こんにちは
ワンコとずっと寝ていたい、そんな日です。
先日、研修会社の人と話していて
（企業研修の講師をしています）
こんなことを聞かれました。
「話すことと聴くこと、どちらが得意ですか？」
実は、すごお～く答えに悩みました。
どっちだろ・・・？？
皆さんはどちらが得意ですか？？
私は以前は人の話しを聴くのが得意、
と思っていたんです。
でも3年半前娘が不登校になってから、私は
娘の話しを「聴く」どころか、毎日毎日
心無い言葉を投げつけていました。
「なんで起きないの？？」
「なんで一日中動画ばっかり見てるの？？」
「これからどうするつもりなの？？」
などなど・・・
こんな言葉は娘を責めるだけで、なんの解決にも
ならない言葉たちです。
あるときは、少し猫なで声で
「ねえ、ママに何があったか話してくれないかな？
何でも聞くから・・・。」
と言ったところ、、、
「聞く、って言ったって話せばいつもママに
論破される！聞いてくれたことなんてないじゃん！！
ママの言うことは全部正しいよ。でも・・・
私は聞いてほしいのに聞いてくれない。
だから何も言いたくない！！」
と言われました・・・
ショックでした・・・
聞いてない？？論破？？私が・・・？？
聞く、訊く、聴く・・・「きく」って・・・
娘は私に「聴いて欲しい」と思っていたのに・・・
私は聞く前に言葉を被せて、当たり前の正論をただ
「私自身のために」浴びせているだけだった・・・。
娘の想いを、気持ちを、考えを、私の先入観や
思い込みなく素のままで、聴いたことがあっただろうか・・・。
「ママ、聴いて！！！」
きっと娘はもうずっと前から、私に「聴いて」ほしかったんだ・・・。
ただ、聴いてほしかったんだ・・・。
正論だけのアドバイスなんていらない。
ただ、聴いて、背中をさすって、うん、うん、って・・・。
話して、聴いてもらって、そうしているうちに、人は
自分の中の答えを見つけることができる、って
キャリアコンサルタントの資格試験のときに
さんざん勉強して実習したのにな。
自分のこととなると、そんなこと吹き飛んじゃうんだな。
でも・・・娘のその言葉で私は目が覚めました。
「聴こう！！全身を使って、聴こう！！！」
あの時、娘が私に言ってくれなかったら、きっとまだ
私と娘は平行線のままで、娘もベッドから出られなく、
大学入試の挑戦しようとは思わなかったかも知れない。
今も時々、聴くより私の考えを言いそうになるけど・・・
娘のあの時の「聴いて！！」の声が私を止めてくれます。
「聴く」こと・・・。
あなたは、お子さんの話しを「聴いて」いますか？？
今も苦しみのさ中に居るあなたに少しでも届きますように・・・
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