバム「アダムとイヴの林檎」に、
アイドルとして唯一選ばれたのが私立恵比寿中学です。
つまりエビ中は、
椎名林檎さんの曲を公式に歌うことを許可された唯一のアイドルということになります。
§12 私立恵比寿中学 part3
アイドルとは思えない歌唱力で、実力派として高い評価を受けている私立恵比寿中学ですが、
その一方で、
数々の試練や悲劇に見舞われて来ました。
2009年の結成から最初の3年間は下積み時代で、
ショッピングモールや家電量販店で無料ライブを行っていました。
予算が無く、衣装はディスカウントショップの安物で、
マイクの数すら足りない状況だったそうです。
更に、事務所のプロデュース方針も迷走しており、
白塗りメイクで歌ったり、過激なパフォーマンスの数々は、今では伝説になっています。
そして、長い下積みの末、
2012年にようやくメジャーデビューを果たします。
ところが、人気が出始めた矢先の2013年、
その美貌で高い人気を得ていた鈴木裕乃さんを含む3名が脱退してしまいます。
更に、
2015年、柏木ひなたさんが突発性難聴で活動休止を余儀なくされ、
ここからメンバーを次々と病気やケガが襲います。
2016年には、小林歌穂さんがバセドウ病により一部の活動を制限。
2018年には、星名美怜さんがステージ上から転落する事故に遭い、一時活動休止。
2019年には、安本彩花さんが心身の不調により活動休止となり、現在も静養中です。
また、
2018年には、バラエティ番組などでも活躍し、抜群の知名度を誇っていた廣田あいかさんが脱退し、大きな衝撃を与えました。
そして、エビ中の話を書く上で、
避けては通れない悲しい出来事がありますが、
それは次回ちゃんと書くことにします。
このように私立恵比寿中学は、
普通のアイドルでは考えられないほどの
度重なる試練や悲劇に見舞われています。
エビ中の10年間の歴史は、
まさに壮絶の一言に尽きると思います。
そして、
エビ中が凄いのは、
「私たち可哀想でしょ」アピールや
「私たち頑張ってます」アピールを一切しない所です。
エビ中は、そうやって同情を誘うよりも、
楽しく前向きに活動する姿を見せる事を大切にしているグループです。
それに、そんなアピールをしなくても、
今までの経験は全て、ライブのパフォーマンスに表れています。
エビ中のパフォーマンスの気迫や深みは、
その壮絶な経験から生まれたもので、
だからこそ、
観ている人の心を打つんだと思います。
今回はここまで。
次回も引き続き、私立恵比寿中学について紹介する予定です。
最後まで読んで戴き、ありがとうございました。
楽しんで戴けていたら嬉しいです。
In case I don't see ya, good afternoon, good evening, and good night!