以下の3名のセミナーを受講しました。
■藤田 晋 氏
サイバーエージェント 代表取締役社長
新サービスを生み出す仕掛けとサービスを伸ばす取り組み
NTTデータ 代表取締役社長
加速する技術革新の先にある「淘汰」と「創造」
~未来を見通すNTT DATA Technology Foresight
レポートはこちら にありました。
■為末 大 氏
元プロ陸上選手
世界で戦うということ
メモです。
藤田 晋 氏
サイバーエージェントがどのようにして新しいサービス(事業)を生みだし、育てているのかが、具体的な事例と共に紹介されました。
「合宿」の頻度が高いですね。役員8名による合宿は3ヶ月に1回だとか。
アイディアの内容を「詰め切る」ための「詰め切りセンター試験」という名の1泊2日の合宿や、新規事業案を競い合う1泊2日の「あした会議」。
ネーミングもいいです。
必ずそこにはチームワークでの競争が仕組まれていました。
売上の競争ではなく、アイディアの競争だそうです。
非常に巧妙ですね。組織のマネージメントに刺激を上手に使っているんでしょうね。
社内で働いている方は知り合いにいないので、実際にどんな雰囲気(ぎすぎす感とかあるのかな?)はわかりません。
ただ、若手が事業責任者に抜擢されたり、成果の喜びを仲間と分かち合える環境というのは、なかなか日本のこの規模の他の上場企業にはなさそうですよね。
私にはついていけないと思います。この種のプレッシャーや刺激は苦手です。
気になるキーワード
小さく産んで大きく育てる
愚直に改善を続ける
仕組み化
いろいろアイディアをいただけました。
こういうお話を聞いた後、自分レベルでどういう形にして行動に移せるかが一番大切ですね。
岩本 敏男 氏
今までの技術の進化方向性とその時間軸の説明がありました。
19世紀:機械化による「肉体労働」における単純作業の自動化
19世紀:機械化による「肉体労働」における単純作業の自動化
20世紀:IT化による「知的労働」における単純作業の自動化
今後:IT化の進歩による「肉体労働」と「知的労働」とにおける判断・創造作業の自動化
時間軸で見ると、次の大きな変化はあっという間に訪れることが予想されるとのこと。
いろいろ妄想してしまいました。
気になるキーワード
環境に適応していくこと
自らが変化を起こしていくこと
為末 大 氏
具体的なエピソードの中で、為末氏が重ねてきた工夫の一部を垣間見ました。
記録が伸び悩む期間を経て結果を出してきた為末氏の言葉には重みがありました。
コーチなしで自分で海外のレースを転戦してきたことはけっこう有名ですよね。
これはちょっと普通じゃないです。
あと、中学校時代の100メートル、200メートル、400メートル、走幅跳、3種競技ですべて日本一だったという逸話の紹介がありましたが、これを聞いて、むちゃくちゃ驚きました。
運動能力が段違いなんだとわかりますよね。
この運動能力を、世界で戦うために「400mハードル」という競技で生かしたわけです。
ご本人の言葉「勝てるものを選ぶ」というのは、そのとおりですね。
気になるキーワード
例外のまねをしても、目指す成果は得られない
勝負時に躊躇せずに選択する(即決するためには、常日頃から欲しいものを思い続けている必要あり)
モチベーション管理は、「将来のゴール」と「ゴールを目指す今の自分」で行う
挑む姿勢で生きていれば、失敗は活きる
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