みなさま、ごきげんよう。


今回は、ブロードウェイ演劇の名作で、意外と初演のオリジナルキャストが知られていない作品を紹介したいと思います。


プルーフ

プルーフ・オブ・マイ・ライフ」のタイトルで映画化された作品で、
映画版ではグウィネス・パルトロウさんとアンソニー・ホプキンスさんが主演でした。

オリジナルのブロードウェイ版では、
メアリー・ルイーズ・パーカーさんが主人公を演じました。 

ちなみにメアリー・ルイーズ・パーカーさんと言えば、
大ヒットしたテレビドラマ「デスパレートな妻たち」の、
主人公スーザン役の第一候補はメアリー・ルイーズ・パーカーさんだったそうです。
(別のドラマと撮影時期が重なったため出演辞退)



欲望という名の電車

ヴィヴィアン・リーさんと故マーロン・ブランドさんによる映画版が有名ですが、
元々はブロードウェイの演劇です。

1947年の初演では、
伝説のブロードウェイ・スターの故ジェシカ・タンディさんと、故マーロン・ブランドさんが主演でした。

ちなみにジェシカ・タンディさんと言えば、
1989年に「ドライビングMissデイジー」で、
アカデミー賞主演女優賞を史上最高齢(80歳)で受賞したことでも有名です。



アマデウス

アカデミー賞を受賞した、F・マーリー・エイブラハムさん主演の映画版が有名ですが、

ブロードウェイ版では、
イギリスを代表する名優のSirイアン・マッケランが、
主人公のサリエリを演じました。



ジンジャーブレッド・レディ

ニール・サイモンさんによる名作で、
泣かないで」のタイトルで映画化されました。
(映画版の主演はマーシャ・メイソンさん)

オリジナルのブロードウェイ版では、
大女優の故モーリン・ステイプルトンさんが主人公を演じました。



シャドウランズ

Lordリチャード・アッテンボロー監督、アンソニー・ホプキンスさんとデボラ・ウィンガーさん主演による映画版「永遠の愛に生きて」が有名ですが、

ブロードウェイ版では
Sirナイジェル・ホーソーンと、ジェーン・アレクサンダーさんが主演のでした。



以下の3作品は、オリジナルキャストで映画化された作品です。

奇跡の人

アニー・サリバン役を大女優の故アン・バンクロフトさんが、
ヘレン・ケラー役を子役だった故パティ・デュークさんが演じました。

同じキャストで映画化され、アカデミー賞の主演女優賞と助演女優賞をダブル受賞して話題になりました。

ちなみにタイトルの「奇跡の人」とは、ヘレン・ケラーのことではなく、アニー・サリバンのことです。



シャーリー・バレンタイン

主人公のシャーリー・バレンタインを演じたのは、ポーリーン・コリンズさんです。

映画版「旅する女シャーリー・バレンタイン」でも同じ役を演じ、数々の賞を受賞しました。



ハーヴェイ

初演は故フランク・フェイさんと、故ジョセフィン・ハルさん主演でしたが、
かなり早い段階で、主人公の配役がフランク・フェイさんから、
伝説のハリウッド・スターの故ジェームズ・スチュアートさんに交代となりました。

その後、ジェームズ・スチュアートさんとジョセフィン・ハルさんの主演で映画化され、高い評価を受けました。



これらの作品に限らず、
ブロードウェイの演劇を映画化した作品は多いので、
オリジナルキャストと比べてみると、違った楽しみ方が出来るかも知れません。


最後まで読んで戴き、ありがとうございました。
楽しんで戴けていたら嬉しいです。 

In case I don't see ya, good afternoon, good evening, and good night!

xxx