これは、このBlogを普段から読んでくださっている方というよりは、「通勤通学用に125cc原付を生まれて初めて買ってみたヨ(*^▽^)/★*☆♪」っていう初心者向けに書いております。


その点、予めご了承願います m(_ _)m( ^-^)ノ!





4月からの新年度を迎えるにあたり、通勤通学に125ccクラスのScooterの購入検討をされる方も多くなるのではないでしょうか。


🔰初めてオートバイに跨がろうとする方々に、125ccの原付2種は、最高の相棒になってくれると思う。

「便利な下駄」…そんな感覚で乗られることが多い…125cc原付Scooter。


燃費はとてつもなく良いし、Partsは破格の安さ💴⤵️、車検もなくて、任意保険も安い、車両本体価格もBikeとしては安い✨👛。

気軽に跨がれて、荷物の収納性も良く、渋滞に巻き込まれにくく、クルマの流れをリードできるほど加速も意外と速くて、しかも走らせて爽快。


本当に、これほど「コスパ」と「実用性」の高い…Bikeもなかなかないと思う。

だからだ…と思うんですけど、「日常の足」として、本当に、数多くの方々に広く使われている。


でも、残念ながら、このクラスほど…

マシンが重大な形で壊れてしまう確率が高い排気量帯もないのでないでしょうか(・_・;?

短命に散ってしまうマシンが本当に多い印象。

せっかく、30万円前後の大金を払って新車125cc Scooterを買ったのに、数年で壊れてしまったら、泣きたい😭気持ちになりますよね。

(焼きついた125cc Scooterのピストン画像)

でも、乗り換えなくてはいけなくなるほどの「125cc Scooterの重症トラブル」って本当に、びっくりする程とても多い。

工業製品の品質が飛躍的に向上したこの現代においても、125cc未満クラスだけは…

エンジンの焼き付きとか、そういう…「いつの時代の話ですか(  -_・)?」って言いたくなるような、

クルマやより大きな排気量オートバイでは、滅多に起こらないトラブルで、このクラスは溢れています。

原付2種からBike Lifeをスタートさせようとされている方が、これを読んでくださっているとしたら、とてもうれしく思うと同時に、全力でその門出をお祝い申し上げたいのですが…


その門出に際して、素敵なBikeLifeの為に、1つだけ、ご注意願いたいことがあります。

それは「エンジンオイル」です。

自宅~🚃駅までの数キロを往復するだけの乗り方だった場合は、走行距離に関係なく、時間軸でオイル交換の管理をしてもらいたいです。

「どれぐらいの時間的サイクルで、オイル交換していった方が良いか?」は、そのマシンの置かれた環境によって変わってくるので、一概には言えませんが、

最初は6ヶ月に1回ぐらいのサイクルで、オイル交換してみて、オイル交換してくださったBike屋さんに「オイルがどんな状態だったか(・・?」「もうちょっと交換サイクルを伸ばしても良さそうか?」相談しながら、交換サイクルを少しずつ伸ばす調節をしていくことを強くお薦めします。

〈追記〉
数キロの短距離走行というのは、内燃機関の乗り物にとって、最大級に厳しい使用環境。

それは空気中の水分をエンジンオイル内に取り込んでエンジンオイルが乳化してしまうからなんです。

メカニズムはこうです。

暖かい空気はたくさんの水分を抱える事ができ、冷たい空気は少ししか水分を抱える事ができませんが…

走って暖まったエンジンを停止させると、エンジンが冷える。

そうすると、エンジン内部の…水分を多めに抱えた暖かい空気が冷やされ、水分を抱えきれなくなって、エンジンの冷却とともに内壁に結露を発生させる。結論水分がエンジンオイル内に落ちる。

走ってたBikeのエンジンを停止させると、日本のように湿潤な国では、水分がエンジンオイルに混じり込む機会になってしまう。これはどうしようもない話なのですが…

ツーリングで使われるBikeは、500kmぐらい走っても、10回ぐらいしかそのような状況は起きない。

でも片道5kmの駅までの走行だけで、過ごしているマシンは、500km走る間にそれが100回発生する。

片道2.5kmだったら、それが200回です。

水分が多く混じると、エンジンオイルは、粘度を失ってシャヒシャビになっちゃう。

そんな水混じりのシャヒシャビなエンジンオイルで走っていると、ピストンの焼きつきも起きやすくなるし、カムシャフトのカム(🍙おにぎり山)がすり減って正常な吸排気が出来なくなり、カムシャフトにベアリングがついているなら、そのベアリングを破壊してしまう可能性が大きく頭をもたげてきます。

ということで、チョイノリの連続というのは、本当に過酷なBike環境だと言えます。

ここで、距離ではなく、時間軸でオイル管理と申し上げたのは、この観点からなんです。

片道10km以上の通勤通学等に使われている場合は、通常通り、走行距離でオイル管理をし、

YAMAHAの125cc原付スクーターのマニュアルには「3000km毎でのオイル交換」(グリファスなど)あるいは「6000km毎でのオイル交換」(NMAX等)っと書いてあると思いますが、


この3000kmや6000kmというのは、マシンをもし長持ちさせたければ、125ccには、ちょっとスパルタすぎると思うので、高品質な化学合成油を使った上で2,000km毎ぐらいを目安にオイル交換していった方が良いと思う。

これは、過剰整備をしてくれ…と言っているのではなく、Bikeを長持ちさせたければ、そうした方が良い…という話なんです。

YSPでも、店舗によっては、原付1~2種に関しては、最低でも12ヶ月毎または1000km毎でのオイル交換を推奨しているところも、けっこうあるぐらいなので、この2000kmというのは、けして過剰整備を推奨しているものではないというのが解ってもらえると思う。

HONDAやSUZUKIの現行125ccの場合、🛵125cc原付2種スクーターの場合、例えば「水冷のHONDA PCX」と「強制空冷のSUZUKI Address125v」は6,000km毎のオイル交換指定ですね。

他社125ccもエンジンが忙しく猛烈に回転しているのは、変わりませんから、僕だったらこれらも少なくとも2,000km毎ぐらいではオイル交換しますね。

ここではコスパを考え、過剰整備にならないよう2000km毎って言ってますが、自分のCYGNUSに関しては、実際ところ、約1500km毎ぐらいのサイクルでオイル交換してきています。

これは、2~3万km走行した後の125ccエンジンを実際に開けてみれば、即…腹落ちする話だと思うんですけど…


エンジンを開けてみて、エンジンオイル管理の差で、どれだけエンジンダメージが違ってくるか?視覚的に確認する体験をしないと、解りづらい事でもあるので、


「えぇ?…メーカーが3,000km毎で良いと言っているのになんで(  -_・)?」

「ド素人の言う推奨値と、メーカーがサービスマニュアルに公式に記載した指定値とだったら、そりゃ~後者を信頼するよ」

って言われちゃうのは、分かってるんですけどね。昔は僕もそう思っていたし…_(^^;)ゞ💦

でもある程度走った後のエンジンを実際に開けてみて、自分の👀目で、その構造とコンディションを見てみれば、きっと明瞭に解ると思う。





それと、最後に…

125ccにこそ、良いオイル(高品質な100%化学合成油)を使った方が良いと思う。




YAMAHA車だったら、Premium Synthetic以上のランクです。

これも本当にめちゃくちゃ大事で、小まめなオイル交換と、高品質な高性能オイルの選択、この2つで、愛車のエンジン寿命は決まる…と言っても過言ではないと思う。

高価な大型高級車ほど、高価な高性能オイルが使われて、廉価な原付2種ほど、廉価な低質オイルが使われているのが、多くの実態だと思うんですけど…

小排気量車ほど、とんでもなくエンジンが猛回転しているわけですから、それはおそらく逆だと思う。

クルマの80km/h巡航は、1300~1500ccクラスでだいたい2100rpmぐらいだと思う。しかも重い頑丈なエンジンで…です。

僕の1250ccのXJR1300は、かなり低めのギア比設定なんですけど、それでも80km/h巡航は3000rpmぐらい。

それに対して、125cc原付2種のCYGNUSは、タコメーターが無いので、正確に何rpmとは言えないけど、80km/h巡航時で、たぶん…7500rpmは回っていると思う。

しかも、小型の原付は、ピストン移動量の大きなTORQUE重視ロングストロークエンジンであることが多く、単なる7,500rpmじゃないんですよね。

この7500rpmという回転数がどれだけすごいか?というと、ふつうの乗用車だと、もう…RED ZONEの領域ですね(爆)_(^^;)ゞ!

スポーツカーだと、これぐらい回るエンジンもありますけど、例えば、500psを絞り出すNAモンスターマシン PORSCHE Carrera 911 GT3の場合、500psを叩き出すのが8250rpm。


そのMax Powerを絞り出す回転数に近い状態で、走ってるのが、原付2種の80km/h巡航だと理解できれば、そりゃ…オイル大事だよね_(^^;)ゞ💦って腹落ちすると思う。

PORSCHE Carrera 911 GT3だって、7500rpmでエンジン回るなんて、実際はそんなシーンほとんど無いわけで、でも、原付2種だとふつうにそんなことはよく発生する話。

僕の身の回りでも、原付2種で、エンジン焼き付いたヘ(゜ο°;)ノ!!とか、カムシャフトのベアリングが粉砕したΣ(Д゚;/)/!!とか、よく起きています。

これを書いているのも、そういう話が身近であったからなんですけど…

原付2種Scooterを「ゲタ」とか思って、粗末な対応をすると、本当にけっこうあっさり壊れると思う。

けして、廉価なBikeだからって、エンジンの作りが安っぽいわけではないんです。


作り込みの品質レベルは、エンジン開けてみても、大型Bikeとそう違わないと思う。

そうではなくて、レーシングカー並みのエンジン回転数で常時回っているからなんだと思う。

(しかも、それらとは違って…ロングストローク。同じ回転数だったらより過酷_(^^;)ゞ)

この話が、果たしてどれだけ説得力あったのか?は、甚だあやしいですけど(爆)_(^^;)ゞ!

原付2種こそ「これはレーシングマシン並みのエンジン回転数だ」と思ってのオイル管理が必要なんだと思う。

ということで、原付2種こそ、良いオイルを使って小まめなオイル交換をぜひ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆


良いオイルを小まめに交換しても、超少食なので、そんなにオイル代が大変なことになるわけではありませんしね🎵