はぁ…、やっぱまた打ちひしがれた。
初めてやった時、全く思う様にならず、しゅんとなって高座を降りて、モロさんに

「落語って、出来ると思っちゃうんだよね…」

と言われて凹みまくったのを思い出した。
その「轍」を踏まない様に、一目上がりの時以上に稽古はしたつもりだった。なのに…である。打ち上げの時に、一琴師匠から「稽古の仕方」のお話しを聞いて、とっても勉強になった。次は絶対そうやって稽古しよう。

「つっかえたら頭から」

これをやっていると、まぁ、つっかえるわけだから頭に戻る、そうすると噺の前半はむちゃくちゃ稽古する事になって「前半」「後半」の出来の差(覚えの差だね)がエライ事になってくる。だもんで、今度は後半を重点的にやるんだけど、どうもそのバランスが悪かったようで…。
今回はたっぷり稽古したハズの「前半」がズタボロだった…。「小野小町」までは、何喋ったか覚えてないもんなぁ…。後半「太田道灌」の絵の所からは、何とか思い通りになったのではないか(と言う気になっている)

「これを都々逸なんてぇとこみると、おめぇもよっぽど歌道にくれぇな」

「おう、角がくれぇから、提灯を借りに来た…」

どんだけホッとした気持ちでこの「サゲ」言ったか(笑)

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「格好だけは…」

実は、始まる前に師匠から「道灌」と言う噺は難しいと思いますよ。と言われてビクッっとなっていた。と言うのも「落語の基礎」が殆ど入っているそうな…、だからこその「前座噺」なんだね。しかも、柳家は、入門するとまずこの噺を教わるそうな…。師匠にとっても思い入れの深い噺なんだね、ハードル上がりまくりあせる

終わってから、一琴師匠から、こんなお言葉をいただいた

柳家一琴今日のひとこと

嬉しかった。やっぱ落語、面白いよ!