人は、無気力になると
自分の中にもともとある
磁力を失ってしまいます。
磁石に例えるなら、
本来は、
鉄(=自分が引き寄せたいもの)を
しっかり引き寄せる力があるのに、
水分(=いらないもの)が付着して、
少しずつサビていく。
その「サビ」が蓄積されると、
磁力はだんだんと弱まり、
やがて自分にとって大切なものすら
引き寄せられなくなってしまうのです。
このサビには、
人間関係からくるものも多く含まれています。
・過剰に期待されて応えようとしたこと
・本当の気持ちを抑えて関わった関係
・愛されるために無理をした習慣
・過去の傷や、他者からの否定の記憶
こういった感情や思考が、
心の中に知らず知らず蓄積されていき、
「磁力」を曇らせていくのです。
本来は誰しもが、
自分にぴったりのご縁や機会、
夢を引き寄せる磁力を持っているはずなのに、
日々の中で、無理を重ねた環境、
自分にとって必要のない人間関係、
過剰な情報や期待などが
少しずつ蓄積されていくと、
その「本来の磁力」がサビつき、
弱まっていってしまうのです。
気づけば、
疲れて動けなくなったり、
何が好きかわからなくなったり、
心がどんよりと曇ってしまうような状態…
それは、磁力を一時的に
見失ってしまっているサイン。
でも、これもまた大切な今世のテーマ。
わたしたちは、「人との関わり」を通して、
ほんとうの自分自身に還る旅をしているのかもしれません。
だからこそ、
サビをただ嫌うのではなく、
「この経験があったから、わたしは自分を知れた」と
やさしく受けとめ、
不要なストロークや肩書き・役割を
一つひとつ手放していくとよいですよ。
あなたの中にも、
ずっと「これって弱さなの?」と
思ってきた何かがあるのではないでしょうか。
・小さな変化に気づいてしまうこと
・人の裏側の気持ちを感じすぎて、疲れてしまうこと
・空気を読みすぎて、自分の声を後回しにしてきたこと
でもそれ、本当のやさしさを、
あなたが持っているということ。
繊細さは、傷つきやすさではありません。
それは、世界の微細な声を
キャッチできる「感性のアンテナ」。
そのアンテナがあるからこそ
・人の奥深くにあるまだ言葉にならない想いを感じ取れる
・表面的なノイズを超えて、本質を見抜くことができる
・波動を調律し、空間や関係性を整えることができる
あなたが「感じすぎる自分」を
責めたその瞬間にも、
実は世界は、
あなたのような人を必要としていたのです。
例えば、あなたは
どこか場の空気や、
人の気持ちの裏側を感じていたり、
言葉よりも、
沈黙の中にあるものに耳を澄まし、
目に見えない波のような違和感に、
心がざわついたりする。
それは、何かの異常ではなく
「本質に触れる力」。
相手がどれだけ言葉でごまかしても、
その背後にある不一致や無理を感じ取ってしまう。
誰かの心が閉じていると感じたり、
言葉と態度が食い違っていたり、
自分への扱いが急に雑になったとき、
その場にいられなくなるのは、
魂が本当のものを求めているから。
あなたの役割は、
他人のとの関わりの中で、
お互いの中で眠っていた本気や才能が引き出され、
その後、一気に開花していく触媒。
せっかくの才能があっても
自分にとって必要のないものや、
不要な刺激、無理な人間関係、過剰な情報が
少しずつ少しずつ、自分の内側に溜まっていくと、
本来の力、つまり自分らしい磁力を失っていきます。
でも大丈夫
磁石は磨けば、
また磁力を取り戻せるように
わたしたちもまた、
ほんとうの「わたし」とつながることで、
自然と必要な人、つまり本質的な関係性を
引き寄せる力を回復していけるのです。
今、あなたが「違和感」と感じていることは
魂が本来の自分へ戻ろうとしているサイン。
今、あなたが「ほっとする」と感じる人や時間は
あなたの磁力が戻りつつある証です。
自分が喜ぶほうへ進むことで
サビた心を磨いていくことに繋がります。
不要なものをそっと手放し、
心を静かに整え、魂の声に耳を澄ませる
そうして一枚一枚、
サビを落としていくことで、
再び「本来のわたし」として、
世界と共鳴できるようになっていきます。
この感性こそが、磁力を取り戻す鍵であり、
本当に欲しかったものを呼び寄せる羅針盤。
誰かのための人生ではなく、
自分自身の魂がよろこぶほうへ
ほんとうの「磁力」をとり戻していきましょう。