ビジネスメールを切り口に、これだけエンターテイメント性が高くて学びの多い本を書けるなんてすばらしい!
本書では、ビジネスメールについての
(1)発信のマナー
(2)受信者に発信者の意図が伝わる書き方
などが紹介されています。
ちょっとした工夫で、あたなの印象が変わりますよ。
私は、さっそくいろいろと使わせていただいております。
- ビジネスメールの常識・非常識/平野 友朗
- ¥1,470
- Amazon.co.jp
ここが面白い!5点紹介します。
(1)項目ごとにタイトルが工夫されています。
添付ファイルに関するルールに関わるお話しは、
受け取る側は大迷惑!「大量添付女子」
みたいな、タイトルです。クスッと笑えます。
(2)具体的なビジネスマナーを学べます。
・添付ファイルの大きさってどの程度まで許されるの?
・宛名の書き方は?
・上司には、cc:で送るべきなのか?
・どこまでカジュアルに(絵文字など)書いてもいいのだろうか?
こんな疑問にさくっと答えてくれます。
しかも、腑に落ちる説明なんですよ、これが。
(3)メール文の添削を楽しめます。
メールの悪い例とそれを添削したよい例が掲載されています。
そして、その理由も書かれています。
日々の仕事で役に立つヒントを楽しみながら学べます。
(4)会話文が楽しい!
楽しめる理由というのは、軽快な会話にあります。
著者の平野友朗さんと直井章子さんの会話で、メールの書き方が説明されています。
その会話が味があって面白いのです。
これは、読んでみてのお楽しみ。
(5)ビジネスメールの実態調査は統計データ付。説得力あります。
「メールの返信を1日以内に欲しいビジネスパーソンの比率は?」
答えはP.39をご覧ください。
ぞっとしました(汗)。
おまけ
この本は、日経BPのPC Onlineで連載されているコラム「美人研究員は見た!ビジネスメール事件簿 」を再編集されたものなのですが、このコラムが好きな方はぜひ本書を手に取ってみてください。
私も、実はこのコラムが好きで、かつて読んだ「ぼくらの“殿様”戦争」勃発中 は大変参考になりました。
会員登録(無料)で、全文読めますよ。
この記事は、本書にも載っています。