みなさま、ごきげんよう。


今回は、昨日に引き続き「ライオンキング」に関連したお話です。

前回はこちら


昨日、
ザズーローワン・アトキンソンさんを想定して作られたキャラクターで、
ローワン・アトキンソンさんのイメージにピッタリのキャラクターだという事を書きました。

今日は、昨日予告した通り、その理由について書こうと思います。



その前に、ローワン・アトキンソンさんについて改めて紹介したいと思います。

日本人の多くがローワン・アトキンソンさんに抱いてるイメージって、たぶん、
ミスター・ビーンの人
っていう事くらいだと思うのですが、

ミスター・ビーン」というキャラクターは、ローワン・アトキンソンさんのほんの一部に過ぎません。

ということで、まずは簡単なプロフィールを紹介します。



ローワン・アトキンソン,CBE

1955年生まれの現在64歳。

イギリスを代表する国民的コメディアンで、世界で最も優れたコメディアンの一人です。

代表作の一つに、日本でも有名な「ミスター・ビーン」があり、
ロンドン・オリンピックの開会式でもミスター・ビーンを演じて大きな話題を集めました。

他にも、
人気の映画シリーズ「ジョニー・イングリッシュ」や、
ブラックアダー」などの代表作があります。

学歴も凄くて、
名門オックスフォード大学ケンブリッジ大学の理系の学部を卒業した超天才です。

そして、
ローワン・アトキンソンさんは、なんと、
エリザベス女王やチャールズ皇太子を始めとする、イギリス王室の方々とも親交があり、
王室の式典などにも招待されています。

その一方、作品の中では、
英国王室を何度もネタにしています

チャールズ皇太子の悪口を言ったり、
歴代の王様をお馬鹿なキャラクターとして描いたり、

更には、エリザベス女王をボコボコに殴るシーンまであります。

そんな失礼すぎる扱いをしても、
ローワン・アトキンソンさんは全く怒られず、
友好な関係が続いています。

王室を笑いのネタにするローワン・アトキンソンさんも凄いですが、
それを平気で許している王室も凄いですよね。

それだけローワン・アトキンソンさんと王室の信頼関係が深いっていうことだと思います。

日本で同じことをやったら、社会問題になりますし、
大炎上して、たぶん日本に居られなくなっちゃいますよね(笑)

その点、イギリス社会の「笑いに対する寛容さ」は本当に凄いと思います。



さて、ここからが本題です。

なぜ、「ライオンキング」のザズー役が、ローワン・アトキンソンさんにピッタリかと言うと、

それはローワン・アトキンソンさんの芸風に関係しています。
 

日本では、ほとんどの人が
ローワン・アトキンソン=ミスター・ビーン
というイメージを持っていると思います。

ミスター・ビーンは喋らないキャラクターなので、
ローワン・アトキンソンさん自身も無口なイメージになってしまっていますが、


実は、
ローワン・アトキンソンさんが最も得意とする役は、
お喋りで気取った典型的な英国男性の役です。

ジョニー・イングリッシュ」シリーズでも、お喋りで自信家のスパイを演じていますし、
代表作の「ブラックアダー」シリーズや、「シン・ブルー・ライン」でもお喋りなキャラクターを演じています。
 

なので、欧米の人のローワン・アトキンソンさんに対するイメージは、

お喋りで気取ったイギリス紳士

なのです。


そして、「ライオンキング」のザズーも、まさに、そういったキャラクターです。

これが、ザズーがローワン・アトキンソンさんのイメージにピッタリと言った理由で、

ローワン・アトキンソンさんの代表作を観ていると、
ザズーがローワン・アトキンソンさんを想定して作られたキャラクターということに納得できます。



せっかくなので、ローワン・アトキンソンさんの代表作を紹介したいと思います。

 ①ブラック・アダー

1983年~1989年製作。

ローワン・アトキンソンさんの一番の代表作です。

イギリスの歴史上の様々な時代を舞台にしたコメディで、

ローワン・アトキンソンさんは、お喋りで気取った性格の、悪賢いイギリス紳士を演じています。

放送終了後も大人気で、
イギリス王室の公式行事などでもブラック・アダーを演じています。

ちなみに共演者は、
ヒュー・ローリーさん、スティーブン・フライさん、ミランダ・リチャードソンさんなど、今観ると凄い豪華です。



シン・ブルー・ライン

1995年~1996年製作。

警察署を舞台に個性豊かな人々が巻き起こす騒動を描くコメディで、

ローワン・アトキンソンさんはお喋りで気取った、典型的イギリス人男性の警察署長演じています。



ミスター・ビーン

1990年~1995年製作。

ローワン・アトキンソンさんが、予測不能な行動をする超変人を演じたコメディで、セリフはほとんどありません。

放送終了後も、映画版2作が製作され、
さらに、ロンドン・オリンピックの開会式やチャリティーイベントなどでも演じています。



ジョニー・イングリッシュ

2003年公開。

ローワン・アトキンソンさんは、お喋りで自信家のキャラクターの、超間抜けなスパイを演じています。


ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬

2011年公開。

前作よりも更に面白くて、
たぶん、地球上で一番笑えるコメディ映画なんじゃないかと思っています。

イギリスのスパイ機関が何故か日本の三菱電機に吸収合併されているというネタから始まって、最後までずっと笑えるシーンの連続です。
たぶん30秒に1回くらい笑えるシーンがあります。



ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲

2018年公開。

シリーズ第3弾、現時点でのローワン・アトキンソンさんの最新作です。


他にも「ラブ・アクチュアリー」「フォー・ウェディング」などが代表作です。



最後まで読んで戴き、ありがとうございました。
楽しんで戴けていたら嬉しいです。 

In case I don't see ya, good afternoon, good evening, and good night!

xxx