私の好きな孤独 松田美由紀 | どうなっても良い日記

私の好きな孤独 松田美由紀

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ブログ放置なんて当たり前さ(^O^)



絵画や写真集等のアート本収集が趣味だったりする。



いつかは六本木のTSUTAYAのスタバ見たいに本棚の大きな部屋にしたいのさ。



ただなんとなくの収集は嫌いです。
古本で沢山安く集めはできますが。
見てひっかかる物が良い。
何か感情を左右してくれるような。
ブランドや流行、有名写真家とか画家じゃなくて、『これ抑えとけば間違いない』とかいらないんですよ。
見て染みるものを手にしたいです。



で、長年気になっていたこちら。



松田美由紀さんの『私の好きな孤独』です。



写真家は言わずと知れた松田優作さんの奥様です。



女優さんの写真?とナメたらいかん。
これは見た人間から言わせてもらえばかなりハンパないクオリティーです。
中身を紹介できないのが惜しいですがまずこの表紙。
あ、先に断って起きますがヌード多数です。
表紙もヌードです。
ただこの部屋の感じ、暗さ、モデルの孤立感。
引き込まれます。
表紙からやられます。



モデルは片山瞳さんと言うかたです。



そもそもこちらの本は映画『世界はときどき美しい』の派生物なんですよね。
松田美由紀さんも片山瞳さんも映画に出てます。



しかし、まさかそこから二年もかけて松田美由紀さんが片山瞳さんを撮り続けるなんて凄い。



松田美由紀さんが被写体として片山瞳さんに惚れ込んだんでしょうか。



いや、中身見たらわかりますが惚れ込んだんでしょうね。心底。



とにかく片山瞳さん。
アートです。



プロポーションも素晴らしいですが、なんて言うか人間くさい。
表情も人形みたいにベラボウに美しいとかパーツがキッチリ整ってるわけじゃないんです。
悪口じゃなくて温かいんですよね。
人間くさい。とにかく。
よくアート本に有りがちな華奢な線がでた女の子と言うのでは無く、素晴らしいプロポーションなんですけどちゃんと柔らかいというか。まぁ巨乳さんなんですけど、全身から『生きてる』って感じがすごく伝わるんです。
女性らしく強い、なんだか見ていて安心します。



とにかく片山瞳さん、見惚れます。



テーマである孤独をどう表現しているのか、モデルがどう孤独に表現されているのか、引き出しているのか見て体験してほしい。
松田美由紀さん、天才です。
そんな一冊です。



あ、エロスも多少...かなりあります(笑)



ただアートとしてキッチリ見れます。同性なら純粋に美しく感じとれるのでは無いでしょうか。



オススメ度は文句なし★★★★★です。



あ、ちなみに入手困難です。
これだけはゴメンなさい。
自分はオークションで入手しました。
予備ほしいくらい良い写真集です。
古本で見つけたら後悔しません。ぜひ手にとってほしい。