ほんのすこしの何かが
引き潮のようなイメージで僕の中の沈殿物を露わにしたせいで
雨がより一層邪魔なものに見えます。
ため息が白くならないくらいなら、寒くならないで欲しいし
汗がこびりつかないくらいなら、暑くならないで欲しいです。
「僕の未来に君はいない」なんて
一人部屋で言い聞かせるんだ。
今西淳さん聴きながら
どうしようもない湿気と交際中。
どうしようもない不満さえも
僕の中で美化しようとして音楽に還元できればいいと思ったけど、
たまには爆発して、収集つかなくなって
体が動かなくなること、それが馬鹿馬鹿しいくせに、
そうなってる今があって。
変わり映えのない絵を見てるから。
だから僕は鬱傾向なんだって思いついたので、
部屋のもの、めちゃくちゃ変えたろうって思いました。
いつかのどこかの思い出の品とかも
なんもかんも捨てようと思いました。
でも捨てれませんでした。
捨てたくないことばかりでした。
足かせのようなそれと共に
また日が沈むのを眺めました。
明日も雨が降るのかな。