昨夜、ワクチンダウンからの回復して、立て続けに、XJR1300とCYGNUSに乗ったんですよね。


2000年式 XJR1300
BC-RP03J
245kg
1250cc
100ps/8000rpm
98Nm/6500rpm


2008年式 CYGNUS X-SR (FI)
EBJ-SE44J
122kg
124cc
11ps/8500rpm
9.1Nm/7500rpm


100ps以上が当たり前の…現代の大型バイクの中で眺めると、平凡か…やや控えめとも言えるPower-SpecのXJR1300。
ところが、この100ps/8000rpm、98Nm/6500rpmというPOWERは、僕の腕前ごときでは本当に強大に感じる。

本当はこのエンジン。MAX TORQUEをマークする6500rpmを越えて回すと、空冷らしい乾いた咆哮が、しびれるほど気持ちいい~😆⤴️んですヨ。

それは知っている。

でも、そこを味わおうと…スロットルをワイドオープンすると、マシンがワープし出し、周りの風景が消えかかってタイムマシーンみたいになっちゃう。

「なんとか、こいつを御せないかな(・・?…」と、多少は練習してきましたけど、
道幅が広く、視界が開け、飛び出しRISKのないCircuitなら、まだアクセルを開けやすいけど、
それでも、1250cc 100ps/8000rpm、98Nm/6500rpmと言うのは、ド素人には、ちっとやそっとでは、なかなか使いきれるパワーではないですね。
僕ごときでは、なかなか扱い切れるモノではないです_(^^;)ゞ。

これが、一般道ならなおさらです。

スペックシート的には、XJR1300は車両重量245kgと…「なんだ…TMAX530の222kgと比べてたった+23kgじゃん🙆」って思えちゃうけど…
その差はとても大きく…

マシンがめちゃくちゃ重いので「慣性の法則」を本当に強く感じる。

猛然と加速を味わったりした場合…

「急な飛び出しなど不測の事態が発生した場合、急制動、急回避、果たして…オラはちゃんと適切に対処できるのか🤔⁉️」

と…なんとも言えない不安が頭を過ります。

XJR1300でいちばん美味しい…ZONEを味わおうと飛ばした場合、これが僕が毎回感じる素直な感想です(ノ_<。)。

その時のSPEEDの問題ではないんです。

「スピード」より、バイクの重さに起因する「慣性の大きさ」の問題なんです。

僕は物理苦手ですので、間違っているかもだけど、慣性力は、たしか…「質量×加速度」の掛け算に比例するハズですから、

重いBikeは、いったん動き出すと止まりにくいですし、ましてや…マシンが加速中なら、輪をかけてなおさら。

重量級パワーマシンは、乗ってみて、本当に…急制動が苦手そうですね。

また、それは急回避にも言えそうで、遠心力は…

「質量  ×(車速の二乗)÷  旋回半径」

遠心力は、マシン重量に比例して大きくなるハズで、重いBikeほど、向きを変えるためには、より大きな力が必要となる。つまり重量級パワーマシン急回避しにくい

大型Bikeで不安を感じるのは、スピードの問題じゃないんですよね。重量と加速力が掛け合わされた慣性の大きさなんだと思う。

「動いていたものはその速度で等速直線運動をつづける」…いわゆる「慣性の法則」に支配されますけど、重くパワフルなマシンほど、重量と加速力の掛け算で生み出される慣性の法則が本当に怖いです_(^^;)ゞ💧

以前、YAMAHAのFJ1100の開発秘話で、水冷エンジンも選べたのに、なぜFJ1100に空冷エンジンが採用されたのか?…という話のくだりで、

当時のYAMAHA開発陣が「人間が扱いこなせるBike車重は約230kgが限界」だと考えていた事が、重量面で有利な空冷エンジンをあえて選んだ理由の1つであることが書かれていました。

正直…245kgのXJR1300に乗っていて、本当にそう思う。

プロライダーやそれに近い猛者ならいざ知らず、我々ふつうのツーリングライダーには、本当にそうなんだと思う。

一方で、車重122kgのCYGNUSに🔃乗り換えて…

同じところを同じスピードで走っても、XJR1300と比べて圧倒的にどうにでもなる感が出てくる。
ただ、ちょっと…

ここまで小型のマシンとなると、ホィールベースも短すぎ、ライダーと車両重量のバランス的にもちょっとトップヘビー過ぎる気もしてくる(笑)_(^^;)ゞ💦

これはこれで、急制動や急回避するには、少し不安定感が出てくる。

125cc~1300ccまでマイバイクとして乗ってみて、人間とのBalanceが良いのは、やっぱりミドル級マシンですね。

ちょっと…500~700ccクラスのマシンが本当にちょうど良いように感じます。

それはちょうどTMAX530のクラスということになる。
このクラスは、マシンの安定感もありながらQUICKな急停止/急回避運動が本当にやりやすい。

パワーもなんとかちょうど使いきれる。

パワーをなんとか使いきれる快感は、TMAX530だけでなく、XSR700を乗った時にも感じた事。

車種の問題というより、排気量クラスの問題って感じですね。

パワーをなんとか使いきれる…とは言っても、アクセル開けたら、MT-07のエンジンを積んだXSR700は、ダチョウが走り回るようにめちゃくちゃ速い(ダチョウは実は結構俊足)。
タイヤがアスファルトを蹴る…1蹴り1蹴りはかなりのモノで、なかなか御せるモノではないぐらいすごい。
XSR700はMT-07の派生モデルなので、MT-07もたぶんこれぐらいなんだと思うんですけど…

いやぁ…これで十分ですね(爆)_(^^;)ゞ!
というか、これを完璧に乗りこなす…って、なかなか大変だと思う。

僕は…乗りこなせなかったです(爆)😆💣️✨

レンタルバイクでの試乗だったので、乗りなれていないというのもありますけど、半端なく速かったです。

僕は、相当修行重ねないと…このパワーでさえ、もて余す気がします。

でも、練習を重ねれば、ギリギリなんとかこの車格なら、手の内にできる気もする。ギリギリ…ですけども(爆)_(^^;)ゞ💧

TMAX530より遥かにパワフルですからね。

そして乗りこなすのりこなさないの問題は棚に上げても、純粋にこの排気量帯は…楽しい💃(笑)!
慣性がちょうど良い!

頑張れば、なんとかギリギリ自分の手足のようにできる排気量帯って感じで、本当に楽しい😃🎶

僕のような…猛者でもない、普通のツーリングライダーにとって、本当に楽しいベストマッチの排気量は、500~700cc…ここら辺かもしれない。


猛獣を御すようなXJR1300も楽しいし、パワーを絞り出すCYGNUSも楽しい。軽快なライトウェイトスポーツ…250ccも楽しい💃

すべての排気量帯…楽しいんですけど、

もて余すのではなく、自分の手足のように扱い切れることは、それはそれでとっても楽しいライディングなので、実際問題、我々が扱い切れる排気量帯の限界は、本当はmiddleまでかもですね。

1300ccを自分の手足のように扱いきる猛者も当然いらっしゃるわけですけど、それはごくごく一部の猛者であって、ふつうは、なかなかそこまで到達できない気も…f(^_^)💦