選択されている文字列を文書内で検索するマクロ（文書の末尾で検索をとめたりとめなかったり）

前回の記事「選択されている文字列を文書内で検索するマクロ 」にて紹介したマクロの改造版です。

前回のマクロは、文書全体を検索対象としていました。

今回のマクロは、文書の末尾まで検索したら、いったん以下のメッセージを出して、検索をとめます。





[はい（Ｙ）]ボタンをクリックすれば、文書の先頭から検索が再開されます。


▼マクロ

Sub Search_Text_2()

Dim myText As String　　　' 選択されている文字列

If Selection.Start = Selection.End Then
　　myText = ""
Else
　　myText = Selection.Text
End If

'あいまい検索を実施
　　Selection.Find.ClearFormatting
　　Selection.Find.Replacement.ClearFormatting
　　With Selection.Find
　　　　.Text = myText
　　　　.Replacement.Text = ""
　　　　.Forward = True
　　　　.Wrap = wdFindAsk
　　　　.Format = False
　　　　.MatchCase = False
　　　　.MatchWholeWord = False
　　　　.MatchByte = False
　　　　.MatchAllWordForms = False
　　　　.MatchSoundsLike = False
　　　　.MatchWildcards = False
　　　　.MatchFuzzy = True
　　End With
　　Selection.Find.Execute
 
End Sub


▼解説
上記の青文字部分を変更しました。

この部分の設定により、以下のように検索方法が変化します。

.Wrap = wdFindAsk
文書の末尾で検索をいったんとめて、検索を続けるか否かを質問します。Find したあと、Askですね。

.Wrap = wdFindStop
文書の末尾で検索を終了します。

.Wrap = WdContinue
文書の末尾に来たら、続けて先頭から検索を再開します。

目的に応じて使い分けてみてください。


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マクロコードの登録方法