『No Jacket Required / Phil Collins』 | My Wonderful Music Life

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ミュージシャンなシュウの音楽ライフ(時々、その他諸々ライフ)。

更新するする詐欺を長らく続行させてしまってスイマセン(笑)。

久々の更新は僕は大好きなのに何故か今まで一度も取り上げたことの無かった、フィル・コリンズ。ヒット曲満載のベストアルバムで書こうかな・・・とも思ったのですが、思い入れが強いのでこのアルバムで。

何を隠そう、僕が初めて自分で聴いてみようと思って一通り聴いた洋楽アルバムがこれなんです。

洋楽を聴き始めたのは姉の影響で、姉の持っていたレコードやカセットテープを聴いたり、さらには当時深夜に放映されていた「ベストヒットUSA」や「MTV」を見て洋楽にすっかり心酔していくわけです。その中にあって、『NO JACKET REQUIRED』は中学・高校時代と圧倒的に洋楽に傾倒していった僕のリスナーライフの紛れも無く原点とも言えるアルバムであります。

当時のフィルコリンズと言えば飛ぶ鳥を落とす勢いで、ソロアルバム2枚をヒットさせ、さらにこの3枚目のアルバムからもヒットを量産し、さらにその後のジェネシスのアルバム大ヒットへ・・・と「稀代のヒットメイカー」の名を欲しいままにしていました。

とにかく彼の曲はメロディもアレンジもキャッチー。ソウルであったり、ロックであったり、いろんなものを吸収して無敵のポップスに変換していく。
80年代はメロディがしっかりとした曲が支持される時代背景であったことも彼の活躍の後押しになったのではないだろうか。
それに加えて、今改めて気づかされるのは声の魅力と確かな歌唱力。
あと、キャッチーなドラムプレイも。

で、このアルバムもどこからどこを聴いてもポップでキャッチーな曲が揃っています。「Sussudio」や「One More Night」をはじめ、「Don't Lose My Number」や「Take Me Home」などヒットを連発したのも頷けます。MVもそれぞれいいんですよねー。

MadonnaやMichael Jacksonなど華々しく80年代を象徴するミュージシャンは数多くいますが、すでにこの全盛期においてもオジさんの風貌であった彼もその一角を確かに担っていました。アレンジはやはりいかにもエイティーズなので少々のダサさは否めませんが、それを補って余りある魅力は十分にあると思います。珠玉のポップス満載の名盤です。






ちなみにアルバムの意味は「ジャケット(スーツ)着用は不要」。気軽に聴いてよ、という粋なタイトルもいいですね。

フィル・コリンズ 3(ノー・ジャケット・リクワイアド)/ワーナーミュージック・ジャパン

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