日本自動車工業会が今年4月20日に発表した…「2021年二輪車市場調査」を読んでみた。
これは2年毎の奇数年を調査対象とし、偶数年の春に公表されるモノなので、これが最新のモノ。
読んでみて、いくつか…印象に残ったところがあったので、リポートしたいと思います(^-^ゞ!
これによると…
(1)ライダー高齢化に…STOP✋が掛かった!
2019年度調査まで、年々…ライダーの平均年齢がジリジリ上がってきていたが、今回54.2才と…前回調査比で0.5才若くなったという。
特に目立つのが20代30代のライダーの増加で、30代以下の構成比が+3ポイント増加の32%となったらしい。
これは、20代30代のライダー人口が、たった2年間で+1割も増えたという事を意味し、結構な増加率と言えると思う。
免許を取る人も増加中!
(2)「原付2種」「小型2輪」が増えている!
50cc原付も含めた…二輪車全体の総保有台数は、依然として緩やかな減少傾向が続いているものの、それは台数の大半を占める50cc原付の減少によるところがほとんどで…
二輪車の需要は、2019年度の36.0万台⏩️2021年度の37.5万台へと微増。
二輪車全体の総保有台数の減少傾向の中で、「原付2種」と「小型2輪」は、総保有台数が増加しており、どうも…この2つのカテゴリーが、二輪車需要の牽引役になっている模様。
※小型2輪とは、251cc以上のBikeのこと。
(3)乗換え🔃減少、バイクリターン↩️増加!
購入形態を観察すると、「買い換え」が55%(前回60%)と減少し、「再購入/リターン」が20%(前回15%)と増加。
その他は、買増し14%、初購入11%。
既存ライダーによるBikeの乗換えが減少し、リターン組の購入が加速している。
(4)Bikeへの満足度は高まっている!
二輪車継続乗車意向調査では、85%のRIDERSが継続乗車意向あり…となっており、これは前回調査比で+3ポイントの増加。
下は、使用状況のデータ。
下は、どういう属性の人が、どういうマシンを買っているか(・・?のデータ。
(5)OFF-ROADとSCOOTER需要が高い
トピック調査では、ユーザーに次期二輪車の希望タイプについてのヒアリングをしているんですけど…
それによると、「オフロードタイプ」と「スクータータイプ」が次期二輪車の希望タイプの中心になっているという。
OFF-ROADタイプとは言っても、アドベンチャーモデルを含む…幅広い範囲を指すものだとは思いますけどもね。
SCOOTERの性能向上と人口の高齢化で、近年…大型スクーターへの重要増加も肌で感じているものの、これはおそらくそれを表したモノではなく、
日本の二輪車市場を全体で俯瞰すると、50~125ccの比率が圧倒的に高いですから、この調査結果は、それを反映しているんだと思う。
【Bike乗る人が増えてほしいと願う…(^^)d!】
Bikeは、解放感、風をきって走る爽快な心地よさ、エンジンの躍動感、加速感、御しがたきを御す楽しさ、動物的本能を呼び覚ますところ、気軽に乗れて、遠くへふらっと移動できるWARP力…等々、とっても魅力溢れる世界( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
我々既存ライダーにとっても、自分たちのライディング環境を良くする為に、日本のBike市場が拡大し活性化することはものすごく大切。
何より、Bikeの楽しさを共感できる仲間が広がる!って…プライスレスに素晴らしい事😆🎶
若者は、SNS世代ですからね_(^^;)ゞ💦
「なんか、おっさんたちめっちゃ楽しそうだなぁ…」とか、「うわっ!ここ行ってみたい!」とか、「それ食べてみたい!」等々…
若い人たちに思ってもらうことは大事なんではないかなと思う。
そんな発信も、少数が細々とやっていても、そんなに盛り上がらないけど、みんなでやれば…めっちゃワイワイガヤガヤ盛り上がりますからね😃✌️
【でも転倒事故も増加傾向に感じる😓】
Bikeは、練習と経験を積んで、疲れてないときに走らせれば、世間の人たちが思うほど、危ない乗り物ではない…と思う。
でも、我々RIDERが感じるほど、安全な乗り物でもない…とも同時に思う。
GPライダーのノリックが…
プライベートマシンであった2型TMAXで、7-ELEVENの配送トラックに激突して亡くなってしまったのは、本当に衝撃的でしたけど、
一般ド素人ライダーの僕は、元々そんなに運動神経良くない上に、へたっぴなので、僕も転倒回数が…両手では数えきれない回数になってきました(汗)_(^^;)ゞ💦
最近…
うれしい事に、リターンされたばかりのライダーの方々や、免許とって新しく初めてBikeに乗るよ!っていう若いブランニューライダーの方々の新規参入も目白押しです( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
そのような方々は、Bike業界にとって業界を活性化してくれる宝っすね!
リターンライダーの方々は、解って乗ってらっしゃるから問題ないと思いますけど、
安全面で少し心配なのは、生まれて初めてBikeに跨がられる若いライダーの方々ですね。
転倒や事故のない素敵なBikeLifeを…心より祈ってやみません。
その為にも…
そのような免許取り立ての方々に、おっさんツーリングライダーのRyutaroから2つ…事故防止に必ず 役立つと思える事柄についてご報告させていただきたいです。
ブレーキングについてなんですが、ブレーキングは、ぜひ…以下の順番でやってほしいと個人的には思いますm(_ _)m。
(1)Rブレーキから掛け始める
(2)Fブレーキを軽く掛け、Fフォークの遊びをキャンセル
(3)Fフォークの遊びが取れたら、本格制動!
これをやっていると、そのうち早回しで(1)~(3)の一連の動きを間髪おかずに瞬時に一気にできるようになると思いますが、
これだけで、ものすごく安定してBikeが止まるようになりますし、何より「うわッ!クルマが飛び出してきた!突っ込む!パニックブレーキ!!」って時に、転けずに緊急制動ができるようになると思う。
イザッ!ってときは、思考回路を経ない…反射神経の世界で身体は動きますから、普段からこの習慣付けがされていると、緊急事態で役立つと思います。
ブレーキングは、クルマとバイクが最も違うところの1つですね_(^^;)ゞ。
クルマは、⚠️危ない‼️と思ったら、即ガッツリ!ブレーキを踏めば良いだけ!で、それでクルマがジャックナイフしちゃうことも、横転することもないけど…
Bikeは、⚠️危ない‼️と思って、手順踏まずに、右手で即!全力でブレーキレバーを握ると、マシンが路面に対して完全垂直ならジャックナイフしちゃうか?、マシンが路面に対して多少でも傾斜していたら、フロントからスリップダウンしてしまう可能性が高いと思う。
なので、この手順はとても大事だと思う。
☝️これだけで、街中走行でだいぶ安全になるかと思いますが、もう1つ心配なのは、カーブで⚠️曲がりきれない😨‼️ってなった時の対応ですね。
簡単な対応順に書くと…
1.この場合は、多少の減速で何とかなりそうなら、リアブレーキ‼️を掛ける!…と言うのが、サバイバル術だと思う。リアブレーキは、コーナリングしながらでも使える。
正確に言うと、慣れれば…コーナリングしながらフロントブレーキも使えるんだけど、これには、結構な訓練が必要というか、フロントからスリップダウンしないようにする…微妙なコントロールがいると思うので、最初はやめた方が良いと思う。
2.多少の制動ではどうにもならん!という場合は、マシンを立ててから、先ほどのパニックブレーキ対応で書いた手順で緊急制動が、次の手ではないかなと思う。
あの手順を踏めば、タイヤから白煙をあげるような制動も転ばずにできる。
3.コーナリング中に、曲がりきれない‼️ってなった場合に、そのまま単純に、さらにバンク角を深めて旋回を強めよう!と思うかもだけど、それはハングオン走行に切り替えない限り…難しいかも。
仮にそれをやろうとしても、意に反してマシンはそれ以上倒れないと思います。
その場合は、コーナリング中でも、1度…瞬時にマシンを立てて、瞬時に改めてリーンのやり直しです。カーブの中でバンクのやり直しをして危機を切り抜ける方法です。
4.でも、最善はそうならないようにする事。
僕のオススメはナビを有効活用することです。
カーブに差し掛かる前に、ナビをチラッと見て、次のカーブがどんなものなのか?予め把握しておくと、事前に十分な減速や心構えができますから、そういう…うわっ!曲がりきれない‼️って事態になりにくいと思う。
蛇足だけど、これは、ツーリングしていて、やむなく夜間走行となってしまった場合にも非常に有効で、ツーリングのサバイバル術です。
ということで、Bike界に参入する人が増えるのは、Bike界が活性化し、仲間が増えるという点で、本当にありがたくうれしい話。
でも、最近…走っていて、Bikeが道に転がり、仲間や多くの人たちが取り囲む中で、横たわるライダーが悶え苦しんでいるような、2輪の事故現場を通過…する事が何回かあったんですよね。
すでに、救護の人手は足りている状態に見えましたから通過しましたけど…
Bike事故も確実に増えてきているなぁ…とも実感中です。
僕もよく転倒するので、ひとごとではないです。
同級生のライダーが、昔…「速く走るライダーよりも、毎回無事帰るライダーが名単車乗り」という名言を教えてくれました。
確かに…と、唸らならざる得ません。
なんか、暗い話題で終わっちゃうけど、気を引き締めるのも大事かもなので、まっ、このまま終わろうと思います。
お互い…気を引き締めて、乗っていきましょう(^-^)/🎵