読書感想になります。
「みんなで知ろう! 新型コロナワクチンとHPVワクチンの大切な話」
コロナワクチンよりもどちらかというとHPVワクチンの話の方が主体かな?
著者については、「こびナビ」で見かけたという人も多いんでは?
この本ではワクチン忌避の歴史についても触れられてます。もちろん、ワクチンによる悲劇が起きた歴史についても触れられてます。だから、露骨なワクチン擁護!という感じの内容でもないですよ?
そうそう、反ワクチンという言葉は使ってません。あくまでワクチン忌避。定義付けもあって、日本語訳になります。
反ワクチンはアンチワクチンだっけ? 忌避はアンチまではいきません。本では触れられてませんが、ワクチン忌避の方が反ワクよりも緩めかな? 不安を感じて避ける人。一方で反ワクは、接種したらダメ!と周囲にまで強要する意味もあると思うんだけども?
話は逸れましたが、ワクチンに異物が混ざって乳児が亡くなる事故っていうのも、遠い過去にはあったのね。
今の反ワクたちが、毒ワク!とか騒いでるのって、そんな遠い過去の話を引っ張り出して、最新のワクチンにも混ざり物がある危険があるかも?と不安を煽ってるのかも?
農薬で言えば、DDTと「沈黙の春」と同じだよな〜・・・
無論、悲劇は忘れちゃいけないわけで、異物混入しないよう厳重管理するようになってるはずなんですけど。そういうのには目を向けないんだよね?反ワクチンの人たちって。
それと、HPVワクチンで、海外ではどんどん接種率が上がり、子宮頸癌も減ってるのに、日本は接種率は低いまま、癌で亡くなる人も増えている。
医療業界では、どんどん安全性に関する論文が出てるのに、全く改善されない。
では、下がってしまった接種率を上げるためにはどうするか?
これは、ある意味、普及と同じだよね?
新しい情報を出しても、専門的過ぎては、一般の人の目に触れることはない。
そうなると、結局は感情論の助けも必要になってくる。
なんかね・・・ツイステのスカリーくんと、スウィングさんの関係に似てるかな〜とか思っちゃった。
素晴らしさを普及するスカリーくんと、それを潰したいスウィングさん。スウィングさんのしてるのは叩き活と同じだよね?
それと最後に、副反応で苦しんだ子たち。彼女たちに大人はきちんと向き合ってたのかな?という話。
普及しない背景には、医療に対する不信感もあるわけだけども。それを分析する研究も。
要は、色々な科をたらい回しになり、断られたりしたことから、医療不信が蓄積され不満ばかりが大きくなる。
そして、大人や政治家は、そんな女の子たちを不憫に思うというよりは、利用したんじゃないか?ということ。
反ワクや反マスクの「子供のために!」という文句。本当に子供のことを思った正義感なのかな?
ワクチンが嫌な子や、マスク嫌いな子に本当に寄り添ってますか?
マスク依存になってる子に寄り添えてるのか?
それは、飛躍しますけど、クマ擁護も然り。クマの生態について、どこまで知ってる?
アリやハチの巣を食べるクマを、あんなものを食べるなんて餌が無いに違いない!可哀想だ!メガソーラーのせいだ!となってません? クマがアリを食べるのは普通ですよ?
読んでて、そうだよな〜・・・・と思うこと多々な内容でした。
































































































































































































































































