番外編1「ワークショップ 強化学習@スクラッチカフェ」

第7回

 

 

僕が何度もお伝えしてきた「AIエキスパートの不足」を解決したい気持ちをお分かりいただいていると思います。

昨年のバングラデシュ出張では、バングラデシュ第2の都市チッタゴンの大学で講演をし、ここで直接大学生の中からAIエンジニアを養成しようと考えていて、AI専門課程がない大学の教授も興味を持ってくれています。

日本でも何かしたいと考えて、先日1月7日(土)に「スクラッチカフェ @scratch_cafe_  (https://scratchcafe.net/)」さんで、ワークショップをしてきました!

子ども達からたくさんの元気をもらうことができて大変良い時間でした。

スクラッチカフェさんは、小学生・中学生向けのプログラミングスクールで、「こどもの自由な発想を大切にし、プログラミングを通じてモノづくりの楽しさを学ぶこと」を大切にプログラミングを教えている教室です。


今回は、懐かしのストリートファイター2のCPと対戦するキャラを強化学習で強くし、Pythonで実装したものを教材にして、子ども達に身近な格闘ゲームでAIを知ってもらう内容にしました。

ここで、皆さんにも説明させていただきますね!

まずは、プログラミングと機械学習の違いについて。

・プログラムは、コンピューターに指⽰ を書いて理想通り処理するもの

・機械学習は、コンピューターに⼊⼒ と出⼒のみをたくさん教えてコンピ ューターが⾃分で指⽰を書けること


教材で使用した強化学習 (Reinforcement Learning) とは機械学習の一種で、コンピュータが⾃動的に指⽰を出して、その結果が正しければ報酬をもらい、間違っていれば減点される仕組みです。この仕組みの繰り返しによって、コンピュータ が学習している作業(ゲーム・⾃動運転など)でどんどん優秀になっていきます。


実は僕はあまりゲームが強くないんです。強化学習をさせたストリートファイターズのRYUは、400回もの学習をし、とっても強くなり、あっという間に対戦相手に勝ってしまいます。

 

 

ここでお気づきの方もいると思いますが、こういうことができるとアレコレ「こんなことに利用したら便利なんじゃないか?」と考えますよね?僕もいつも考えてしまいます。

もし、良い考えを持っていない人がこれを利用した場合も色々とできてしまうのです。

怖いですよね、、、

僕たち、AIを作ったり扱う人は、倫理観もとても大切な要素の一つとなります。

そうでないと、映画に出てくるようなAIに人間が支配される時代が来てしまう。


人間らしさ、人間が持つ感性、真実を大切にして「人間が人間にしかできないことに100%集中できる社会を構築すること」が僕たちの使命です。


子ども達には、今回の内容の全てを理解できていなかったとしても何となく伝わっていて、今度会うときには、宿題にした「強化学習を使って将来どのようなことができるか?」の答えを聞けることを楽しみにしています。


僕にとってこの活動は、一人でも多くのAIエキスパートが輩出される為の大切な行動の一歩。

新年早々に、仕事以外で未来への一歩を踏み出せて本当に良かったです。

2023年も、応援どうぞ宜しくお願いいたします!

 

 

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