ミスチルの久々の新作。僕が記事として書くのもかなり久々です。
と言うのも久々に魂揺さぶられるアルバムだったから、書かずにはいられなかったのです。
このアルバムに至るまでは先行のシングルのリリースだけでなく、未発表曲を中心としたファンクラブ限定のライブツアー、そしてその後のライブフィルム(映画)の公開、そして異例のアルバムリリース日までの全国ライブツアーなど期待感を高める工夫がなされてきましたが、実際の内容も本当に素晴らしくて驚いています。
実は映画として公開された『Reflection』を映画館へ見に行ったのですが、この時に聴いた新曲が非常に印象に残っていたので、今回はきっといい作品になるに違いないと個人的にも期待していたのですが、その予想を上回る傑作で驚きました。
リリースの形態がまたユニークでUSBアルバム(23曲)(実際はプラスCDアルバム(14曲)も付属)のスタイルのものと、CDアルバム(14曲)のみのものと2パターンで発売されました。ミスチルのコアなファンには今の全てを余すことなく伝えたいと言う思いから23曲というボリュームで、それ以外のライトリスナーにも訴求したものが厳選された14曲のCDアルバムで楽しんで欲しいと言う思いからだそうです。
しかしながら、CDの{Drip}も厳選されて傑作には間違いないのですが、ここは絶対に{Naked}の23曲を全部聴いてほしいのです。23曲全部が本当に高いレベルの出来で、全部を聴いてこそこのアルバムを聴いたことになると言っても過言ではないと思うからです。
個人的には「進化論」の力強いけれど優しい詞の世界とメロディの素晴らしさに心奪われています。もちろん「Fantasy」「未完」「FIGHT CLUB」「運命」などアップテンポのいかにもミスチルと思わせる無敵感漂うポップロックナンバーも捨てがたいところですが・・・。
初のセルフプロデュース作となりますが、少なくとも僕はもう少し早くこの形態で作品を作って欲しかったと願っていたので、いろんな意味でこの作品に留まらず、今後の活動にも大きな期待をせずにはいられないのです。
20代の頃に自分の思いや生き方に重ねながら聴いていた頃を思い出しました。まだまだ、僕らの年代もイケるんだ、とも感じさせられました。ミスチル、強し!
REFLECTION{Naked}完全限定生産盤(CD+DVD+USB)/トイズファクトリー
¥9,720
Amazon.co.jp