宇宙エネルギーは
いつも、わたしたちに降り注いでいる。
見上げなくても、
手を伸ばさなくても
ただ、受けとる準備ができていれば、
そっと、あたたかく、
降りそそいでくれる。
その入り口は、頭のてっぺんにある。
目には見えないけれど、たしかにある
宇宙とのパイプ。
そこがすーっとキレイになると、
曇っていた心が晴れて、
何気ない日常が
キラキラと光りはじめる。
すると、ふしぎと
「今が楽しい」と感じられるようになる。
今が楽しいと、
宇宙エネルギーはどんどん流れ込み、
まるで泉のように、
内側からあふれてくる。
見えないけれど、
わたしたちは、
常に何か大きなもの
とつながって生きている。
それを「宇宙エネルギー」と呼ぶか、
「自然の流れ」と呼ぶか、
あるいは「運」や「流れ」でもいい。
目には見えない何かが、
わたしたちの内側と外側をつないでいる。
そのつながりが強く感じられるとき、
なぜかタイミングが
ぴったり合ったり、
自然と必要な人や言葉が
目の前に現れたりする。
「なんとなくうまくいく」
「わけもなく安心している」
そんな状態は、
実は自分が宇宙とちゃんとつながっているサイン。
そのつながりのパイプを整える方法は、とてもシンプル。
深呼吸をして、
いまの自分の感覚に意識を向けてみること。
「今、何を感じている?」
「どこか緊張してる?」
「嬉しい? 寂しい? 不安?」
そうやって、自分の内側と
ちゃんと会話ができるようになると、
自然と、外の世界との関係も変わっていく。
人は、感情とエネルギーでできている。
だから、目に見えないものが
実は大きな影響を与えている。
この見えないエネルギーとのつながりを、
少し違う角度からたとえるなら
人は、洗濯機みたいな存在かもしれない。
洗濯機がコンセントにつながれて動くように、
エネルギーという見えない電源と
どこかでちゃんとつながっていて、
日々の経験や感情を、
ぐるぐるぐるぐる回しながら、
不要なものを手放し、
必要なものを残して、
また新しい自分へと生まれ変わっていく。
水や石鹸で服を洗うように、
「目に見える大切なこと」も、
「目に見えない大事なもの」も、
どちらも抱きしめながら。
言葉にしなくても伝わるやさしさとか、
気づかないうちに誰かに与えている安心感とか、
そういう見えない価値を
循環させていくことが、豊かさの本質なんじゃないかな。
そしてそのエネルギーは、
まわりの人たちへと伝わり、
ご縁のある人たちの心を、
そっと、あたためていく。
あふれたやさしさは、
大地や空や風に還り、
まためぐって、別の誰かの元へ。
ご縁のある人たちとの関わりのなかで、
わたしたちは少しずつ、
自分の存在が人を癒していたり、
逆に、誰かから勇気をもらって
生きていることに気づいたりする。
そうして、あふれた思いや喜びは、
また自然に、誰かにめぐっていく。
それが、この世界の
「美しい循環」だと思う。
美しく循環するエネルギーの世界。
その真ん中で、
わたしたちは、今日も生きている。
そして、出会う
ふれあう
それは、偶然なんかじゃなくて、
小さな奇跡の連なり。
人と人とが、心で関わるとき。
そこには、言葉よりも深い贈りものがある。
それが、「ストローク」。
誰かに見てもらえた、
認めてもらえた、
触れてもらえた、
という感覚。
生きるために食べ物が必要なように、
心には、ふれあいややりとりという
栄養が必要。
人と人がふれあうとき、
そこには
「心の栄養|ストローク」
が生まれている。
触れられることで育まれる心のぬくもり、
交わされるまなざし、
かけられるひとこと、
そっと差し出される笑顔、
それらすべてが、
私たちの「心の栄養」になっていく。
だから今日も、
少しだけ勇気を出して、
あなたの光で、
誰かを照らしてみてください。
あたたかいまなざしを向けること、
声をかけること、
そっと手を差し出すこと、
そのすべてが、
目には見えないエネルギーとして伝わって、
自分も、相手も、元気になっていく。
それが、
「わたし」がこの世界にいる意味なのかもしれない。
ふとしたその一瞬が、
誰かの宇宙をやわらかく照らす始まりになるかもしれないから。
そしてまた、
その光はあなたの元へ、
やさしくめぐって返ってくる。
ふれあいが、めぐる。
ことばが、ひらく。
わたしが、ここにいる。
そんな循環のなかで、
わたしたちは、
育まれながら、生きているという、
シンプルで静かな実感を、
日々の暮らしの中で
少しずつ大事にしていけたなら
それが、
現実を変えていく、
確かな一歩になると思うのです。
あなたの本質が、
やがて世界そのものを癒しはじめる
そんな時代が、もう始まっています。
あなたのあたたかさは、
きっと今日も、誰かの宇宙を照らしています。
その優しい光が、巡り巡って、
またあなた自身を包んでくれる。
そんな日々を、これからも一緒に。