「とにかくなるべく速いマシンを!」
「レースで勝てる仕様を!」

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…っと割り切るなら良いんですけど、

普段乗りマシン、ツーリングマシンとして、ガンガンに使い込んでいくなら、

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カスタムで大事なのは、個人的には…「バランス」と「耐久性(TOUGHさ)」だと…思ってますが、なかなかそこら辺を維持するの…難しいような気もする。

とくに、まるで「楽器のようにハーモニー」(チューニング)が創り込まれる…YAMAHAが、そのDNAと情熱を惜しみなく注ぎ込んだYAMAHAの家宝のようなモデルは、尚更です。TMAXはそれに該当する。

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もともと…ものすごい絶妙な擦り合わせチューニングの上に成り立っている。

YAMAHAは"感動創造企業"を標榜してますが、TMAX530は、その中でも特に…「乗り手の五感に訴えかけるような官能性能」の作り込みをとても大事にしている。

もはや、楽器のチューニングレベル。
まぁ、楽器屋がそのルーツですしね!

そこら辺の微妙なチューニングに、ものすごい莫大なコストをかけている。ユーザーがカタログを比較しても全くわからないようなレベルの…フレームの熟成とかを、細かくやり続けている。

その「楽器」みたいな細かい微妙なチューニングの積み重ねが「気持ちいい官能的な走り」を生み出していて、それが排気量やカタログスペックでは語れない…TMAX530の大きな魅力だと思っているのですが…

それを(バランスを)壊さないように、耐久性を損なわないようにカスタムするのって、たぶん素人にはめちゃくちゃ難しい!

でも、性能をさらに向上させたいパンチ!にひひ

そんなジレンマを解消してくれる方策の1つが、メーカー公認の…コンプリートカスタム車です。

TMAX530の場合は、YAMAHA専門でカスタムパーツ製作をしている…RC KOSHIENが、一部のYSP連合と共同で、TMAX530のカスタムコンプリート車「TMAX530R2」を5型までは出していた。

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取扱いは「Rコンセプト店」といわれる一部のYSPのみになりますが、カスタム車にも関わらず、YAMAHAの新車保証とYSP保証が適用される。

(>_<)残念ながら、僕が本日NET検索した限りだと、6型はどうやらまだ製作されてないみたいですね。

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【2018.10.11追記】
TMAX仲間のなおにゃんさん♪から、この記事読んでくれて情報入電(^-^)/!!

6型TMAX530のRC甲子園コンプリートカスタムは、typeMだそうです🎵

TMAX530M

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http://www.ysp-top.co.jp/bike/cmplete/tmax530m.html

カスタム内容はミッションのみだそうですが、ノーマルと同じ価格で購入できるらしい!これ、どう考えても…こっち買った方がいいやん(爆)_(^^;)ゞ!

なおにゃんさん♪情報ありがとうございました(*^▽^)/★*☆♪
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僕は、このR2モデルに乗ってました。

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4~5型TMAX530を探していて、そのバランスと耐久性を維持しながら、もうちょい性能UP!させた…カスタム済みの車両はないかな⁉️って探すなら、R2の程度の良い中古車を買うのも1つだと想います。

ちょっと…R2がどんなマシンなのか?少しご報告をしたいと思う。

まず、価格ですけど…

僕は特別仕様車「IRON-MAXモデル」をベースとしたR2に乗っていたので、その比較で行くと…

普通の5型IRON-MAXで税込1,090,800円
そのR2仕様のIRON-MAXで1,274,400円

R2は、ノーマル比で+183,600円UP!っていうことになります。

カスタム箇所は、RC甲子園はマフラー以外は「企業秘密」っていう事にしてますが、

知ってる人は既にたくさんいて、もはや秘密でも何でもなくなってるので、ここに書くと…「ミッション周り」と「マフラー」ですね。それ以外はノーマルです。

カスタムモデルにも関わらず…メーカー保証が受けれる点と、TMAX530本来の万能性と耐久性をスポイルしない範囲で、チューニングされているのが特徴です。

そのチューニングはかなり絶妙(^^)d!

僕が、元オーナーとして知ってるカスタム内容を、知ってる範囲で書きますと…

僕が把握しているチューニング箇所は、以下の5点。

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(1)ウェイトローラーの変更

ノーマル「18g×8ケ」→「18g×4ケ+8g×4ケ」に変更されている。


(2)WR可動範囲の外側への拡大

R2⬇

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切削加工で、プライマリープーリー内側のWR可動範囲を外側に向けて広げている。

比較の為にノーマルの画像も…添付⬇

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(3)落とし込み加工

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⬆プーリー表面中央部を約1mm削り落としし、Vベルトが深く落ちるように落とし込み加工がなされている。


(4)クラッチスプリング強化

これは乗った感じの推測ですが、クラッチスプリングを強化して、高めのエンジン回転でクラッチミートするようにしている。


(5)RC甲子園のHITMANマフラー装着

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このマフラー単体で+10%程度パワーアップしている模様です。

ちなみにこのHitManマフラーを単体で買うと…僕のR2購入当時で税込:177,120円でしたから、R2のノーマル比+183,600円UP!は、本当にコスパ最高です。


この5項目が、ノーマル比での改造ポイントだと思います。

あとはノーマルです。OPTIONでフロントブレーキディスクが用意されていて、この画像の個体はそれを装着している。

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僕はつけてなかった。特に必要も感じなかったですしね。

これらのチューニングの結果、シャーシダイナモ計測でのパワーは、ノーマル48馬力比約2割UP!の…カタログ値換算で57.8馬力としている模様です。

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本当かどうかは判りません(笑)。

いや疑ってる訳ではなく、たぶん本当だと思う思うんですけど…そこまでは感じなかった…っと言う意味です_(^^;)ゞ

パワーUP!してるのは肌で感じます。

でも「ノーマル48psが、+約10馬力もUP!してる57.8psを感じられたか?(・・?」って言われると、そこまでパワーUP!しているようには感じなかった…というのが正直なところです。10馬力UP!までは感じなかったなぁ…

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まぁ、計測機にのせればそういうデータが出る!って事だと想いますが、ド素人が計測機みたいに馬力差を正確に感じるのは、なかなかムリがある話だと思うので、お許しをm(_ _)m。

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でも、確実にPOWER-UPはしてますね!
何馬力UPぐらいに感じた?って細かく聞かれると困っちゃうけど、その程度なら僕でも言えるグッド!

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実は、Power-up!よりも感じたのが、アクセルレスポンスのシャープさです。

ノーマル比で言うと、ちょっと神経質なぐらいアクセルに敏感なマシンでした。ほんのちょっと…数mmアクセルを揺らしただけなのに、マシンが勢いよく前に飛び出そうとする!めっちゃシビアなアクセルでした。街乗りは、慣れるまで相当時間がかかりました(笑)_(^^;)ゞ💧

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右手が腱鞘炎になっちゃう?って思うぐらい、右手に神経…遣わないと…bikeが飛び出してしまうので、慣れるまでは正直…街乗りはしんどかったです。

でも、それがワイディングに連れ込むと…気難しいマシンっと言う心証が一変して「R2…最高😃⤴️⤴️❗❗」って感じに変わるんですよね(笑)!

R2に慣れちゃうと…それが普通になるので、特にそんなにR2が速いとは感じなくなるんですけど、MALOSSIのオーバーレンジキットを組み込んでいる…TMAXを熟知している猛者とbike交換して、その人が僕のR2を試乗したところ…「R2十分速いぞ!」っておっしゃってました。

僕はお借りした…そのMALOSSIのオーバーレンジキットを組み込んでいるマシンの方が遥かに速い!って感じ「これと比べたらR2はマイルドチューンだなぁ…」って言うのが感想でした。

R2の良いところは、カスタム車にしては、とにかく耐久性抜群なところです。

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bike旅やハードなワイディング走行ばかりして、2年で53,059kmまでODOMETERが進みましたが、なお、エンジンもミッションも最後まで快調そのものでした。

さすが、メーカー公認カスタム。

まぁ、そうはいっても、走ってる時のエンジン回転数は、ノーマル比で上がってますし、ノーマル比では負荷は掛かってると思いますから、過信は禁物だと思います。

良質なエンジンオイルを短めサイクルで交換し続けるようなオイル管理は、最低限必要だと個人的には思います。

そんなbikeが、5型TMAX530R2です。

なお、もし…中古車で購入されたら、最寄りのRコンセプト店と親しくしておいた方が良いと想います(*`・ω-)ノ!

Rコンセプト店じゃないと…基本的には、R2ならではのカスタム部分の交換バーツは供給されません。

基本的には…っと言う書き方をしたのは、YSPなら、Rコンセプト店でなくとも、YSPの店同士の付き合いの中で、R2固有の消耗partsなども、Rコンセプト店から横流し的にそのYSPが入手できる可能性があるからなんです。

が、保証の限りではない。基本的に、原理原則では、Rコンセプト店だけがR2を販売したり修理したりできる事になってますので。

まぁ、Vベルトはノーマルやし、プーリーはそう滅多に交換するモノでもないし、消耗品で常に必要になる…R2固有のpartsは、8gウェイトローラーぐらいですね。

これは代用市販品…いくら探してもない(笑)!TMAXにも使える8gのWRってかなり特殊です。

あっ!…あと、注意点ですが、普通のYSPでは、R2がどんなモデルで、どんなところが普通のTMAX530と違うところなのか⁉知らないお店がほとんどだと思う。

もし、中古車のR2をRコンセプト店以外の普通のYSPなどで購入した場合、

そしてそのYSPで、Vベルト交換などのミッションメンテナンスをしてもらう場合、

ここに説明してある…カスタム箇所をメカニックの方にちゃんと伝えておかないと、普通のTMAX530として消耗品交換されちゃう可能性が…ありますよ!

具体的に言うと、WR交換を18g×8コにされちゃう可能性があります。

なので、必ず…R2は、WRが、ノーマル「18g×8ケ」→「18g×4ケ+8g×4ケ」に変更されていることを伝えた方が良いと思う。

そんな感じです🎵

TMAX仲間の間では、歴代マシンの中で最もスポーツ度が高いモデルは、最新の6型ではなく、4~5型だと言う意見でほぼ満場一致です。

年式で言うと…2012年に530ccになった4型が出てから、2016年の5型最終モデルまでです。

5型は、4型の小変更マイナーチェンジ版なので、走りの性能面ではほぼ同一。

変更点は、ヘッドライトのLED化、キーレスエントリー化、倒立フォーク化、4型のアキレス腱のドライブシャフトスプラインのグリス切れ問題への対応、フロントマスクのシャープ化ぐらいで、あの倒立フォークは、見た目重視の名ばかり品で、性能的には4型の正立フォークと何ら変わりませんから、実質は、快適装備の充実ぐらいで4型も5型も走りの性能はほぼ変わらない。

それでも、信頼性と快適性の向上した5型の方がマシンとしては良いでしょうね!

つまり、TMAXの歴史の中で最もスポーツ性能が高い…5型TMAX530で、R2仕様があったら、歴代の純正/(準)純正モデルの中で最強マシンっていう事が言えると思う。

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R2の中古車は、滅多に出てこないと思いますが、かなりオススメのTMAXです(^-^)/!

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こんな雑誌紹介記事も以前ありましたヨ。

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