RAID5のTeraStationが壊れた? | データ復旧会社のネットワークHDD復旧ブログ

RAID5のTeraStationが壊れた?

こんにちは。データ復旧@ギガデータです。

データ復旧という仕事をしていると、ハードディスクは本当に精密機器なんだなーと思うことが多々あります。

買ってから1週間たたずに壊れた!という方もいらっしゃれば、
8年ぐらい使ってて壊れたーという方もいらっしゃるため、
ハードディスクの寿命はギャンブルみたいだなーと思っています。

データ復旧側ではなく、ハードディスクを運用する側の方とお話したところ、
設計段階で想定している寿命は3~5年ぐらいという情報を聞きました。
その方は3年たったら問答無用でハードディスクを交換するみたいです。

さて、今回のブログタイトルですが、先日こんな依頼がありました。
TS-X2.0TL/R5という、HDDが4台搭載されているタイプのTeraStationにて、
RAID5で運用していたそうですが、
購入(導入?)して1か月経つか経たないかぐらいでいきなりエラーが出たそうです。

ディスプレイにエラーの内容が出ているはずですが、画面が切り替わってしまい
エラーの内容がわからないとのこと。
また、エラー発生から色々と操作したとのこと。
嫌な予感がしましたが、データ復旧可否を見る初期診断は無料ですので、
とりあえず弊社に送っていただき、状態を確認しました。

すると、Disk3に物理的な障害が見られましたが、ほかのDiskは弊社解析機器上では
正常にアクセスが可能な状態。

RAID5はHDDが3台しかなくてもデータを取り出せるため、
残っている3台で仮想的にRAID5を組んだところ・・・
まっさらな状態になっていました。
保存されていたシステム関係のデータを確認したところ、日付が障害発生日時。

初期化されてますね・・・

初期化後のデータ復旧ですので、削除データ復旧になります。
RAID5もそうですが、linux系のファイルシステムは削除データの解析が非常に難しいと言われています。
弊社でも初期化された状態からデータを取り出すことはできますが、
フォルダ構造やファイル名などのディレクトリ情報がめちゃくちゃな状態でしたデータを取り出すことができません。
また、同時に削除データも検出されるため、希望データ検出可否がとても難しい・・・

上記を説明したところ、全部失うよりバラバラな状態でもデータが手元に残る方がいい、
とのことでしたので、そのまま作業を進めてデータを納品しました。
幸いなことに、保存データ量が少なかったためそこまでめちゃくちゃにはなりませんでしたが、
保存データ量が多いと結果も凄まじいことになります。


TeraStationなどのNASは、障害発生時に自動で何かの処理を行ったり、
意図せぬ操作で取り返しのつかない事態になることがあるため、
エラーが発生した時はすぐに電源を落とし、何も操作せずに弊社へお送り頂いた方が復旧率は高くなります。
ただ、エラーの内容によってはHDDを交換するだけで直るものも勿論ございますので、
データ復旧会社に依頼するか、自分で対処するかはお客様ご自身で判断することになります。


今回のように、新しいものを購入しても、精密機器ですのですぐに壊れるようなことは
少なからずございます。
やはり、1台のHDDに頼るのではなく、HDDを複数台用意し、
常に複数のメディアに同じデータをバックアップするよう心掛けることが大切だと思います。

ただ、場合によってはやはりバックアップを取る前に壊れてしまうことがございますので、
その時はギガデータへデータ復旧をご依頼ください。