10年前の7月は
肝臓の術後9か月、
元結婚相手の「離婚しないぞ問題」で揺れていた時期だった。
休日になると何度も着信があった。
体調が回復してきたとはいえ、
私からは復縁のための話ににエネルギーを使えることもできず、休日の日中はテレビをぼーっと見つつ、寝転ぶことも多かった。
そんな時に着信があっても、マナーモードのブーブーなる音を聞きながら、目の前のことしか考えられる余裕しかなく、
「早く鳴りやまないかな、、、」
そう思いながら、ただただ音が鳴りやむのを待った。
ソファーで横になりながら、相手の心情を想像しては、
「ごめん」て思いながら泣いたりもしていた。
そんな
心がどうにも持ち上がらない日に、
ふっと聞いた音楽が心地よかった。
英語の意味があまりわからなくても、優しさが伝わってきた。
You Raise Me Up
You Raise Me Up - Celtic Woman(日本語歌詞字幕) English & Japanese Lyrics - Bing video
今の旦那さんにはすでに出会っていて、
かけられる優しい言葉(そんなときもあるさ)や態度(過度に何もしようとしない)と重なった。
ダウンロードして、
何度も、下手したら1時間以上リピートさせていたと思う。
絶対変な奴だったと思う(笑)
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話は変わるが、いま実家の父が自分の認知症の症状を受け止められず揺れている。
それを聞いて気になって実家に帰宅し、昨日から一緒に過ごしている。
音楽聞いたり、テレビを見る気力も湧かないらしい。
いろいろ家族それぞれが用事があったので、
夕食が2人きりの最中に、スマホでいわゆるヒーリングミュージックをかけてみた。
効果があると期待したわけじゃないけど、
邪魔にはならないといいなと思い、
そして、ただただ一緒においしいね、と言いながらご飯を食べた。
疲れていたり、自分の世界に入り込み過ぎるほど落ち込むときは、
隣にいていつも通りにいてくれたら嬉しい。
何か無理強いするような回答を求めることはしない。
ただ傍にいて、回復を願いつつ、
自分(私)の気分を良くして過ごすこと。
ちょうどいい距離感で。
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食欲はしっかりあるのは有難い(笑)