クレジットカード会社が提供する信販系カードローンの特徴について | 話題にあまりならないもの。

話題にあまりならないもの。

あまり話題になっていないものとかを話題にしたりします。
主に株やお金に関することになりそう…

カードローンといえば消費者金融が提供するものや銀行が提供するものなどが一般的なのですが、クレジットカード会社である信販会社が提供するカードローンにも様々な優れた特徴があります。 特に「VIPローンカード(オリックスクレジット)」や「マネーカード(クレディセゾン)」などは、その充実したサービスにより高い人気を集めているようです。今回はクレジットカード会社が提供する信販系カードローンの特徴について、さらに詳しく確認してみたいと思います。

信販系カードローンの金利について確認してみましょう

主な信販系カードローンの金利条件をまとめると、以下のとおりとなります。
  • クレディセゾンマネーカード→15.0%
  • オリックスクレジットVIPローンカード→3.0%~16.8%
  • 三菱UFJニコスローンカード→6.0%~/r>17.6%
  • オリコカードローン→4.5%~18.0%
通常の利用であればクレディセゾンが最も低金利になります
カードローンの一般的な利用では、通常は上限の金利が適用されることになります。上記でご紹介した4種の信販系カードローンの中では、クレディセゾンマネーカードが最も低金利で有利だといえるでしょう。 クレディセゾンマネーカードであれば借り入れ条件などにかかわらず金利15.0%で利用することができますので、利息の支払いを抑えて返済の負担を減らすことができるはずです。
大きな金額を借り入れるのであればオリックスクレジットVIPローンカードが有利になります
一方で下限金利で比較をすると、オリックスクレジットVIPローンカードが3.0%で有利になります。 またクレディセゾンマネーカード以外のその他のカードローンも下限金利が適用されれば有利になるのですが、実際に下限金利で利用するためには大きな金額の借り入れを認められることが必要になります。特に初めてカードローンに申し込む人などの場合には、下限金利で借り入れを利用することは難しいかもしれません。
三菱UFJニコスとオリコの金利は消費者金融とほぼ同じです
三菱UFJニコスローンカードとオリコカードローンの場合には、金利条件は消費者金融とほぼ同じになります。現在の消費者金融の多くでは上限金利として18%程度を設定していますので、三菱UFJニコスローンカードの金利は消費者金融よりも若干低め、オリコカードローンの金利は消費者金融とほぼ同じということになるでしょう。 ただし消費者金融各社では無利息期間サービスなどの提供にも力を入れていますので、総合的に判断すると信販系カードローンが有利であるとは言い切れないようです。

信販系カードローンの借入限度額について確認してみましょう

主な信販系カードローンの借入限度額をまとめると、以下のとおりとなります。
  • クレディセゾンマネーカード→最大100万円まで
  • オリコカードローン→最大500万円まで
  • 三菱UFJニコスローンカード→最大500万円まで
  • オリックスクレジットVIPローンカード→最大800万円まで
借入限度額についてはクレディセゾンマネーカードだけはかなり低めとなっていますが、それ以外のカードローンでは500万円~800万円とかなり高めの借入限度額が設定されています。ほとんどの人にとっては十分な借入限度額だといえるのではないでしょうか。
信販系カードローンには総量規制が適用されます
クレジットカードを提供する信販会社は貸金業者に該当しますので、貸金業法に基く総量規制が適用されます。総量規制は借入の限度額を最大で年収の3分の1までに制限する規則であり、銀行系以外のカードローンには原則としてこの総量規制が適応されることになります。 例えば年収が300万円の人であれば、借入が認められるのは100万円までに限られるのです。またオリコカードローンや三菱UFJニコスローンカードでは借入限度額として500万円が設定されているのですが、実際に500万円を借り入れるためには年収は1500万円以上が必要になります。 カードローンを選ぶ際には借入限度額についてはそれほど重視する必要はありません。多くの人の場合には借入限度額は100万円~200万円程度が認められれば十分だといえるでしょう。

信販系カードローンにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

最後に信販系カードローンのメリットについて、詳しく確認してみたいと思います。 信販系カードローンは、クレジットカードの提供を行う信販会社のカードローンです。信販会社はクレジットカード事業が本業であり、近年ではクレジットカードの利用に応じてポイントを貯めることができるポイントサービスの提供にも力を入れています。 信販系カードローンの場合には、このポイントサービスを利用できることなども多いようです。カードローンの利用実績に応じてポイントを貯めることができますし、さらに普段利用しているクレジットカードなどとポイントを共通化することもできます。上手に活用すればより効率的にポイントを貯めることができるのです。
専業主婦でも利用できる場合があります
信販系カードローンは専業主婦でも利用できる場合があります。信販系カードローンは総量規制の対象となりますので、自分自身の収入のない専業主婦の場合には原則として利用は認められないのですが、一部の信販系カードローンでは配偶者の収入に基づいて融資を受けることができる「配偶者融資制度」を利用することができるのです。 ただし実際に配偶者融資制度を利用することができる信販会社は限られますので、専業主婦が借入を希望するのであれば総量規制の適用対象外である銀行系カードローンに申し込んだ方がよいかもしれません。専業主婦が実際にカードローンを利用するためには、審査を受けてこれに通過することが必要になります。 審査は信販系カードローンでも銀行系カードローンでも厳しく行われますし、また審査に通過するためには一定の条件を満たすことが必要です。

信販系カードローンは計画的に利用することを心がけてください

今回は信販系カードローンについてご紹介しました。信販系カードローンは信販会社が提供するお金の借り入れに特化したローンサービスであり、同じく信販会社が提供するクレジットカードとは別のサービスになります。 ただしクレジットカードの場合には通常のショッピング枠以外に、お金を借り入れることができるキャッシング枠が付帯することが多くなっていますので、このクレジットカードのキャッシング枠も広い意味では信販系カードローンの一種だといえるかも知れません。 いずれについても信販系カードローンは借金の一種ですから、利用した場合には借入元本に利息を加えて返済することが必要になります。信販系カードローンをできるだけ有利に利用したいのであれば、必要な金額だけを借り入れて早めに返済してしまうことを心がけてください。