日立オートモティブシステムズ、ケーヒン、ショーワ、日信工業⏩日立Astemoへ
🇩🇪ドイツのBOSCH等、オートモーティブパーツ分野の巨大グローバルプレーヤーが、世界のオートバイメーカーへ、電子制御パーツ等、バイクのカギを握るようなキーディバイスを製造供給して、裏でバイクシーンを支えているのは有名な話。
最近はBOSCHの勢いが止まらない(笑)_(^^;)ゞ💧
つい最近も、1年ほど前に、レーダーを使ったBike用の危険回避支援SYSTEM「BOSCH アドバンス ライダー アシスタント システム」の開発成功が報じられていましたね。
レーダーを使った周囲をモニタリングしつつ、衝突/追突等の危機的状況が生じた場合、システムがそれを自動検知し、レーダー、自動ブレーキ制御、エンジン制御、マシン姿勢制御技術を組み合わせて、人間より素早く危機に自動対応するという夢のような危機回避システム。
ゆくゆくはAIを使って、より早い段階での予防的な危機回避をも目指すらしい。
BOSCHによると、これにより現段階でもバイク事故の7およそ分の1は防げる見込みという。
つい最近も、ある先輩から「ある事故」の話を聞いたんですよね。その事故というのは…
行きつけのバイク屋さん前を、愛車で飛ばして通過中、「誰か来てないかなぁ…」って脇見運転してしまって、ふと…前に視線を戻したら、減速した前走車に、時速100km/hで突っ込みかかっている…とんでもない😱状況に気付き、慌ててブルブレーキ‼️バイクはジャックナイフし、ライダーはともえ投げを喰らったように前に投げ出され、路面に叩きつけられ、手裏剣のように縦回転で路面を転がる➰➰愛車が、テールから、横たわるライダーの下腹部に降ってきたΣ(Д゚;/)/‼️らしい。
腹部破裂。幸い…緊急手術と長期入院の末、そのライダーは、またバイクを買い直して、復帰済みらしいので、安心してほしいのですが、本当に考えなくないような事故😨!
でも、これは(´~`)全く他人事ではありません。
胸に手を当てれば、どんなベテランライダーでも、このような「わき見による危機」は、これまでのバイクライフで経験されているのではないでしょうか🤔⁉️
話をBike用の危険回避支援SYSTEM「BOSCH アドバンス ライダー アシスタント システム」に戻すと、そのマシンに、もしこのシステムが搭載されていたら、防げた事故かも知れません。
それを考えると、このシステムはすごい!
また、BOSCHは、すでに…コーナリング中の前輪からのスリップダウンを防ぐ…こんなシステムまで開発をほぼ終えている。
これらを開発するには、やっぱり巨大な資本力と、パワートレインシステム、シャーシ、サスペンション、ブレーキ、ステアリング、安全システムまで幅広く事業分野を網羅的に手掛けて、相乗効果を出す必要が出てくる。
日本も優秀なパーツメーカー…たくさんあれど、BOSCHみたいに巨大なグローバルビッグプレーヤーってところまではいかない。
BOSCHぐらいの体力あるグローバルTier1サプライヤーにならないと、単に…ブレーキならブレーキ、サスならサスって、狭い個別世界で縦に掘り下げる形で部品を作っているだけでは、これからの世界、部品メーカーは生き残れない…という事でしょうね。
また、内燃機関時代の終わりが近づき、パーツメーカーのリストラクチャリングが必要になってきているんだと思う。
そこで、リストラを兼ねて、ボッシュやコンチネンタルのような巨人(巨人)に対抗すべく、日立とHONDAがまず系列のパーツメーカーを経営統合するんだと思う。構造的な問題なので、日立とHONDAだけに終わらず、この世の流れは当分続きそうですね。
さて、僕たちが気になるのが、オートバイ分野において、現在までよく知られている「ケーヒン」や「ショーワ」「ニッシン」「トキコ」(日立オートモティブシステムズのブランド)などの統合される各ブランドは、ブランド名としてはどうなるのか🤔❓ですよね。
この問題はどうなるのかというと…
“これら各製品についてのブランドは、企業価値最大化の観点から、当面の間、今のまま継続使用する予定”
だそうです_(^^;)ゞ!
「当面の間…」という下りが少し気になるところではありますが、すぐに、我々の買ったバイクのブレーキキャリパーやサスペンションに「HITACHI」とか「Astemo」っと書かれたものが出回るわけではなさそうです。
でも、将来的には、ブランディングの観点から、たぶん…統一ブランド名「Astemo」で、製品を出していくんでしょうね。僕の想像ですけど…も。
将来、「Astemo」って刻印されたpartsが出回ったら、「なんだ?この訳のわからない会社は?」と思わず、「あっ!これは旧SHOWA、旧KEHIN、旧NISSIN、旧TOKICOね!」って思わないといけないかもです。