XJR1300のバルブシートカットをしてもらっているようなんですが、これを機会にいろいろ検索してみて、大変勉強になりました。


そもそも、バルブシートとは?


文字通り…「バルブの座る座面」「バルブがエンジンヘッドブロックと接するリング状の面」のことですね。


アホRyutaroは、その「バルブシート」のカット…と聞いて、走行距離を走ると、バルブシート部にはカーボンが付着し、それが燃焼室の気密性を下げるので、


「燃焼室気密性を上げるべく、バルブシートに付着したカーボンデボジットを削り落とす為」


という目的しか思い浮かばなかったのですが…


なるほど!…


これを読むと…それだけじゃないんですね😃💡



https://www.webike.net/magazine/maintenance/maintenance-engine/64584/ 


☝️これによると、バルブシートの幅が広がってしまうと、シート面積拡大で面圧が下がってしまい、例えカーボン付着がなくとも、気密性低下要因になるようです。


また、バルブシートとバルブフェース(バルブシートに対応するバルブ側の面)が、燃焼爆圧により金属同士が衝突を繰り返すことで、磨耗が進む…というのが、バルブシート幅が拡大する原理らしい。

このバルブシートカットというのは、ド素人の僕が想像するだけでも、微妙な世界っぽいですね。

シートを削りすぎると、バルブステム(バルブの軸)の、カムシャフト側への突き出し量が増えてしまうから、今度はバルブステムのトップ(タペット側)を削って調整することになるのかも。

走行距離を走ったマシンのオーバーホール…というのは、本当はこういうことまでやらないといけないということ、そしてここの部分が、燃焼室の気密性を司るだけに、かなり大事であることを学びましたm(_ _)m。

器具の問題もあり、この作業は、エンジン屋さんに依頼するのが普通みたいですね。

でも、そんな人脈(ツテ)がないと無理な話。またちゃんとこっちが物事を分かって依頼しないと、相手も受けてくれないと思う。

エンジンOHと言うのは、本当はこんな世界なんだなぁ…こういうところ分かってやらないと、取りあえず動くけど…程度のガサツなエンジンが仕上がるのみなんだなぁ…とつくづく実感。

エンジンの世界は本当に奥深いです。