エミちゃんがトイレに行ってから、15、20、30分経過!もう少し待ってみよう。必死にお通じを出していたら、失礼だから!

40、50、60分!もう!だめ!限界だ!トイレに向かって私は全速力で走った。

トイレのドアを軽くトントンと叩いてみた。「エミちゃん!大丈夫?」

 

エミちゃんは、小さな声で「お通じは出なかった、けど、気持ち悪くて吐いたんだけれど、食べてないから何も出ないの!」私は「苦しかったでしょ!ごめんね!変な薬を飲ましちゃって!」エミちゃんは、セリカちゃんのせいじゃないよ!私が自分の意志で買ったんだから!

「エミちゃん!もう、その宿便剤は飲むのは止めた方がいいからね!」エミちゃんは納得してくれた。「エミちゃん!あんまり酷いのなら、女主任に頼んで病院に行かせてもらおうよ!」と私が言うと、エミちゃんは、吐き気も止まったので大丈夫といういつもの明るいエミちゃんに戻っていた。私もほっとした。

この時、しみじみと思ったことがある。断食をしているときは、余計な薬なんぞ飲んではいけないと大いに反省し、翌日からエミちゃんと一緒に利尿剤も飲みことを止めたのである。