【Word】ページをまたぐ表を次ページの先頭から開始 | みんなのワードマクロ

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これまでに、「ページをまたぐ表を次ページの先頭から開始(その1) 」、ページをまたぐ表を次ページの先頭から開始(その2) 」、「ページをまたぐ表を次ページの先頭から開始(その3) 」と3つの記事でマクロを紹介してまいりました。

この作業は、手でやってもいいわけですよね。

そんなわけで、続きでマクロ(その4)を紹介する前に、「ページをまたぐ表を次ページの先頭から開始(その3) 」を手動で行う方法を紹介いたします。


最近よく話題にするクイックアクセスツールバー と検索機能との組合わせで行います。



▼考え方

すべての表を1つ1つ確認します。その表がページをまたぐ場合に、表に対して段落書式の「改ページ位置の自動修正」機能の、「段落前で改ページする」を用いて表を改ページします。


というわけで、

・表を探す

・「段落前で改ページする」


の2つの実行方法をそれぞれ紹介します。




表を探す

右側の垂直スクロールバーの下にある「ジャンプボタン」を使います。

こんなところに便利機能があるのです!



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真ん中の○ボタンをクリックします。


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するとメニューが表示されます。

ここでアイコンを選択すると、カーソルがアイコンに合わせて移動します。

上記の例では、「表」のアイコンをクリックしましたので、カーソルが、次の「表」のセル(1,1)に移動します。

そして、これだけではありません。



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○の上下にある矢印が青色になりました。


これは、前回の検索対象が保持されているという印です。

一度「表」を検索した後は、この矢印の上下を押せば、前の「表」と次の「表」を順番に検索することができます。

便利です。



これ、覚えてますか?


前回の検索結果を、「検索と置換」ダイアログボックスを閉じた後でも検索できる、あの機能です。

以前も紹介したことがありますが(「ジャンプ一覧の表示方法 」)、以下のショートカットキーで実行します。

[Ctrl] + [PageUp]  と  [Ctrl] + [PageDown]

です。


そういうわけで、この矢印ボタンかショートカットキーにて、文書中の表を次々と確認することができます。



「段落前で改ページする」

表を1つ1つ確認する準備ができました。

必要に応じて、[段落] ダイアログボックスの[改ページと改行] タブにて設定を繰り返します。


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ただ、繰り返し作業が少し面倒なのです。

たとえば、[段落] ダイアログボックスの[改ページと改行] タブを表示させた状態では、文章を書くことも文字列を検索することもできません


そのため、段落設定をするためには、[段落] ダイアログボックスを開いて、閉じて、の繰り返しになってしまいます。

そんなわけで、クイックアクセスツールバーなのです。


カスタマイズをします。

こちらの記事(「クイックアクセスツールバーにボタンを追加する 」)を参考にして、[オプション] ダイアログボックスのクイックアクセスツールバーの編集画面を表示します。

そして、以下のように「段落前で改ページ」のコマンドをクイックアクセスツールバーに設定します。


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こうすれば、「段落前の改ページ」を簡単に行うことができます。



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