息を大きくすったら
肺がぎゅーってなって喉の下の方が痒く締まる感覚。
臭い臭いと騒がれるアルコールの籠った吐息ですら、
白くなじんでちょっとしたアートにも成りえるの。
東京は、山口と違って、陽が昇るのが早くて、沈むのも早い。
おかげで誰しも夜型人間だし、
僕が知ってる夕方は15:00過ぎたら早々と表に出る。
そんなに僕は寒くないのに、
新宿を歩くと、驚くほど着込んだ人が多いからって、
みんなに見えてる季節にのっかろうと、無理に着込んで、
ヒートテックが汗ばむから、家についたら、うがー、ってなる。
ツイッター、ね。
1か月前から、ほとんど顔を出さなくなって。
おかげでもなんでもないんだけど、
びっくりするほど連絡する人とかしてくれる人が減った。
数えるに、メール等々のやりとりしてるのが4人。うちスタッフ2人。
えー。まじかー。ってぐらい、一人でぼーっとしてます。
声も、出す機会も減ったから、
ちょっとずつ喉が変わってくのがわかる。
あの枯れた声で歌いすぎてたせいか、
出さなかったおかげで、ちょいと声がよくなった。
最近はもっぱら
曲作って、これいいんじゃない?とか思ってわくわくして、
いつか誰かが聴いてくれたらなって思って、終わり。
あらま、生産性のせの字もないこと。
意味のないことこの上にゃいぞ。
曲作る意味。ね。
僕の大切な誰かが、にこって笑って「いい曲だね」って言ってくれたら、
別にそれだけでいいのに。
金も名誉もなんもかんも、あんまいらないから、
そんな、くだらない笑顔が欲しいの。
うん。
あんまり好きになれない距離ばかりがわかっちゃった昨今。
この一か月、あまり人に会ってない。
正直、会えない。
空洞になった体を抱きしめても、
36度前後の体温が体にくっつくだけなんだなって思った。
空洞じゃないものが欲しいね。
隙間風が寒いから、空洞の体はやだよ。
なんだろう。
みんなピーマンだ。ピーマン。
あららら。
また文字にして読み直すと、何言ってるかわかんねーや。
まとまんないまま文字にするなって幾度も怒られたのにさ。
寒いの嫌い。独り嫌い。
手袋は逃げだって思って耐えてる。
ああ、海、行きたいや。